前回のお話はこちらからどうぞ。


まず前回のお話で何にしようか悩んでいる、ということでしたが・・・
パワーメーター買いましたm(_ _)m
散々悩んだ結果、SHIMANOのFC-R9200-Pにしました。
ではなぜFC-R9200-Pを選択したのか?新導入 FC-R9200-Pに決めた理由、そんなお話です。
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▶最後まで悩んだ
最近ではお値段は控えめ、それでいて精度も良いと言われている製品も出てきております。価格だけの問題ではありませんが、高いよりかは安いほうが同じ精度であれば良いとも思ってしまいます。

しかしただお値段と精度という単純なお話だけではありません。
パワーメーターには付加価値のようなものが多くあります。
これはもはやサイクルコンピューターのGarminも同じようなことだと考えております。

サイクルコンピューターは各種センサーの数値を画面に表示し、ライドログを残すことができ、時にはナビを使ってみたりできる製品は多々あります。特に最近ではかなり格安、高コスパと呼ばれるモデルも多く発売されております。

ではGarminはというと、はっきり言って超高いです。しっかりと高いと感じております。しかしその価格に納得ができるほどの付加価値がしっかりとあると感じております。
パワーや心拍数、各種数値を用いて算出される数値、トレーニング効果やトレーニングステータス、VO2MAX運動負荷等Garminにしか無い、唯一無二の機能があります。
これが価格が高くてもGarminを選ぶ理由です。

ではパワーメーターはというと、最重要なパワーを測るということをできるモデルはかなりお値段が控えめでもあり、もちろん精度も良い製品もあると思います。
しかしです。
せっかくパワーメーターに投資をするのであれば、様々な情報を見てみたくなるものです。

Garminを実際に使い出すまではシンプルな機能で満足だったのですが、実際に使いだしてみると、、、もうなしでは不自由すぎると感じてしまうのです。

自分の中ではおそらくパワーメーターもそんな存在だと感じております。
これはワタクシ自身の使い方、求めることがトレーニングということがあるからだと思います。
中途半端なものを購入して、またもっと機能を求めてしまうのであれば、いっそのこと多少導入コストは掛かっても付加価値の高い製品を購入してみようと考えました。

付加価値で探すとやはりSHIMANO製のパワーメーターはペダリングバランス、フォースベクトル、ダンシング、シッティングの検知、ペダリング効率等々やはり素晴らしい機能が盛りだくさんです。

▶SHIMANO製パワーメーターに決めるまで
✓機材の一部としてのパワーメーター
購入を検討に入った当初よりやはりクランク型が有力候補でした。
というのもパワーメーターは心拍センサーやスピードセンサー等とは違い、機材の一部分を交換することになる場合が多いからです。ペダル型であればペダル交換になりますし、スパイダーでも慣れ親しんだクランクから交換する必要があります。その点クランク型であれば(クランクは交換にはなりますが)いつもの機材感、いつものシマノクランクで使えるから、というのがもっとも大きな理由です。
ではもうSHIMANO一択になるのか?ということだったのですが、そう簡単には決められなかった理由があるのです。

✓発売当初の評価
SHIMANOの純正のパワーメーターですが、発売当初(発売してからしばらくして?)はお世辞にも高評価ばかりではなかったと思います。
実際にはSHIMANOは圧倒的な業界的なパワーがあること、そして最近は製品提供を多くしている都合上、正確な評価ができる人ばかりだけではなかったというところもあったのかもしれません。おかしいと思っている人たちはいたと思っていますが。。。
低い評価の内容は計測されるパワー値がおかしい、というある意味致命的な不具合とも思われることでした。
実際の内容はワタクシ自身も把握をしていましたが、対策となるアップデートが10月末についに入りました。
互換性のあるDi2リアディレーラー*とペアリングできるようになり,それによりギアの段数情報を受信し、フロントギアのインナー/アウターの位置に応じてパワー値を補正し、測定精度が改善します
詳細は以下のリンクよりご確認をいただけます。


✓バッテリーの摩耗
なんでもSHIMANOのパワーメーターはバッテリー式なのですが、バッテリーの交換ができないということ、これは大きな懸念点でした。
しかしです。
先日も記事内に記載をさせていただきましたが、実際に調べてみるとそのバッテリー寿命は300時間です。
ワタクシの場合、ライド時間は多くて1週間で13時間程度ですので、1ヶ月4週間と考えても52時間。300時間最大に持つわけではないと考えても、5ヶ月は充電しなくても良い計算になります。ざっくりですが3年間で5回の充電です。
リチウムイオンバッテリーの寿命は300回ぐらい~ということですので、、、心配はほぼないと思いました。

これらを総合的に考えある意味唯一無二の機能を持ったパイ、、、ではなくてSHIMANOのパワーメーターを選んだのです。

▶DURA-ACEグレードを選んだ理由
SHIMANOのパワーメーターには2グレードがあります。
DURA-ACE 186,450円(165,990円)
ULTEGRA 154,330円(141,900円)
※カッコ内はチェーンリングなしの価格
価格差は3万円ちょっとです。チェーンリングなしのモデルでの差は2.4万円ぐらいです。

まずクランクでDURA-ACEとULTEGRAはもちろんお値段違いはありますがそれ以外の差はと言うと、、、硬さと軽さぐらいでしょうか。軽さはわかりますが硬さは不明です。

重量差はカタログ値で以下のとおりです。
50-34T 52-36T 54-40T
DURA-ACE 745g 752g 774g
ULTEGRA 758g 769g

基本的にDURA-ACEとULTEGRAのパワーメーター部の違いはというと、双方ともに歪みセンサー数24個で稼働時間にも差はありません。
しかしただ一個だけ違いがあります。それはパワー精度です。
カタログ値でもDURA-ACEは±1.5%に対してULTEGRAは±2%です。
この差に関してはクランク側の精度の差ということでした。クランクの精度によるパワー精度が0.5%とか、そこまで細かいのか、、、という印象でした。

それ以外ではDURA-ACEとULTEGRAに決定的な差があるのです。
それは保証期間です。
ULTEGRA以下のグレードは2年間の製品保証があります。
DURA-ACE(XTR)のみ製品保証は3年間です。

個人的な印象として、パワーメーターは一回購入したら相当長く使うことになるというのは、以前のパイオニアのパワーセンサーからのお話です。
2年で壊れるということはあまりないとは思いますが、正確さを求める計測器である以上、異常があるまま使い続けたくな気持ちもありますので、せっかくならば、、、ということでDURA-ACEにしました。


▶まとめ
ということでDURA-ACEのパワーメーターを選んだわけですが、それにしても、、、高いぞ!(笑)
とは言ってもどこまで活用できるのか、せっかく導入するのでフル活用スべくまずはお勉強です。

ということで今回は新導入 FC-R9200-Pに決めた理由、唯一無二の付加価値に惹かれたから、そんなお話でした。
次回:実際に使ってみたら色々とぶっ飛んだ。。。そんなお話です。



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