パンクはある意味ロードバイクでは運的な要素もある機材トラブルです。
ですができるだけしたくはないものです。
ワタクシ自身は一番最近のパンクは、(完全な記憶ではないかもしれませんが、)昨年の秋頃TPUでうっすらリム打ちのようなスローパンクがあったものの、走行中のパンクはストラバの記録によると2022年11月でした。TPUでのスローパンクさえなければ1年に1度ぐらいだったのですが。。。グヌヌヌ
メカニック目線から、そしてウエットでも寒くなければ雨でも実走メインの練習をするライダー目線から、できるだけパンクを避けるポイントを考えてみようと思います。
ということで今回はロードバイクでパンクのリスクを下げる7つの方法、そんなお話です。

✓本題の前に
走行中に起こるパンクの種類は主に3種類です。
・カット、穿孔
タイヤに異物が残っておらず、鋭いものを踏んだ際にタイヤが切れることで穴が空き、クリンチャーやチューブラーの場合はチューブにダメージを負うことで、パンクするものです。
・異物が刺さる
主には釘や鉄片が多いです。どこで誰が落としたのか、非常に腹立たしくなる気持ちも分からなくはありませんが、運が悪いとタイヤに垂直に刺さり下手したらリムまで刺さります。
・リム打ち
空気圧不足であったり、路面のギャップやくぼみ等に激しく落ちることでタイヤの底づきのような状態で起こるパンクです。
カット穿孔、突き刺し系のパンクは運のようなところもありますので、避けるのは難しい場合もあります。
▶パンクのリスクを下げる方法
①摩耗したタイヤは避ける
最近のタイヤのお話の際には欠かせていただていおりますが、ロードバイクでトレーニングやレースに使うようなハイエンドタイヤは、いわゆる通勤通学お買い物に使うタイヤとは基本的に性質が違い摩耗限界まで使うことを推奨していないメーカーが多いです。
スリップサインはありますが、スリップサインが見えているから安心、ということでなくスリップサインが消えるまでは絶対に大丈夫ということでもありません。
スリップサインが見えていてもタイヤが台形になっていれば確実にトレッド面は摩耗し薄くなっています。

スリップサインの確認はまだ容易ですが、トレッド面はかなり薄くなっているのが確認できます。
摩耗したタイヤは乗り心地やグリップ力にも影響を与えます。
また性能の問題だけではなく、トレッド面の厚みが摩耗し薄くなることで、物理的にパンクをしやすくなります。
タイヤを性能良く使える距離、メーカーやモデルによっても違いますが、あまりにもケチって使うことはあまりおすすめできることではありません。、
②タイヤの種類
最近では便利なもので、様々な状況に合わせたタイヤのラインナップがあります。、
最高の転がり抵抗を叩き出す高性能のTT用タイヤや、超軽量のヒルクライム用のタイヤなど、もあります。しかしこういったタイヤはパンクに強くないものが多いです。
そういったパンクに強くないタイヤを例えば通勤で使ったりすればやはりリスクが高い使い方、ということになります。

https://panaracer.com/sp-content/agilest/より
パナレーサーは乗り方、ニーズに合わせた選択ができる充実のラインナップです。
適材適所、乗り方等に合わせた適切な種類のタイヤを使用することでリスクを下げます。
③チューブも交換する(クリンチャー)
チューブタイヤ同様に古くなってくるとリスクを伴います。チューブも古くなってくることでパンクのリスクが上がります。タイヤだけではなくチューブも定期的に交換することをおすすめ致します。
また昨今のチューブは軽薄型ラテックスや軽量ブチルだけではなく、超軽量なTPUチューブも増えてきました。これらのチューブは組付けの際にチューブ本体だけではなく、バルブ根本等を傷つけないように特に気を使う必要がありますし、きれいにタイヤ内部に収めることが必要です
④適切な空気圧に設定する
一昔前はリム打ちパンクなんてしたもんだったら、周りからブーブー言われた時代があったような気がします。ちゃんと空気ぐらい入れとけ、だったり抜重ぐらいしっかりせぃ!的な、(笑)
しかし昨今ではかなり低圧運用が主流をなっております。
低圧運用のデメリットとしてはやはりリム打ちパンクのリスクです。
どのぐらいでリム打ちパンクをしてしまうか、というとやはり体重だけではなく乗り方や、走るコースによっても差が出てくるところです。
ご自身にとっての最適な空気圧を探り見つける、大切なことだと思います。
ちなみにメーカー公称値の最低圧を入れとけば安心かというと、その限りではないと感じる場合もありますし、絶対にリム打ちしない空気圧よりも少々低いと感じることもあります。

※経験上のお話ですが、Vittoriaの推奨空気圧は安心感のある数値だと感じてます。
⑤シーラント管理
シーラントが古くなることで、本来の性能を発揮できなくなります。
空気圧の保持、自然減圧が早くなります。
またパンクをした際の修復能力も、状態や量でも変わってきます。
あとはシーラントの質です。
はっきり言ってメーカー公称や実験ではうまく止まっていても実際には全然止まらない種類のシーラントもあります。
耐久性と耐パンク性の両立は難しいですが、双方のバランスの取れた製品を選択すること、大切だと思います。
せっかくのシーラントも役に立たなければただの重りです。
適切な管理をすることで、もしもの時にしっかりと働いてくれると思います。
⑥走行ラインを考える
避けるべきところは道路上で砂利や異物がたまっているところ、水たまり等です。
穿孔やカット、突き刺し系のパンクはある意味運のようなところもありますが、それでも幹線道路等の砂利がたまっている場所を思いっきり踏んでいくことは、(安全に考慮してですが)できれば避けたほうが良いです。
また道路でもギリギリの外側を通る等のことでも、路面の異物がたまっている可能性が高いです。
路面上の砂利等の異物はパンクだけではなく、最悪転倒の危険もあります。
⑦安全運転を心がける
知らない道や、路面状況がわからないような道、
穴ぼこがあるかもしれませんし、ブラインドコーナーの先に砂利があるかもしれません。
安全第一、最悪のことを考え、安全に走れる速度でしっかりと前を向いて走ることはとても大切なことです。
下りでもそうです。下りの速度の出しすぎで曲がりきれなかったり、穴ぼこを避けられなかったり、そんなことはライダー側の判断で回避できることです。
速度の出しすぎ等にはくれぐれもご注意ください。
▶まとめ
最初の方にも書きましたが、基本的にパンクは運のようなところもあり、リスクを0にすることはできません。
しかし日々気をつけることでリスクを下げることはできると考えております。
最大限にできることはしつつ、それでもパンクをしてしまったときは不運だと。
完全にそう言いきれるぐらいに万全に対策を取っておくことでも、かなりパンクの回数を減らすことができると感じております。
ということで今回はロードバイクでパンクのリスクを下げる7つの方法、そんなお話でした。
海外のサイトでは、”Pワード”(パンクについて)を話さない、家から出ないなんてお話も(笑)
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
ですができるだけしたくはないものです。
ワタクシ自身は一番最近のパンクは、(完全な記憶ではないかもしれませんが、)昨年の秋頃TPUでうっすらリム打ちのようなスローパンクがあったものの、走行中のパンクはストラバの記録によると2022年11月でした。TPUでのスローパンクさえなければ1年に1度ぐらいだったのですが。。。グヌヌヌ
メカニック目線から、そしてウエットでも寒くなければ雨でも実走メインの練習をするライダー目線から、できるだけパンクを避けるポイントを考えてみようと思います。
ということで今回はロードバイクでパンクのリスクを下げる7つの方法、そんなお話です。

✓本題の前に
走行中に起こるパンクの種類は主に3種類です。
・カット、穿孔
タイヤに異物が残っておらず、鋭いものを踏んだ際にタイヤが切れることで穴が空き、クリンチャーやチューブラーの場合はチューブにダメージを負うことで、パンクするものです。
・異物が刺さる
主には釘や鉄片が多いです。どこで誰が落としたのか、非常に腹立たしくなる気持ちも分からなくはありませんが、運が悪いとタイヤに垂直に刺さり下手したらリムまで刺さります。
・リム打ち
空気圧不足であったり、路面のギャップやくぼみ等に激しく落ちることでタイヤの底づきのような状態で起こるパンクです。
カット穿孔、突き刺し系のパンクは運のようなところもありますので、避けるのは難しい場合もあります。
▶パンクのリスクを下げる方法
①摩耗したタイヤは避ける
最近のタイヤのお話の際には欠かせていただていおりますが、ロードバイクでトレーニングやレースに使うようなハイエンドタイヤは、いわゆる通勤通学お買い物に使うタイヤとは基本的に性質が違い摩耗限界まで使うことを推奨していないメーカーが多いです。
スリップサインはありますが、スリップサインが見えているから安心、ということでなくスリップサインが消えるまでは絶対に大丈夫ということでもありません。
スリップサインが見えていてもタイヤが台形になっていれば確実にトレッド面は摩耗し薄くなっています。

スリップサインの確認はまだ容易ですが、トレッド面はかなり薄くなっているのが確認できます。
摩耗したタイヤは乗り心地やグリップ力にも影響を与えます。
また性能の問題だけではなく、トレッド面の厚みが摩耗し薄くなることで、物理的にパンクをしやすくなります。
タイヤを性能良く使える距離、メーカーやモデルによっても違いますが、あまりにもケチって使うことはあまりおすすめできることではありません。、
②タイヤの種類
最近では便利なもので、様々な状況に合わせたタイヤのラインナップがあります。、
最高の転がり抵抗を叩き出す高性能のTT用タイヤや、超軽量のヒルクライム用のタイヤなど、もあります。しかしこういったタイヤはパンクに強くないものが多いです。
そういったパンクに強くないタイヤを例えば通勤で使ったりすればやはりリスクが高い使い方、ということになります。

https://panaracer.com/sp-content/agilest/より
パナレーサーは乗り方、ニーズに合わせた選択ができる充実のラインナップです。
適材適所、乗り方等に合わせた適切な種類のタイヤを使用することでリスクを下げます。
③チューブも交換する(クリンチャー)
チューブタイヤ同様に古くなってくるとリスクを伴います。チューブも古くなってくることでパンクのリスクが上がります。タイヤだけではなくチューブも定期的に交換することをおすすめ致します。
また昨今のチューブは軽薄型ラテックスや軽量ブチルだけではなく、超軽量なTPUチューブも増えてきました。これらのチューブは組付けの際にチューブ本体だけではなく、バルブ根本等を傷つけないように特に気を使う必要がありますし、きれいにタイヤ内部に収めることが必要です
④適切な空気圧に設定する
一昔前はリム打ちパンクなんてしたもんだったら、周りからブーブー言われた時代があったような気がします。ちゃんと空気ぐらい入れとけ、だったり抜重ぐらいしっかりせぃ!的な、(笑)
しかし昨今ではかなり低圧運用が主流をなっております。
低圧運用のデメリットとしてはやはりリム打ちパンクのリスクです。
どのぐらいでリム打ちパンクをしてしまうか、というとやはり体重だけではなく乗り方や、走るコースによっても差が出てくるところです。
ご自身にとっての最適な空気圧を探り見つける、大切なことだと思います。
ちなみにメーカー公称値の最低圧を入れとけば安心かというと、その限りではないと感じる場合もありますし、絶対にリム打ちしない空気圧よりも少々低いと感じることもあります。

※経験上のお話ですが、Vittoriaの推奨空気圧は安心感のある数値だと感じてます。
⑤シーラント管理
シーラントが古くなることで、本来の性能を発揮できなくなります。
空気圧の保持、自然減圧が早くなります。
またパンクをした際の修復能力も、状態や量でも変わってきます。
あとはシーラントの質です。
はっきり言ってメーカー公称や実験ではうまく止まっていても実際には全然止まらない種類のシーラントもあります。
耐久性と耐パンク性の両立は難しいですが、双方のバランスの取れた製品を選択すること、大切だと思います。
せっかくのシーラントも役に立たなければただの重りです。
適切な管理をすることで、もしもの時にしっかりと働いてくれると思います。
⑥走行ラインを考える
避けるべきところは道路上で砂利や異物がたまっているところ、水たまり等です。
穿孔やカット、突き刺し系のパンクはある意味運のようなところもありますが、それでも幹線道路等の砂利がたまっている場所を思いっきり踏んでいくことは、(安全に考慮してですが)できれば避けたほうが良いです。
また道路でもギリギリの外側を通る等のことでも、路面の異物がたまっている可能性が高いです。
路面上の砂利等の異物はパンクだけではなく、最悪転倒の危険もあります。
⑦安全運転を心がける
知らない道や、路面状況がわからないような道、
穴ぼこがあるかもしれませんし、ブラインドコーナーの先に砂利があるかもしれません。
安全第一、最悪のことを考え、安全に走れる速度でしっかりと前を向いて走ることはとても大切なことです。
下りでもそうです。下りの速度の出しすぎで曲がりきれなかったり、穴ぼこを避けられなかったり、そんなことはライダー側の判断で回避できることです。
速度の出しすぎ等にはくれぐれもご注意ください。
▶まとめ
最初の方にも書きましたが、基本的にパンクは運のようなところもあり、リスクを0にすることはできません。
しかし日々気をつけることでリスクを下げることはできると考えております。
最大限にできることはしつつ、それでもパンクをしてしまったときは不運だと。
完全にそう言いきれるぐらいに万全に対策を取っておくことでも、かなりパンクの回数を減らすことができると感じております。
ということで今回はロードバイクでパンクのリスクを下げる7つの方法、そんなお話でした。
海外のサイトでは、”Pワード”(パンクについて)を話さない、家から出ないなんてお話も(笑)
+++++++++++++++++++++++++++
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※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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