前回のお話はこちらからどうぞ。
とても便利な機械、パワーメーターにずぶずぶな状態です。。。(笑)
交換となったパワーメーターで気分を一新、充電はしっかりともってくれるのか、と不安と楽しみでいっぱいです。
ということなのですが、、、一筋縄ではいかなそうなのです。
というのが今回はパワーメーターがなにかおかしい・・・気がするけれども。というお話です。
まず交換初日、3日間の休息明けだったのでそこまで無理をしないようにと考えたのもつかの間、やはり調子は悪くないので、強度を上げました。
数年間パイオニアのパワーの若干低く出る(サボり気味の)パワーメーターを使用していた感覚があり、SHIMANOのパワーメーターの感覚はまだそこまで体に染み込んでいません。
どちらかというと、こういった数日のお休み明けのライドは未だにパイオニアの低めに出るパワーの感覚に戻ってしまっている気がします。
ですので、代替品に付け替えて乗ってみるとやはりパワーがよく出ているように思えました。
そんなこともつかの間。。。
結構調子が良く踏んでいる、と思っていたのですが信号待ちでサイコン(NP)を見てみると、頭の中の数値と実際の数値には10~20Wぐらいの差が発生していました。
何故かパワーが出ていないようでした。
ですがその時は特に深くは考えずに、3日間も休みを取ればこんな感じなのか、とも思いました。
走り終わってみたら思いの外、脚はプルプルしていたのでちょっとびっくりしました。

本当にこの時は深くは考えていなかったのですが、後々見返してみると、NP280Wで心拍数171bpmはかなり高い数値でした。
後ほど詳細を貼りますので、ここではサラッとだけです。
翌日です。
翌日はそこまでゴリゴリいかずに、抑えめに短めにしました。
その時に気がついたのですが、左のペダリング効率が異常なまでに低いということです。

普段、サイコンの画面はフォースベクトルビュワーの表示になっています。
この真ん中、効率の数字で今まで見たこともないような低い数値が見られていました。
何だこれ?と、思ったはものの原因が不明です、とりあえず帰宅後にデータを見てみることにしました。
やはり何かおかしいです。
とは言ってもまだ確証は持てませんでしたので、練習のメモには、”左側のパワーがおかしい、寒いだけ?”このように書きました。
と更に翌日です。
ロングです。
昨日の件から、クランクの増し締め、ゼロオフセット校正等を行いました。
そしてロングへデス。
やはりパワーは依然として低めに出ています、
とは言っても体の調子は良いのです。
平均速度を見ても速度は出ています。
なんか悔しいので、多少パワーが低くでても取り返すぐらい踏めば良い!と意気揚々と頑張りました。
・・・案の定後半、地獄をみました(笑)
臀筋は消し飛び、こんなに脚が終わったのも久しぶりなぐらい燃え尽きました。これはこれで限界を超える練習!?なんてことは・・・
という3日間を経て、なにかおかしいと感じたわけです。
全体の数値を見てみます。
まず交換初日のデータです。

左は大体同じぐらいの強度の日のデータで、右が代替品のパワーメーターの記録です。
強度を見るNPも平均パワーも数W差、心拍数も3bpm差です。
これだけ見るとそこまでおかしくはなさそうなのですが、右下です。
ベクトルを表す、ペダリング効率のデータです。
右が58%で左が50%です。右足と比べても効率が明らかに低いです。つまり左足のペアダリングが超下手、ということなのですが。。。
基本的に左のほうが過去、効率が低いことは多々あることなのですが、こんなに差がひらいとことはありませんでした。
翌日です。
前日よりかはだいぶ控えめに走った記録です。

画像の左側はやはり同じぐらいの強度で走った日の記録です。
平均パワーとNPはやはり同じぐらいです。
ですが平均心拍数に約20bpmの差が出ています。20bpmも違えば強度もかなり変わります。
そして右下のペダリング効率もです。
その差はやはりかなり大きく、こんなにが違うことなんて交換前のパワーメーターではあり得なかったことです。
そして最後のロングです。

先週と今週の差です。
平均心拍数はほぼ同様です。
ですが、先週の平均パワーは256Wに対して、今週は229Wでその差は27Wです。
NPに至っては286Wと257Wで、その差は29Wです。
1割以上の差が出ています。
こちらでもやはりペダリング効率が非常に低いです。
1週間で激弱になったとも考えづらく、やはり何かがおかしい、と考えても良いとは思いました。
それでも決め手となるような、規則性を見つけることは難しく、数値で明らかに見られたのはペダリング効率以外ではありませんでした。
これらのデータから推測できることです。
SHIMANOのパワーメーターのペダリング効率は、というと、
こちらです。これは基本かつ超重要なお話です。
ですので基本的にパワー(トルク)が上がってくれば上がってくるほど、ペダリング効率高く出るようになっています。
ですのでおそらくこのペダリング効率が低く出ている、ということは何らかの原因で左足のパワーが低くなっている可能性があると考えております。
▶まとめ
とは言ってもこれまでの話はあくまでも数値から推測する可能性の話です。
確実におかしいことが証明できれば、対処方法はあるのかもしれませんが、まだ憶測段階ではなかなか難しいとことです。
というのも前述のように、代替品のパワーメーターの左側に何らかの原因があるのか、はたまた乗り手の問題で全体、もしくは左側が特に弱くなっているのかもしれません。また実は今まで使用していたパワーメーターがおかしかったのかもしれませんし、それ以外の原因が潜んでいるのかもしれません。
こういったパワーメーターの不具合?不調?、不具合かどうかは確定したわけではありませんが、おかしい気がする。このような場合はというと、、、確認をするのが困難な場合が多いです。
今回はワタクシの場合は、全く同じFC-R9200-P同士のデータを比較して、ということなので比較的なにかおかしいことに気が付きやすかったのかとは思います。
しかしこれが初めてのパワーメーターだった場合、どうすればよいのか。。。
なかなかもって難しい問題です。
何が悪いのか、、、自分が悪いというのがもっとも簡単に解決できそうな気がするのですが、
解決までの道のりは険しそうです。。。
ということで今回はパワーメーターがなにかおかしい・・・気がするけれども。難しいお話です。そんなお話でした。
またこれとは別に非常に難しい問題も抱えているわけです。
例のチェーン落ちのお話ですが、それはまたの機会に。。。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
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・お名前
・ご連絡先
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とても便利な機械、パワーメーターにずぶずぶな状態です。。。(笑)
交換となったパワーメーターで気分を一新、充電はしっかりともってくれるのか、と不安と楽しみでいっぱいです。
ということなのですが、、、一筋縄ではいかなそうなのです。
というのが今回はパワーメーターがなにかおかしい・・・気がするけれども。というお話です。
まず交換初日、3日間の休息明けだったのでそこまで無理をしないようにと考えたのもつかの間、やはり調子は悪くないので、強度を上げました。
数年間パイオニアのパワーの若干低く出る(サボり気味の)パワーメーターを使用していた感覚があり、SHIMANOのパワーメーターの感覚はまだそこまで体に染み込んでいません。
どちらかというと、こういった数日のお休み明けのライドは未だにパイオニアの低めに出るパワーの感覚に戻ってしまっている気がします。
ですので、代替品に付け替えて乗ってみるとやはりパワーがよく出ているように思えました。
そんなこともつかの間。。。
結構調子が良く踏んでいる、と思っていたのですが信号待ちでサイコン(NP)を見てみると、頭の中の数値と実際の数値には10~20Wぐらいの差が発生していました。
何故かパワーが出ていないようでした。
ですがその時は特に深くは考えずに、3日間も休みを取ればこんな感じなのか、とも思いました。
走り終わってみたら思いの外、脚はプルプルしていたのでちょっとびっくりしました。

本当にこの時は深くは考えていなかったのですが、後々見返してみると、NP280Wで心拍数171bpmはかなり高い数値でした。
後ほど詳細を貼りますので、ここではサラッとだけです。
翌日です。
翌日はそこまでゴリゴリいかずに、抑えめに短めにしました。
その時に気がついたのですが、左のペダリング効率が異常なまでに低いということです。

普段、サイコンの画面はフォースベクトルビュワーの表示になっています。
この真ん中、効率の数字で今まで見たこともないような低い数値が見られていました。
何だこれ?と、思ったはものの原因が不明です、とりあえず帰宅後にデータを見てみることにしました。
やはり何かおかしいです。
とは言ってもまだ確証は持てませんでしたので、練習のメモには、”左側のパワーがおかしい、寒いだけ?”このように書きました。
と更に翌日です。
ロングです。
昨日の件から、クランクの増し締め、ゼロオフセット校正等を行いました。
そしてロングへデス。
やはりパワーは依然として低めに出ています、
とは言っても体の調子は良いのです。
平均速度を見ても速度は出ています。
なんか悔しいので、多少パワーが低くでても取り返すぐらい踏めば良い!と意気揚々と頑張りました。
・・・案の定後半、地獄をみました(笑)
臀筋は消し飛び、こんなに脚が終わったのも久しぶりなぐらい燃え尽きました。これはこれで限界を超える練習!?なんてことは・・・
という3日間を経て、なにかおかしいと感じたわけです。
全体の数値を見てみます。
まず交換初日のデータです。

左は大体同じぐらいの強度の日のデータで、右が代替品のパワーメーターの記録です。
旧 | 新 | |
平均心拍数 | 168bpm | 171bpm |
平均パワー | 253.5W | 257.3W |
NP | 276.2W | 281.3W |
強度を見るNPも平均パワーも数W差、心拍数も3bpm差です。
これだけ見るとそこまでおかしくはなさそうなのですが、右下です。
ベクトルを表す、ペダリング効率のデータです。
右が58%で左が50%です。右足と比べても効率が明らかに低いです。つまり左足のペアダリングが超下手、ということなのですが。。。
基本的に左のほうが過去、効率が低いことは多々あることなのですが、こんなに差がひらいとことはありませんでした。
翌日です。
前日よりかはだいぶ控えめに走った記録です。

画像の左側はやはり同じぐらいの強度で走った日の記録です。
旧 | 新 | |
平均心拍数 | 144bpm | 163bpm |
平均パワー | 238.4W | 233.9W |
NP | 254.6W. | 254.6W |
平均パワーとNPはやはり同じぐらいです。
ですが平均心拍数に約20bpmの差が出ています。20bpmも違えば強度もかなり変わります。
そして右下のペダリング効率もです。
その差はやはりかなり大きく、こんなにが違うことなんて交換前のパワーメーターではあり得なかったことです。
そして最後のロングです。

先週と今週の差です。
旧 | 新 | |
平均心拍数 | 160bpm | 162bpm |
平均パワー | 256.4W | 229.0W |
NP | 285.8W | 257.7W |
平均心拍数はほぼ同様です。
ですが、先週の平均パワーは256Wに対して、今週は229Wでその差は27Wです。
NPに至っては286Wと257Wで、その差は29Wです。
1割以上の差が出ています。
こちらでもやはりペダリング効率が非常に低いです。
1週間で激弱になったとも考えづらく、やはり何かがおかしい、と考えても良いとは思いました。
それでも決め手となるような、規則性を見つけることは難しく、数値で明らかに見られたのはペダリング効率以外ではありませんでした。
これらのデータから推測できることです。
SHIMANOのパワーメーターのペダリング効率は、というと、
・接線方向 = 回転する方向(クランクに対して90度方向)
・法線方向 = それ以外の方向(回転方向以外の方向)
接線方向の力の和
ペダリング効率=ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
接線方向の力の和+法線方向の力の和
こちらです。これは基本かつ超重要なお話です。
ですので基本的にパワー(トルク)が上がってくれば上がってくるほど、ペダリング効率高く出るようになっています。
ですのでおそらくこのペダリング効率が低く出ている、ということは何らかの原因で左足のパワーが低くなっている可能性があると考えております。
▶まとめ
とは言ってもこれまでの話はあくまでも数値から推測する可能性の話です。
確実におかしいことが証明できれば、対処方法はあるのかもしれませんが、まだ憶測段階ではなかなか難しいとことです。
というのも前述のように、代替品のパワーメーターの左側に何らかの原因があるのか、はたまた乗り手の問題で全体、もしくは左側が特に弱くなっているのかもしれません。また実は今まで使用していたパワーメーターがおかしかったのかもしれませんし、それ以外の原因が潜んでいるのかもしれません。
こういったパワーメーターの不具合?不調?、不具合かどうかは確定したわけではありませんが、おかしい気がする。このような場合はというと、、、確認をするのが困難な場合が多いです。
今回はワタクシの場合は、全く同じFC-R9200-P同士のデータを比較して、ということなので比較的なにかおかしいことに気が付きやすかったのかとは思います。
しかしこれが初めてのパワーメーターだった場合、どうすればよいのか。。。
なかなかもって難しい問題です。
何が悪いのか、、、自分が悪いというのがもっとも簡単に解決できそうな気がするのですが、
解決までの道のりは険しそうです。。。
ということで今回はパワーメーターがなにかおかしい・・・気がするけれども。難しいお話です。そんなお話でした。
またこれとは別に非常に難しい問題も抱えているわけです。
例のチェーン落ちのお話ですが、それはまたの機会に。。。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
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※ご連絡をいただく際には
・お名前
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・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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