こだわりだすときりがない世界です。
沼たる由縁。
ということで今回はこちらです。

こちらはなにかおわかりでしょうか。
第2ヒントはこちら。

外径は38mmぐらい、内径は24mmです。
内径が24mmということは、、、前回のお話にもチラって出てきたどうかは不明ですが、クランクのアクスル径です。
答えはこちらです。

BBのベアリングの外側につける?ベアリングのサイドカバー(サイドキャップ)です。
画像はTOKEN製なのですが、このようにBBにはベアリングが内蔵されており、そのベアリングのカバー的なものを使用している構造の製品が多いのです。
高剛性高精度の結合式BBのWISHBONEはこのサイドカバー(ベアリングキャップ)はアルミでできています。(若干構造は違います。)
このサイドカバーが今回の主役です。(TOKENのNINJA86用)

純正で付属してくるのは右側です。
同じ構造のBBでもこの右側のようなカバーが付属している製品が多いです。
しかし個人的には左側のほうが好きです。
そこにはもちろん明確な理由があります。色が、というお話ではありません。
何が違うのかというと、右側のサイドカバーはゴム+金属でできています。
金属の芯にゴムのシールがつけられているようなイメージです。
ゴムはというと、、、歪み潰れるのです。
クランクは取付の際にフィキシングボルト(センターキャップ)を締めます。
この際に、ゴム製は歪む(縮む)のです。
TOKENの製品では起こりづらいですが、他社製品では中には知らず知らずのうちにガタが出やすいものもありました。
フィキシングボルトを締めても、いつの間にかガタが出てくるのです。
でよくよく確認をすると、新品の状態から使い込んでいくうちにこのシールが潰れてくるのです。
結果的にガタが生まれてしまうというものです。
しかし今回ご紹介させていただく上の画像の赤い方のカバーは、ベースがゴムではなく金属です。この構造であればクランクと接する部分、BB側のベアリングと接する部部分も金属ですので、フィキシングボルトを締め込んでも潰れることはありません。
ちなみに最初の方でも出てきた、高剛性のWISHBONEはサイドキャップまで妥協することなく高精度のアルミ製です。

ゴムであれば柔らかいので多少は許容がありますが、金属ともなると一切動きませんので精度が悪い事による影響が大きく回転が悪くなったり、シール性能が落ちたりします。
しかし金属であれば一切歪むことも潰れることもありません。
フィシングボルトの締めすぎの影響を受けやすいのはやはり潰れることのない金属製です。
逆にゴムの場合は少しゴムが潰れるぐらいの与圧をかけて上げたほうがよいです。当然ものにもよりますが、もしもシールが潰れてきたら締め込みガタを取り、限界が来たら交換が必要になります。
では今回の赤いサイドカバーには弱点はないのかというと、もちろんあります。
赤い方のカバーの構造はベースが金属、外周のシールは樹脂製、内側(クランク軸側)はOリングです。ゴム製であれば引っ張れば簡単に外れますが、この赤いサイドカバーはかなりしっかりハマり外すのは手間ですし、ひょっとしたらつけ外しで樹脂部分が割れてしまうかもしれません。
ですのでメンテナンス頻度を上げたいのであればゴム製、かっちり感を求めたいのであればアルミ製ということになります。
これはどっちが絶対ということではないと思います。
もっと細かい話をするならば、クランク側にもこのような構造があります。
これはクランクには必要な構造ではあるのですが、こちらも古くなってくると潰れてくるのです。
しかしシマノクランク+シマノBBであれば、かなりの状態でも問題がないように出てきます。これがシマノのすごいところです。
ということから学ぶことですが、
クランクのフィキシングボルトの締め方(締める強さ)、これもすべてのBBが全く同じで不具合が出ないかというと、その限りではなく組み付け時だけではなく、前述のようにしばらくしたら調整が必要になるものないわけではありません。製品ごとの構造に合わせて締め付け加減を微妙に変えることで、最も良い状態を目指す、こういったことは少ないことではありませんが、これがプロショップの仕事だと考えております。
ということで今回はこだわりのパーツ紹介、TOKENのラバーサイドカバーのご紹介でした。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
沼たる由縁。
ということで今回はこちらです。

こちらはなにかおわかりでしょうか。
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外径は38mmぐらい、内径は24mmです。
内径が24mmということは、、、前回のお話にもチラって出てきたどうかは不明ですが、クランクのアクスル径です。
答えはこちらです。

BBのベアリングの外側につける?ベアリングのサイドカバー(サイドキャップ)です。
画像はTOKEN製なのですが、このようにBBにはベアリングが内蔵されており、そのベアリングのカバー的なものを使用している構造の製品が多いのです。
高剛性高精度の結合式BBのWISHBONEはこのサイドカバー(ベアリングキャップ)はアルミでできています。(若干構造は違います。)
このサイドカバーが今回の主役です。(TOKENのNINJA86用)

純正で付属してくるのは右側です。
同じ構造のBBでもこの右側のようなカバーが付属している製品が多いです。
しかし個人的には左側のほうが好きです。
そこにはもちろん明確な理由があります。色が、というお話ではありません。
何が違うのかというと、右側のサイドカバーはゴム+金属でできています。
金属の芯にゴムのシールがつけられているようなイメージです。
ゴムはというと、、、歪み潰れるのです。
クランクは取付の際にフィキシングボルト(センターキャップ)を締めます。
この際に、ゴム製は歪む(縮む)のです。
TOKENの製品では起こりづらいですが、他社製品では中には知らず知らずのうちにガタが出やすいものもありました。
フィキシングボルトを締めても、いつの間にかガタが出てくるのです。
でよくよく確認をすると、新品の状態から使い込んでいくうちにこのシールが潰れてくるのです。
結果的にガタが生まれてしまうというものです。
しかし今回ご紹介させていただく上の画像の赤い方のカバーは、ベースがゴムではなく金属です。この構造であればクランクと接する部分、BB側のベアリングと接する部部分も金属ですので、フィキシングボルトを締め込んでも潰れることはありません。
ちなみに最初の方でも出てきた、高剛性のWISHBONEはサイドキャップまで妥協することなく高精度のアルミ製です。

ゴムであれば柔らかいので多少は許容がありますが、金属ともなると一切動きませんので精度が悪い事による影響が大きく回転が悪くなったり、シール性能が落ちたりします。
しかし金属であれば一切歪むことも潰れることもありません。
フィシングボルトの締めすぎの影響を受けやすいのはやはり潰れることのない金属製です。
逆にゴムの場合は少しゴムが潰れるぐらいの与圧をかけて上げたほうがよいです。当然ものにもよりますが、もしもシールが潰れてきたら締め込みガタを取り、限界が来たら交換が必要になります。
では今回の赤いサイドカバーには弱点はないのかというと、もちろんあります。
赤い方のカバーの構造はベースが金属、外周のシールは樹脂製、内側(クランク軸側)はOリングです。ゴム製であれば引っ張れば簡単に外れますが、この赤いサイドカバーはかなりしっかりハマり外すのは手間ですし、ひょっとしたらつけ外しで樹脂部分が割れてしまうかもしれません。
ですのでメンテナンス頻度を上げたいのであればゴム製、かっちり感を求めたいのであればアルミ製ということになります。
これはどっちが絶対ということではないと思います。
もっと細かい話をするならば、クランク側にもこのような構造があります。
これはクランクには必要な構造ではあるのですが、こちらも古くなってくると潰れてくるのです。
しかしシマノクランク+シマノBBであれば、かなりの状態でも問題がないように出てきます。これがシマノのすごいところです。
ということから学ぶことですが、
クランクのフィキシングボルトの締め方(締める強さ)、これもすべてのBBが全く同じで不具合が出ないかというと、その限りではなく組み付け時だけではなく、前述のようにしばらくしたら調整が必要になるものないわけではありません。製品ごとの構造に合わせて締め付け加減を微妙に変えることで、最も良い状態を目指す、こういったことは少ないことではありませんが、これがプロショップの仕事だと考えております。
ということで今回はこだわりのパーツ紹介、TOKENのラバーサイドカバーのご紹介でした。
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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