前回のお話はこちらからご確認を頂けます。
ワタクシのインソールの歴史はSHIMANO一筋でした。
SHIMANOのカスタムフィットインソールは前モデルから使用し、現行モデルは2セット使用しておりました。
SHIMANOのカスタムフィットインソールといえば、前モデルからの進化で熱成形が約倍ぐらい増え、よりフィットさせることができるというインソールです。シューズとの一体感を考えられて作られているとも思われ、RC9で使用することでシューズの隙間を完璧に埋め、足とシューズの完璧なフィット感を得ることができます。
現時点では全く不満がないどころかほぼ完璧、そんな組み合わせからプロも御用達のソールスターがどこまで太刀打ちできるか。というのが面白いお話だと思います。
ソールスターのインソールを使い始めてから約1ヶ月が経とうとしようとしているところです。使い始めてから印象はどう変わったのか、ということで今回は平均出力6.9%UP パワーが溢れる究極のインソール!? SOLESTAR KONTROL2(ソールスター コントロール2)そんなお話しです。

▶使い始めの印象
やはりカスタムフィットインソールはRC9を完璧に足にフィットさせることができます。
それに加えて、ソールスターのコントロール2はというとそこまでフィット感が良いものではありません。シューズとのフィット感というところでは、足の指のくぼみまで熱成形で再現できるカスタムフィットインソールと比べること自体少々無理なことなのかもしれません。
ソールスターを使い始めてからはBOA(クロージャー)は今まで以上に絞る必要がありますし、かなりきつめに締めるときつすぎてしまったり、それでもつま先は余裕が出てしまったりしています。今までそんな事はありませんでしたが、ライド中も何度かダイヤルを調整していたぐらいです。
実は正直なところ初回のライドを終え、”やはりシューズとの一体感が減った。”、”なんだか自分にはあってないのかもしれない”と感じ、次の日のライドでインソールを元に戻そうと言う気持ちがかなり強かったのを覚えております。
しかしせっかくだから(お値段もかなり高いですし、プロが自腹でも購入するというのはどういうことなのか知りたい、、、)慣れるまで数日は使ってみようと、しばらく我慢をしてみることにしました。
▶回数を重ねるごとに
その後は意外や意外、不思議なことに2回目3回目と、回数を重ねるごとに違和感が徐々になくなり始めます。
センターの不思議な出っ張り、その出っ張りに力をかけると言われれている部分ですが、最初は不思議な感覚だったのですが、慣れてくると出っ張りが気にならなくなってきます。
変化を感じ始めたのは、3回目ぐらいだったかと思います。

そして踏み込んだときに足の裏を押し返してくれるような感覚を感じました。スルスル乗っているときはイマイチ分かりづらいのですが、パワーを掛けて回していくとはっきりとしてきます。パワーをぐっとかけてみるとシューズがまるで板ばねになったようなイメージで、踏んだ足をシューズがしっかりと支えてくれているような感覚です。その感覚は硬すぎることもなく心地よく、ペダリングのリズムが非常に心地よく感じました。
そして更に回数を重ねるごとに違和感も完全に消え、なんだかパワーが出しやすいように感じるようになりました。
▶パワーが上がる!?
では公式の資料のように平均出力が6.9%上がるのか?ということはどうなのか?です。
実際にパワーが上がるのかというと、短時間のパワーは上る可能性があると思います。
というのもの、ソールスターにしっかりと違和感がなくなるぐらい慣れてから話しですが、パワーが上がるというよりも”パワーが取り出しやすくなる”というイメージが強く今でもしっかりと感じています。
ソールスターのインソールはパワーがかけやすいため加速は鋭く、高出力までの到達は早くなりますし、維持もし易いように感じます。
しかしそこには落とし穴があり、パワーを取り出しやすいのですが体力が大幅に向上するわけではありません。ですのでパワーは出る感じはするのですが、超人になったわけではありませんので、踏めば踏むだけパワーは出しやすいのですが疲れないわけではないということです。
この感覚をパワーを取り出しやすいというように表現しております。
別の言い方では”調子がよく感じる”、ということです。体の調子が良いときは知らず知らずのうちにパワーが出ていたり、粘りが強くパワーが持続させやすかったり、今日は踏める!という感覚がありますが、それに似た状態です。それでも無限にパワーが出るわけではなく、しっかりと踏めば踏むだけ疲れます。
これらは以前気温の変化とパワーの話でも出てきたことですが、非常に似ているように感じたことです。気温が高くなると高出力まで出しやすくなりますが、体力が向上するわけではないのでやはり疲れますし限界もあります。
パワーが取り出しやすくなる感覚、調子が良いように感じる感覚、こういった感覚をインソールを変えただけで味わえるのは凄いことだと感じています。ですので今ではものすごく気に入っております。
▶その他
✓靴擦れ
SHIMANOのシューズ、RC9の唯一の難点だと感じてたことがあります。
それは歩くとほぼかかと(アキレス腱の下ぐらい)に靴擦れができる、ということです。
これはそもそもビンディングシューズで歩くな、ということと歩くことなんて考えれられてない、ということもあり特に気にしていませんでしたが、どうしてもどんなライドでも歩くことを全くなくすことはできません。歩く距離が長くなるとかかとが痛かったのです。
しかしインソールをソールスターに変えてから靴擦れができなくなりました。
おそらくカスタムフィットインソールの場合は、厚みがあったことでかかとが持ち上がり気味に、シューズのかかとをホールドする部分に当たりがちだったのと思われます。
✓サドル高に関して
ソールスターのインソールは以下の注意点があります。
ということなのですが、ワタクシの場合はSHIMANOのカスタムフィットインソールのほうが厚みがあったようで、使い始めてすぐのときはむしろサドル高が高く感じました。ほんの数mm後外の気がしたのですが、やはり違和感があったのは自分でも驚きでした。
その後数回のライドで慣れるに従って違和感は消えましたが、マニュアル記載のサドル高を上げることですが、サドル高を変えることをありませんでした。もともとのインソールの厚みによっても差が出ることなのかと思いました。
▶まとめ
ソールスターのインソールを使用するまでは、インソールはシューズとの一体感を更に出すためのもの、という印象が強かったのだと思います。
熱成形をして足の裏をインソールにピタリと合わせることでシューズと足の裏の隙間を埋める、そしてある程度のクッション性のある厚みもシューズのアッパーとの一体感を更に強める役割があるものと感じていましたし、そういうものだと思っていました。また路面からの不快な振動もある程度の柔らかさ、厚みがある方が足への負担も少ないような気がしていましたので、カスタムフィットインソールの厚みに不満があったわけではなく、その厚みにも満足していました。
SHIMANOのシューズ、RC9はカスタムフィットインソールと合わせて使うことで、シューズとも隙間なく完璧にフィットしている印象で、BOAクロージャーを締めたときもアッパーのシワも一切無くピタリとハマります。SHIMANOもそれを狙っていただと思います。
ワタクシ自身も今までフィット感、シューズとの一体感こそ正義!と考えて疑うこともありませんでした。
一方のソールスターのインソールはというと、少々違うものだと感じています。。
アッパーの一体感が強くなるわけではありません。BOAの締め加減等でもわかることです。
足の指もシューズの中では比較的自由に動くことができます。これも慣れてくると非常に良いのです。足の指がある程度余裕がある方が長距離長時間になったときに楽なのです。
そして肝心要のパワーを取り出すということに付いては、何がそんなに良いのかどうかはワタクシ自身いまだよくわかってはいませんが、とにかくペダリングがしやすく、パワーの向上も感じることができております。
ちなみに数値的には、ということですが記録は何度か更新できておりました。

1hでほぼIF1.0なので、自分の中ではかなり良い記録です。(ソールスター導入前は300以上は出ませんでした。)
そしてライド終わり、シューズを脱いだ後の脚の疲労感、、、特に足裏の疲労感が少ないのです。
正直かなり使い始めて当初の印象はかわり、今ではもう手放せないぐらいの存在になっています。
ということで今回は平均出力6.9%UP パワーが溢れる究極のインソール!? SOLESTAR KONTROL2(ソールスター コントロール2)、慣れるまでの時間はかかるかもしれませんが、慣れてきたらものすごく良い印象になった。そんなお話しでした。
カスタムフィットインソール+RC903の記事はこちらからどうぞ↓↓↓
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ワタクシのインソールの歴史はSHIMANO一筋でした。
SHIMANOのカスタムフィットインソールは前モデルから使用し、現行モデルは2セット使用しておりました。
SHIMANOのカスタムフィットインソールといえば、前モデルからの進化で熱成形が約倍ぐらい増え、よりフィットさせることができるというインソールです。シューズとの一体感を考えられて作られているとも思われ、RC9で使用することでシューズの隙間を完璧に埋め、足とシューズの完璧なフィット感を得ることができます。
現時点では全く不満がないどころかほぼ完璧、そんな組み合わせからプロも御用達のソールスターがどこまで太刀打ちできるか。というのが面白いお話だと思います。
ソールスターのインソールを使い始めてから約1ヶ月が経とうとしようとしているところです。使い始めてから印象はどう変わったのか、ということで今回は平均出力6.9%UP パワーが溢れる究極のインソール!? SOLESTAR KONTROL2(ソールスター コントロール2)そんなお話しです。

▶使い始めの印象
やはりカスタムフィットインソールはRC9を完璧に足にフィットさせることができます。
それに加えて、ソールスターのコントロール2はというとそこまでフィット感が良いものではありません。シューズとのフィット感というところでは、足の指のくぼみまで熱成形で再現できるカスタムフィットインソールと比べること自体少々無理なことなのかもしれません。
ソールスターを使い始めてからはBOA(クロージャー)は今まで以上に絞る必要がありますし、かなりきつめに締めるときつすぎてしまったり、それでもつま先は余裕が出てしまったりしています。今までそんな事はありませんでしたが、ライド中も何度かダイヤルを調整していたぐらいです。
実は正直なところ初回のライドを終え、”やはりシューズとの一体感が減った。”、”なんだか自分にはあってないのかもしれない”と感じ、次の日のライドでインソールを元に戻そうと言う気持ちがかなり強かったのを覚えております。
しかしせっかくだから(お値段もかなり高いですし、プロが自腹でも購入するというのはどういうことなのか知りたい、、、)慣れるまで数日は使ってみようと、しばらく我慢をしてみることにしました。
▶回数を重ねるごとに
その後は意外や意外、不思議なことに2回目3回目と、回数を重ねるごとに違和感が徐々になくなり始めます。
センターの不思議な出っ張り、その出っ張りに力をかけると言われれている部分ですが、最初は不思議な感覚だったのですが、慣れてくると出っ張りが気にならなくなってきます。
変化を感じ始めたのは、3回目ぐらいだったかと思います。

そして踏み込んだときに足の裏を押し返してくれるような感覚を感じました。スルスル乗っているときはイマイチ分かりづらいのですが、パワーを掛けて回していくとはっきりとしてきます。パワーをぐっとかけてみるとシューズがまるで板ばねになったようなイメージで、踏んだ足をシューズがしっかりと支えてくれているような感覚です。その感覚は硬すぎることもなく心地よく、ペダリングのリズムが非常に心地よく感じました。
そして更に回数を重ねるごとに違和感も完全に消え、なんだかパワーが出しやすいように感じるようになりました。
▶パワーが上がる!?
では公式の資料のように平均出力が6.9%上がるのか?ということはどうなのか?です。
実際にパワーが上がるのかというと、短時間のパワーは上る可能性があると思います。
というのもの、ソールスターにしっかりと違和感がなくなるぐらい慣れてから話しですが、パワーが上がるというよりも”パワーが取り出しやすくなる”というイメージが強く今でもしっかりと感じています。
ソールスターのインソールはパワーがかけやすいため加速は鋭く、高出力までの到達は早くなりますし、維持もし易いように感じます。
しかしそこには落とし穴があり、パワーを取り出しやすいのですが体力が大幅に向上するわけではありません。ですのでパワーは出る感じはするのですが、超人になったわけではありませんので、踏めば踏むだけパワーは出しやすいのですが疲れないわけではないということです。
この感覚をパワーを取り出しやすいというように表現しております。
別の言い方では”調子がよく感じる”、ということです。体の調子が良いときは知らず知らずのうちにパワーが出ていたり、粘りが強くパワーが持続させやすかったり、今日は踏める!という感覚がありますが、それに似た状態です。それでも無限にパワーが出るわけではなく、しっかりと踏めば踏むだけ疲れます。
これらは以前気温の変化とパワーの話でも出てきたことですが、非常に似ているように感じたことです。気温が高くなると高出力まで出しやすくなりますが、体力が向上するわけではないのでやはり疲れますし限界もあります。
パワーが取り出しやすくなる感覚、調子が良いように感じる感覚、こういった感覚をインソールを変えただけで味わえるのは凄いことだと感じています。ですので今ではものすごく気に入っております。
▶その他
✓靴擦れ
SHIMANOのシューズ、RC9の唯一の難点だと感じてたことがあります。
それは歩くとほぼかかと(アキレス腱の下ぐらい)に靴擦れができる、ということです。
これはそもそもビンディングシューズで歩くな、ということと歩くことなんて考えれられてない、ということもあり特に気にしていませんでしたが、どうしてもどんなライドでも歩くことを全くなくすことはできません。歩く距離が長くなるとかかとが痛かったのです。
しかしインソールをソールスターに変えてから靴擦れができなくなりました。
おそらくカスタムフィットインソールの場合は、厚みがあったことでかかとが持ち上がり気味に、シューズのかかとをホールドする部分に当たりがちだったのと思われます。
✓サドル高に関して
ソールスターのインソールは以下の注意点があります。
インソールを使用するとほとんどのライダーは足が伸びる現象が起きます。サドルの高さを平均して2~5mmサドルを上げる必要があります。SOLESTER取り扱い注意事項より
ということなのですが、ワタクシの場合はSHIMANOのカスタムフィットインソールのほうが厚みがあったようで、使い始めてすぐのときはむしろサドル高が高く感じました。ほんの数mm後外の気がしたのですが、やはり違和感があったのは自分でも驚きでした。
その後数回のライドで慣れるに従って違和感は消えましたが、マニュアル記載のサドル高を上げることですが、サドル高を変えることをありませんでした。もともとのインソールの厚みによっても差が出ることなのかと思いました。
▶まとめ
ソールスターのインソールを使用するまでは、インソールはシューズとの一体感を更に出すためのもの、という印象が強かったのだと思います。
熱成形をして足の裏をインソールにピタリと合わせることでシューズと足の裏の隙間を埋める、そしてある程度のクッション性のある厚みもシューズのアッパーとの一体感を更に強める役割があるものと感じていましたし、そういうものだと思っていました。また路面からの不快な振動もある程度の柔らかさ、厚みがある方が足への負担も少ないような気がしていましたので、カスタムフィットインソールの厚みに不満があったわけではなく、その厚みにも満足していました。
SHIMANOのシューズ、RC9はカスタムフィットインソールと合わせて使うことで、シューズとも隙間なく完璧にフィットしている印象で、BOAクロージャーを締めたときもアッパーのシワも一切無くピタリとハマります。SHIMANOもそれを狙っていただと思います。
ワタクシ自身も今までフィット感、シューズとの一体感こそ正義!と考えて疑うこともありませんでした。
一方のソールスターのインソールはというと、少々違うものだと感じています。。
アッパーの一体感が強くなるわけではありません。BOAの締め加減等でもわかることです。
足の指もシューズの中では比較的自由に動くことができます。これも慣れてくると非常に良いのです。足の指がある程度余裕がある方が長距離長時間になったときに楽なのです。
そして肝心要のパワーを取り出すということに付いては、何がそんなに良いのかどうかはワタクシ自身いまだよくわかってはいませんが、とにかくペダリングがしやすく、パワーの向上も感じることができております。
ちなみに数値的には、ということですが記録は何度か更新できておりました。

1hでほぼIF1.0なので、自分の中ではかなり良い記録です。(ソールスター導入前は300以上は出ませんでした。)
そしてライド終わり、シューズを脱いだ後の脚の疲労感、、、特に足裏の疲労感が少ないのです。
正直かなり使い始めて当初の印象はかわり、今ではもう手放せないぐらいの存在になっています。
ということで今回は平均出力6.9%UP パワーが溢れる究極のインソール!? SOLESTAR KONTROL2(ソールスター コントロール2)、慣れるまでの時間はかかるかもしれませんが、慣れてきたらものすごく良い印象になった。そんなお話しでした。
カスタムフィットインソール+RC903の記事はこちらからどうぞ↓↓↓
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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コメント
コメント一覧 (2)
私は神田神保町にあるRunDesignというところでロード用のインソールを作ってもらったのですが、「シダスなどの熱成形タイプのものは足の悪い特徴も含んだものになってしまう」という趣旨の説明をされて、それが正しいかの判断をする知識はないもののなるほどと思ったことがありました。
ありがとうございます!
確かに、なるほどなと思うところがあります。ソールスターは正しいペダリングに導く、ということですので熱成形とはコンセプトが違うのかもしれませんね。