リムブレーキ時代のほうがホイール選びに苦労はしなかったように思えます。というのもリムブレーキ時代は高剛性最高!反応良いのは最高!超軽量最高!といういわゆるロードバイクの進化、トレンドに乗れていたような気がしております。
しかし最近では剛性UPと聞くとちょっとうっ、と尻込みしてしまうのです。
というのもディスクブレーキの12mmスルーアクスル、BB周りの高剛性のフレームの剛性感は自分にとっては、もう十分なのではないかと感じています。
その剛性感は明らかにリムブレーキのモデルよりも高いのです。
昨今のディスクブレーキでも様々な機材に触れ、実際に乗ってみた結果として、機材に求めるものが変わってきたように思えます。
そして最近はかなり多くのホイールを実際に履いて走って試しています。その中で感じることは、本当に様々なホイールがありそのホイールにはそれぞれの個性があるということです。
もちろん予算は?どんなホイールを求めているのか、なぜその性能を求めるのか、剛性は高いほうが良いのか、無条件に軽いほうが良いのか、様々なことを考えます。
その中でも最近ではようやく自分が求めるホイール、というものがようやく見えてた感じがしております。
そんなお話しを交えながらの雑記的な話、ディスクブレーキの乗り換えて変わった、ホイールの好みと選び方、そんなお話です。

▶本題の前に
ホイールに求めること、それはロードバイクの乗り方・使い方によっても変わってきます。
ヒルクライム、クリテリウム、ロードレース、どんなレースで使いたいのか?もちろんレースだけではありません。ブルベなどのロングライドで使いたいのか、はたまたサイクリングで快適に走りたいのか、こういった様々な使い方があります。
例えばサイクリングで楽しみたいのに剛性の高すぎるホイールは辛いと思いますし、激坂のヒルクライムレースでディープリム65mm以上のハイト等のホイールを選ぶ場合は多くはないと思います。
使用する目的や使い方に合わせて適切なものを選択することが最も幸せになることです。
ということを踏まえた上で、まずはワタクシ自身選ぶホイールの前提条件からです。
✓練習
日常的な練習で走るのはもっぱら平地で、信号も当然ありますので短いインターバル的なものが多いです。3分ぐらいのVO2MAXインターバルがメインで、追い込んでからの最後の一絞りが練習、きつくなってからが練習、きつくなる前はウォーミングアップ的なスポ根的なアレです(笑)
極短い上りもありますが、長くとも30秒も上るところはほぼありません。
平地が多いのですが、路面状況はお世辞にも良いとは言い難く、路面はかなり荒れているところ、一部陥没していたり、波打っていたり、砂利がういているところも少なくありません。
また少し距離を伸ばしたい場合は、田舎(印旛沼周辺)の方に走りに行くのですがこれまた路面の荒れがひどいのなんのって(笑)
とても恵まれた環境とは言いづらいところです。
ちなみに日曜日のコースは道がとってもキレイです。
✓フレーム T1550
ものすごく気に入っています。
というのもまず速いです。
空力がとか剛性がとのもう少し前の話で、基本的な性能、ポテンシャルが非常に高いと感じています。ディスクフレームは油圧ディスクブレーキの強烈な制動力をしっかりと受け止めるだけの剛性があり、この構造の変化が走行性能の向上を果たしている、というのが率直な感想です。
特に高い速度域(下りのコーナーリング等は特によくわかります。)の際にその恩恵を強く感じることができますが、逆に低速域ではその剛性感を持て余してしまったり、シンプルに硬さとして感じる場合があります。
そしてフレームはWinspaceのT1550、レースでもスプリンターの力をしっかりと受け止めることのできるかなりしっかりとした剛性をもっていること、これらの影響もあってか、最近はホイールに求めることが昔とはかなり変わってきています。
▶ホイールに求める性能
✓快適性能・跳ねにくいこと
ズバリですが、快適性能・跳ねすぎないこと、これがかなり重要です。
これはディスク車になってからより強く感じることです。
なぜかと言えば実際に走る速度域が上がっているから、ということもあり少しでも速く走るために、少しでもパワーを出すためには必要な性能だと感じているからです。
乗り心地が良いこと、乗り心地と一言で言っても単純な快適性能だけではなく車体の跳ねにくさであり、バイクの挙動を抑えてくれる性能、これらがとても重要な要素です。というのも路面がきれいな道だけではないからです。
快適性をホイールだけに求めるのは酷なことかもしれませんし、ホイールだけではなくタイヤの太さや種類、フレームの性能差の影響も少なからずあると思います。しかしそれらを考慮しても全く同じ条件で様々なホイールを乗り比べてみたところ、やはりホイールの基本性能というものも少なくはない影響を与えている事がわかります。もちろんフレームとの相性やフレームの剛性等の兼ね合いもあります。
硬いホイールであればチューブレスで低圧に、シャキッと感がほしければ高めの空気圧のクリンチャー運用等も悪くはないかもしれません。
しかしです。
現在クリンチャーでは主流のTPUチューブでは空気圧を下げるにも限界がありますので、チューブレスを使用すれば乗り心地を改善傾向に持っていくことは可能ですが、運用上どうしても使いづらい、使いたくない場合もあるかもしれません。
例えばですが現在ワタクシの場合は転がりが圧倒的に良く、グリップ感も感じやすいAGILEST FASTを使いたいのですが、難点は重量とクリンチャーしかないということです。(TLRは7月発売?)ということはホイールが硬くてもチューブレス運用はできませんし、乗り心地を良くするためにTPUからラテックスに変えると片側で50gも重くなってしまいます。このように自由が効かない場合もあると思います。
そんな場合はよりホイール選びを慎重に行う必要があります。
これは好みの問題ではありますが基本的な性能としては、どちらかと言えば硬すぎるよりかは優しい乗り心地の方が良いように感じているのも好みの問題かもしれません。
▶なぜ快適性能を求めるのか?
多少柔らかくとも跳ねにくいホイール、乗り心地が良いホイールを求めるのには明確な理由があります。
✓パワーロス削減
まず1つ目としてパワーロスを極力減らしたいからです。
路面からの衝撃や振動が体にもろにくる場合、体への影響が大きい場合、バイクの上で体が暴れてしまったり不安定になってしまうことで、ペダルへのパワーがかけづらくなってしまいます。体を安定させるには体幹も大切だとは思いますが、それでも路面の粗さをモロに拾ってしまうのはどうしても、パワーのロスに繋がります。
この車体が暴れることによるパワーロスは思いの外大きいのも、プロレースでも石畳はできるだけ避ける、というのも理由は多々ありますが、その中の一つでもあるのではないかと考えております、
この体に伝わる振動や衝撃とパワーロスの関係は、実走でVo2MAXインターバルとかのパワーを主とするトレーニングを行っている中で理解してきていることです。路面が荒いところや風の強い日は、パワーを出しづらい傾向にあり、これらの状況に慣れていない場合はのパワーロスは更に大きくなります。極端な話、車体が暴れることがないきれいな路面のサーキットやトラック等で出すパワーと、グラベルのような砂利道やボコボコの道で体が跳ねている状態で出すパワーは、後者のほうがかなり大変だと思います。
狙ったパワーを出し切るためには、やはり機材の影響も少なくはないです。
このように乗り手の安定感がパワーにつながることは、路面状況だけではありません。例えば風の強い日のハンドルを取られるロスも、かなり大きいです。
こういった乗り手側に与えるロス影響は、Swiss side社だけでなくSPECIALIZEDも重要視しているようです。

https://www.cyclowired.jp/news/node/324884より
つまり走行中に車体が安定していること、これはパワーがかけやすいことに繋がりますし、逆を言えば不安定な状態はパワーが出しづらい状態にあるということです。
✓安全性
そして車体の安定性は何よりも安全性にも関わります。
2本のタイヤの僅かな接地面で路面を捉えているロードバイクです。
ギャップや荒れ等で乗り手がふらつくことは想像がし易いと思いますが、それだけではなく路面からの衝撃でトラクションの抜ける瞬間は、グリップも落ちます。グリップが落ちるということは踏んでも進まないだけでなく、止まりづらかったり曲がりづらかったりもします。
この一瞬の微妙なライン、もしものときの強さ、転ぶか転ばないか、止まれるか止まれないかは紙一重の場合があります。
もちろんテクニック的な話もありますが、機材面で補えることは機材で補うのが良いです。できるだけトラクションの抜けにくいホイールの安全性は高いです。
▶硬いホイールと柔らかいホイール
傾向としてないわけではありませんが、リムハイトが高ければ硬いということでもありませんし、重量が軽ければ柔らかいホイールということにもなりません。
またそのホイールが柔らかいと感じるか、硬いと感じるか否かは、ホイール単体の性能だけではなく、その他のパーツとの組み合わせや、乗り手側の様々な影響もあります。
極論ですが、こればかりは実際に乗ってみるしか判断する手段はないと思いますが、硬いホイールと柔らかいホイールに関して、ワタクシの思うところです。
✓硬いホイール
何も硬いホイールが石のように硬いわけではなく、柔らかいホイールが真綿のようにぐにゃぐにゃしてしまうなんてことはありません。
しかし実際に乗ってみると、確かにこのホイールはカッチカチやぞ!という高剛性のホイールはあります。逆にあぁ優しい、、、というホイールもあります。
硬いホイールの特徴としては基本的にかなりシャキシャキとした踏み心地で、ペダリングの抜けも非常によく感じます。反応が非常に早く、リニアに進む感じイメージです。
特に最近のヒルクライム用を狙っているリムハイトのそこまで高くない(35~40mm位)ホイールはかなり硬く、シャキシャキした踏み心地のものが多いように思えます。
単純にリム重量が軽いということだけではなく、スポークテンションや組み方でも固めの味付けになっている方が、進んでいる感が強いです。
短い距離、短時間の試乗の場合、非常に良い感覚のように感じることが多いのはこの傾向のホイールです。なぜならば一踏み目が超早いからです。
✓柔らかいホイール
逆に柔らかめのホイールはというと、剛性が低くかかりが悪かったりするのか?ということですが、いわゆるシャキシャキ感、踏んだ瞬間のぐいっとでる感覚は確かに少ないです。
と、”かかる(かかり)”と言う言葉はありますがこれも意外と曖昧です。
踏んだ瞬間、一発のグイッと前に出る感覚をいうのか、踏んでいく毎にグイグイ進んでいく感覚なのか、これは似ているようで全然違う感覚です。
硬いホイールはとにかく一発目の後ろから蹴り出されるような加速感が強く感じます。
柔らかめのホイールはというと、一発目の加速感というよりは、心地の良い伸び感があるようなイメージです。
この2つを共存させるホイールは、、、難しいのだと思います。
それでも肝心なところです。
T1550で様々なホイールを実際に使わせていただいておりますが、その中で剛性感が足りないと感じたはホイールはありませんでした。最大パワーはそこまで高くないということもあるかもしれません。
逆にガチガチすぎるぅぅ、と完全に踏み負けたホイールはありますが(笑)
ということを考えるともちろんベストはちょうどよいということですが、やはり硬すぎるホイールよりも柔らかい方が良いような気がしております。
またこれも感じ方なので非常に難しいところなのですが、全く持って個人的な好みの問題ではありますが、実際に乗った感じでパワーを出しやすいと感じるホイールが好きです。重量とかスポークテンション、リムの硬さ等でも変わってくると思うのですが、そのホイールが自分のペダリングのフィーリング?リズムに合っているようなイメージです。
ともあれ硬いだの柔らかいだのはとても抽象的な表現で、組み合わせるその他機材だけではなく、体重や乗り方、乗る場所等にもよってだいぶ差が出ると思います。
▶その他
✓速度域
走る強度や速度域による差です。
これもものすごく重要なことです。
基本的に、速度域が上がっていけば行くほどホイールの剛性が欲しくなります。同じく走る強度も高いほうが、やはりホイールの剛性が高いほうが好ましく思えます。
しかしこれまた難しいところですが、高速になればなるほど路面のギャップや荒れの影響も大きくなるので、跳ねやすいホイールは高速域では挙動が急になってしまうこともあります。
ちょうど良い塩梅の硬さ、万能なホイールって本当に難しいと思います。
✓重量に関して
最後は重量です。
基本的に重量は軽いほうが良いです。しかし軽すぎて壊れやすいもの、寿命が極端に短かったりするもの、剛性が極端に弱いもの等は良いとは思えません。
軽いほうが良い理由は単純で、軽いほうがタイヤの選択肢が広がるからです。
重くするのは簡単ですが、軽くするのは超大変だからです。
ですが軽く硬いホイールの難点もあり、難しいということです。ペダリングもそうですしバイクの挙動が早すぎたり、ふらつきやすいもの場合もあります。
逆にある程度重さがあったほうが、漕ぎ出しや加速等鈍さは感じますが、その分バイクの挙動もマイルドな場合が多いです。
同じホイールでも、フレームのジオメトリ等によっても感じ方が変わることもあります。
▶まとめ
ホイールに何を求めているのか、という根本的なこともあると思いますがそれも踏まえた上での話です。
・値段が高ければ良いのか?
・剛性は高いほうが良いのか?
・重量が軽ければ良いのか?
これらは必ずしもその限りではないということは多々あることです。
結論としてどんなホイールが良いのか、といえば自分にあっているホイールが一番良いです。何を持って合っているかというと、実際に乗ってみて最高だと思うもの、これが最も重要だと思います。
ワタクシの場合はパワーを出しやすくて軽いホイールが好きです。
そして購入後は慣れ、とにかく乗って慣れるです。
完全一致とはならず、多少は好みから外れていたとしても、慣れることで許容ができる範囲であったり、癖的な部分もつかめてくると思います。そのホイールに合わせた乗り方を掴むことも大切だと思います。
あっちにいったりこっちにいったりだいぶフラフラ感はあり長くなってしまいましたが、リム車よりもディスク車のほうがやはりホイール選びが難しく感じます。
それでも最近は中華系企業の技術の発展により、選択肢が増えてきています。
皆様にとって理想のワンセットをご案内できるよう、この身を持って様々なホイールを試させていただいております。各ホイールについての更に細かく突っ込んだお話し等ご相談、お気軽にご連絡ください。
ということで今回はディスクブレーキの乗り換えて変わった、ホイールの好みと選び方、そんなお話しでした。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
しかし最近では剛性UPと聞くとちょっとうっ、と尻込みしてしまうのです。
というのもディスクブレーキの12mmスルーアクスル、BB周りの高剛性のフレームの剛性感は自分にとっては、もう十分なのではないかと感じています。
その剛性感は明らかにリムブレーキのモデルよりも高いのです。
昨今のディスクブレーキでも様々な機材に触れ、実際に乗ってみた結果として、機材に求めるものが変わってきたように思えます。
そして最近はかなり多くのホイールを実際に履いて走って試しています。その中で感じることは、本当に様々なホイールがありそのホイールにはそれぞれの個性があるということです。
もちろん予算は?どんなホイールを求めているのか、なぜその性能を求めるのか、剛性は高いほうが良いのか、無条件に軽いほうが良いのか、様々なことを考えます。
その中でも最近ではようやく自分が求めるホイール、というものがようやく見えてた感じがしております。
そんなお話しを交えながらの雑記的な話、ディスクブレーキの乗り換えて変わった、ホイールの好みと選び方、そんなお話です。

▶本題の前に
ホイールに求めること、それはロードバイクの乗り方・使い方によっても変わってきます。
ヒルクライム、クリテリウム、ロードレース、どんなレースで使いたいのか?もちろんレースだけではありません。ブルベなどのロングライドで使いたいのか、はたまたサイクリングで快適に走りたいのか、こういった様々な使い方があります。
例えばサイクリングで楽しみたいのに剛性の高すぎるホイールは辛いと思いますし、激坂のヒルクライムレースでディープリム65mm以上のハイト等のホイールを選ぶ場合は多くはないと思います。
使用する目的や使い方に合わせて適切なものを選択することが最も幸せになることです。
ということを踏まえた上で、まずはワタクシ自身選ぶホイールの前提条件からです。
✓練習
日常的な練習で走るのはもっぱら平地で、信号も当然ありますので短いインターバル的なものが多いです。3分ぐらいのVO2MAXインターバルがメインで、追い込んでからの最後の一絞りが練習、きつくなってからが練習、きつくなる前はウォーミングアップ的なスポ根的なアレです(笑)
極短い上りもありますが、長くとも30秒も上るところはほぼありません。
平地が多いのですが、路面状況はお世辞にも良いとは言い難く、路面はかなり荒れているところ、一部陥没していたり、波打っていたり、砂利がういているところも少なくありません。
また少し距離を伸ばしたい場合は、田舎(印旛沼周辺)の方に走りに行くのですがこれまた路面の荒れがひどいのなんのって(笑)
とても恵まれた環境とは言いづらいところです。
ちなみに日曜日のコースは道がとってもキレイです。
✓フレーム T1550
ものすごく気に入っています。
というのもまず速いです。
空力がとか剛性がとのもう少し前の話で、基本的な性能、ポテンシャルが非常に高いと感じています。ディスクフレームは油圧ディスクブレーキの強烈な制動力をしっかりと受け止めるだけの剛性があり、この構造の変化が走行性能の向上を果たしている、というのが率直な感想です。
特に高い速度域(下りのコーナーリング等は特によくわかります。)の際にその恩恵を強く感じることができますが、逆に低速域ではその剛性感を持て余してしまったり、シンプルに硬さとして感じる場合があります。
そしてフレームはWinspaceのT1550、レースでもスプリンターの力をしっかりと受け止めることのできるかなりしっかりとした剛性をもっていること、これらの影響もあってか、最近はホイールに求めることが昔とはかなり変わってきています。
▶ホイールに求める性能
✓快適性能・跳ねにくいこと
ズバリですが、快適性能・跳ねすぎないこと、これがかなり重要です。
これはディスク車になってからより強く感じることです。
なぜかと言えば実際に走る速度域が上がっているから、ということもあり少しでも速く走るために、少しでもパワーを出すためには必要な性能だと感じているからです。
乗り心地が良いこと、乗り心地と一言で言っても単純な快適性能だけではなく車体の跳ねにくさであり、バイクの挙動を抑えてくれる性能、これらがとても重要な要素です。というのも路面がきれいな道だけではないからです。
快適性をホイールだけに求めるのは酷なことかもしれませんし、ホイールだけではなくタイヤの太さや種類、フレームの性能差の影響も少なからずあると思います。しかしそれらを考慮しても全く同じ条件で様々なホイールを乗り比べてみたところ、やはりホイールの基本性能というものも少なくはない影響を与えている事がわかります。もちろんフレームとの相性やフレームの剛性等の兼ね合いもあります。
硬いホイールであればチューブレスで低圧に、シャキッと感がほしければ高めの空気圧のクリンチャー運用等も悪くはないかもしれません。
しかしです。
現在クリンチャーでは主流のTPUチューブでは空気圧を下げるにも限界がありますので、チューブレスを使用すれば乗り心地を改善傾向に持っていくことは可能ですが、運用上どうしても使いづらい、使いたくない場合もあるかもしれません。
例えばですが現在ワタクシの場合は転がりが圧倒的に良く、グリップ感も感じやすいAGILEST FASTを使いたいのですが、難点は重量とクリンチャーしかないということです。(TLRは7月発売?)ということはホイールが硬くてもチューブレス運用はできませんし、乗り心地を良くするためにTPUからラテックスに変えると片側で50gも重くなってしまいます。このように自由が効かない場合もあると思います。
そんな場合はよりホイール選びを慎重に行う必要があります。
これは好みの問題ではありますが基本的な性能としては、どちらかと言えば硬すぎるよりかは優しい乗り心地の方が良いように感じているのも好みの問題かもしれません。
▶なぜ快適性能を求めるのか?
多少柔らかくとも跳ねにくいホイール、乗り心地が良いホイールを求めるのには明確な理由があります。
✓パワーロス削減
まず1つ目としてパワーロスを極力減らしたいからです。
路面からの衝撃や振動が体にもろにくる場合、体への影響が大きい場合、バイクの上で体が暴れてしまったり不安定になってしまうことで、ペダルへのパワーがかけづらくなってしまいます。体を安定させるには体幹も大切だとは思いますが、それでも路面の粗さをモロに拾ってしまうのはどうしても、パワーのロスに繋がります。
この車体が暴れることによるパワーロスは思いの外大きいのも、プロレースでも石畳はできるだけ避ける、というのも理由は多々ありますが、その中の一つでもあるのではないかと考えております、
この体に伝わる振動や衝撃とパワーロスの関係は、実走でVo2MAXインターバルとかのパワーを主とするトレーニングを行っている中で理解してきていることです。路面が荒いところや風の強い日は、パワーを出しづらい傾向にあり、これらの状況に慣れていない場合はのパワーロスは更に大きくなります。極端な話、車体が暴れることがないきれいな路面のサーキットやトラック等で出すパワーと、グラベルのような砂利道やボコボコの道で体が跳ねている状態で出すパワーは、後者のほうがかなり大変だと思います。
狙ったパワーを出し切るためには、やはり機材の影響も少なくはないです。
このように乗り手の安定感がパワーにつながることは、路面状況だけではありません。例えば風の強い日のハンドルを取られるロスも、かなり大きいです。
こういった乗り手側に与えるロス影響は、Swiss side社だけでなくSPECIALIZEDも重要視しているようです。

https://www.cyclowired.jp/news/node/324884より
つまり走行中に車体が安定していること、これはパワーがかけやすいことに繋がりますし、逆を言えば不安定な状態はパワーが出しづらい状態にあるということです。
✓安全性
そして車体の安定性は何よりも安全性にも関わります。
2本のタイヤの僅かな接地面で路面を捉えているロードバイクです。
ギャップや荒れ等で乗り手がふらつくことは想像がし易いと思いますが、それだけではなく路面からの衝撃でトラクションの抜ける瞬間は、グリップも落ちます。グリップが落ちるということは踏んでも進まないだけでなく、止まりづらかったり曲がりづらかったりもします。
この一瞬の微妙なライン、もしものときの強さ、転ぶか転ばないか、止まれるか止まれないかは紙一重の場合があります。
もちろんテクニック的な話もありますが、機材面で補えることは機材で補うのが良いです。できるだけトラクションの抜けにくいホイールの安全性は高いです。
▶硬いホイールと柔らかいホイール
傾向としてないわけではありませんが、リムハイトが高ければ硬いということでもありませんし、重量が軽ければ柔らかいホイールということにもなりません。
またそのホイールが柔らかいと感じるか、硬いと感じるか否かは、ホイール単体の性能だけではなく、その他のパーツとの組み合わせや、乗り手側の様々な影響もあります。
極論ですが、こればかりは実際に乗ってみるしか判断する手段はないと思いますが、硬いホイールと柔らかいホイールに関して、ワタクシの思うところです。
✓硬いホイール
何も硬いホイールが石のように硬いわけではなく、柔らかいホイールが真綿のようにぐにゃぐにゃしてしまうなんてことはありません。
しかし実際に乗ってみると、確かにこのホイールはカッチカチやぞ!という高剛性のホイールはあります。逆にあぁ優しい、、、というホイールもあります。
硬いホイールの特徴としては基本的にかなりシャキシャキとした踏み心地で、ペダリングの抜けも非常によく感じます。反応が非常に早く、リニアに進む感じイメージです。
特に最近のヒルクライム用を狙っているリムハイトのそこまで高くない(35~40mm位)ホイールはかなり硬く、シャキシャキした踏み心地のものが多いように思えます。
単純にリム重量が軽いということだけではなく、スポークテンションや組み方でも固めの味付けになっている方が、進んでいる感が強いです。
短い距離、短時間の試乗の場合、非常に良い感覚のように感じることが多いのはこの傾向のホイールです。なぜならば一踏み目が超早いからです。
✓柔らかいホイール
逆に柔らかめのホイールはというと、剛性が低くかかりが悪かったりするのか?ということですが、いわゆるシャキシャキ感、踏んだ瞬間のぐいっとでる感覚は確かに少ないです。
と、”かかる(かかり)”と言う言葉はありますがこれも意外と曖昧です。
踏んだ瞬間、一発のグイッと前に出る感覚をいうのか、踏んでいく毎にグイグイ進んでいく感覚なのか、これは似ているようで全然違う感覚です。
硬いホイールはとにかく一発目の後ろから蹴り出されるような加速感が強く感じます。
柔らかめのホイールはというと、一発目の加速感というよりは、心地の良い伸び感があるようなイメージです。
この2つを共存させるホイールは、、、難しいのだと思います。
それでも肝心なところです。
T1550で様々なホイールを実際に使わせていただいておりますが、その中で剛性感が足りないと感じたはホイールはありませんでした。最大パワーはそこまで高くないということもあるかもしれません。
逆にガチガチすぎるぅぅ、と完全に踏み負けたホイールはありますが(笑)
ということを考えるともちろんベストはちょうどよいということですが、やはり硬すぎるホイールよりも柔らかい方が良いような気がしております。
またこれも感じ方なので非常に難しいところなのですが、全く持って個人的な好みの問題ではありますが、実際に乗った感じでパワーを出しやすいと感じるホイールが好きです。重量とかスポークテンション、リムの硬さ等でも変わってくると思うのですが、そのホイールが自分のペダリングのフィーリング?リズムに合っているようなイメージです。
ともあれ硬いだの柔らかいだのはとても抽象的な表現で、組み合わせるその他機材だけではなく、体重や乗り方、乗る場所等にもよってだいぶ差が出ると思います。
▶その他
✓速度域
走る強度や速度域による差です。
これもものすごく重要なことです。
基本的に、速度域が上がっていけば行くほどホイールの剛性が欲しくなります。同じく走る強度も高いほうが、やはりホイールの剛性が高いほうが好ましく思えます。
しかしこれまた難しいところですが、高速になればなるほど路面のギャップや荒れの影響も大きくなるので、跳ねやすいホイールは高速域では挙動が急になってしまうこともあります。
ちょうど良い塩梅の硬さ、万能なホイールって本当に難しいと思います。
✓重量に関して
最後は重量です。
基本的に重量は軽いほうが良いです。しかし軽すぎて壊れやすいもの、寿命が極端に短かったりするもの、剛性が極端に弱いもの等は良いとは思えません。
軽いほうが良い理由は単純で、軽いほうがタイヤの選択肢が広がるからです。
重くするのは簡単ですが、軽くするのは超大変だからです。
ですが軽く硬いホイールの難点もあり、難しいということです。ペダリングもそうですしバイクの挙動が早すぎたり、ふらつきやすいもの場合もあります。
逆にある程度重さがあったほうが、漕ぎ出しや加速等鈍さは感じますが、その分バイクの挙動もマイルドな場合が多いです。
同じホイールでも、フレームのジオメトリ等によっても感じ方が変わることもあります。
▶まとめ
ホイールに何を求めているのか、という根本的なこともあると思いますがそれも踏まえた上での話です。
・値段が高ければ良いのか?
・剛性は高いほうが良いのか?
・重量が軽ければ良いのか?
これらは必ずしもその限りではないということは多々あることです。
結論としてどんなホイールが良いのか、といえば自分にあっているホイールが一番良いです。何を持って合っているかというと、実際に乗ってみて最高だと思うもの、これが最も重要だと思います。
ワタクシの場合はパワーを出しやすくて軽いホイールが好きです。
そして購入後は慣れ、とにかく乗って慣れるです。
完全一致とはならず、多少は好みから外れていたとしても、慣れることで許容ができる範囲であったり、癖的な部分もつかめてくると思います。そのホイールに合わせた乗り方を掴むことも大切だと思います。
あっちにいったりこっちにいったりだいぶフラフラ感はあり長くなってしまいましたが、リム車よりもディスク車のほうがやはりホイール選びが難しく感じます。
それでも最近は中華系企業の技術の発展により、選択肢が増えてきています。
皆様にとって理想のワンセットをご案内できるよう、この身を持って様々なホイールを試させていただいております。各ホイールについての更に細かく突っ込んだお話し等ご相談、お気軽にご連絡ください。
ということで今回はディスクブレーキの乗り換えて変わった、ホイールの好みと選び方、そんなお話しでした。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
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・ご希望の整備内容
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。当店の特徴・詳細ははこちらから
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