ボトルケージのトラブルは定期的に頂くことがある事例です。
今回はボルトを締め込む際に斜めに入ってしまったらしく、その後台座が供回りするようになり、締めてもだめで抜こうにも抜けなくなってしまったということです。
ともあれこういったときは実際に見てみないことにはなんとも言えないことも多いので、まずはお持ち込みを頂きました。

こちらです。
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状態を確認すると、確かにボルトはネジの数山分が中途半端に刺さった状態です。
確かにボルトを回すと台座も回ってしまう状態です。
台座ナットの僅かな出っ張りをつかめればボルトは外せそうなのですが、1mmにも満たない部分を掴むのはやはりかなり難しい状態です

作業の前に肝心要の話です。
今回の原因は斜めにボルトを入れてしまったこと、それだけではありません。
このボルトです。
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忌まわしきアルミのボトルケージボルトです。
個人的な意見ではありますが、アルミ製のボトルケージボルトを使用することは、おすすめできることではありません。
前回のボトルケージボルトのトラブルもアルミのボルトでした。

アルミボルトは柔らかすぎて、伸びたりちぎれたり潰れたり本当に良いことがありません。
数gの軽量化のためにリスクを背負うことはないと思います。

上の画像は比較的新しいものらしいのですが、右側のボルトはすでに首下の付け根の部分が伸び初めています。
アルミのボルトは鉄のボルトに比べて遥かに弱いです。
ですのでボルトのなめだけではなく、締め付けトルク過多によるボルトの伸び、そして折れることが多いです。

現在お使いのボルトがアルミ製かどうかわからない場合もあるかもしれません。(完成車付属品でもアルミ製のボルトがあるようです。)
その際の判別方法はまず、重量です。アルミのボルトはまず他のボトルケージボルトと比べても、かなり軽いです。他のボトルケージボルトと比べてみるとわかりやすいと思います。
またアルミのボルトは磁通常石が全くくっつきません。完成車付属でも、ボトルケージ付属でもアルミボルトと確認できた場合は使わずに、普通の鉄のボルトに交換することを強くおすすめ致します。
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お話を戻します。
ボルトを締める際に斜めに入れてしまって力をかけてしまったことで、アルミが変形してネジ山に変に食いついてしまった事で台座自体のカシメが緩み回ってしまっていると思われます。
そうアルミはステンレス比べて、弱いのです。
もしくはほかの可能性としては、メーカーの出荷時にボトルケージ台座の”かしめ”が弱かった可能性もあります。実際にものを見ればわかりますが、外からではわかりません。

このままでは抜くに抜けません。
台座を破壊してもボルトの頭があれば、外れません。

ということで今回は2段階の工程です。
まずはボルトの頭を飛ばすためにネジを切ります。
アルミボルトは柔らかいので切りやすいのですが、周りのパーツを傷つけないように最新の注意を払って切りました。
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ボルトの頭が取れました。
ボルトの出代が少ない場合は最悪ボトルケージを壊さないと切れない場合もありますが、今回はボルトの出代がある程度はあり、ボトルケージは無事に救出完了です。

この状態になればいつもどおりの作業です。
更に養生をして作業を進めます。
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ネジの残骸が若干邪魔な感じがしなくはありませんが、これを切るのは更に手間なのでこのまま台座の頭を削っていきます。
ボトルケージ台座の頭を飛ばせば、台座はフレーム内部に落ちます。

しかしこれがまたボルトが回る回る。。。
リューターは回転するので回転に合わせて台座もくるくる、、、削っている最中は少々熱くなりますのでボルトを工具で抑えた状態で削っていきます。どんな工具かと言うとネジザウルスで(笑)

ダイヤモンドカッターでも削れるのですが、今回は超硬ドリルビットを使用しました。
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フレームを傷つけないように最新の注意を払いつつ、極薄くなるまで削っていきます。

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だいぶ進みました。
ここからが勝負です。
まだ外れないのですが、もう場所によってはフレームが露出しています。
ギリギリを攻めていきます。

終わりは一瞬です。
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ポロリとフレーム内部に吸い込まれます。
これで無事に外れました。

この瞬間が一番ホッとする瞬間です。
あとはナットをかしめて取り付ければ作業は終了、無事にボトルケージが使えるようになります。
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もう既存のアルミボルトは使わずステンレスのボルトに交換いたしました。

はずれたナット+ボルトです。
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今回も無事に作業が完了して良かったです。

ボトルケージのボルトのトラブルを起こさないためのポイントです。
①アルミのボルトは避ける
②ボトルケージボルトの締めすぎには要注意
※振動で緩んでしまう場合もあります。定期的な増し締め(どんどん締めるのではなく、緩んでいないかの確認。)はボトルケージボルトだけではなく、とても大切なことです。
③ダウンチューブもシートチューブも下部のボルトはボルトへアクセスしにくく斜めに入りやすい、また工具が使いづらいので舐めないように要注意。
④やばいと思ったら粘らず早めにプロショップへ。
状況を悪化させてしまうことはよくあることです。

ということで今回はボトルケージのトラブル ボルトが外れないのはどう直す!?、そんなお話でした。


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