前回のお話しはこちらからどうぞ↓↓↓
前回のお話しで、長年付き添ってきたサドルを交換する決意を致しました。
そしてサドル探しをしたいのですが、ついに決まりました。

今回購入したのは、Pro STEALTH Curved(プロ ステルス カーブド)サドルです。
現在のPROのロード用サドルのラインナップはショートノーズのステルスが他モデルを牽引するフラッグシップモデルのようです。(ショートノーズ以外ではターニックス、ファルコン、グリフォンの3種類があります。)
※本国のラインナップにはあっても日本には入ってきていない製品もあります。
また本国のHPには記載のある30日間保証も日本にはないようです。
発売当初のステルスは一種類しかありませんでしたが、現在は複数のラインナップがあります。
・スーパーライト(145g)※カーボンレールのみ
・ステルス(無印)カーボンレール:(チーム)ステンレスレール(パフォーマンス)
・カーブド カーボンレール、ステンレスレール
ではスーパーライトはわかりますが、無印ステルスとカーブドの違いはと言うと、、、まぁそれにしてもプロのサドルの情報の少なさや。
Stealth カーブドの公式ページには以下のように記載があります。
横方向へ柔軟に動くライダーって、、、よくわかりませんが。
画像で比べてみます。

このように並べてみてみると、確かにカーブドの方が座面が丸みを帯び、後方に向けのてのカーブも付いている印象です。
イメージ的には無印ステルスのほうが平らで広いイメージですが、カーブドは丸みを帯びている形状に見えます。
以前のステルスが合わなく感じてしまったのは広い座面の角があたっていたこともあるので、今回はカーブドを選択しました。
あとはカーボンレールかステンレスレースかという選択になりますが、もう完全に一発勝負ですが、せっかく買うのであれば買い直しになるのは面倒なので、カーボンレール(チーム)一択でした。
▶ステルス カーブドを見る!
ということでこちらです。

ノーマル形状のSLRと比べてみるとたしかに結構ショートです。

実測重量です。

カタログ値よりも重めの169gでした。
SLR(131g)からは増量です。
PROのサドルはサドル裏側後方にボルトが付いています。


GOPRO台座がつくようです。
サドルのパッケージの一部は、ポジションの位置合わせツールのようなものが付いています。

なるほどなという仕組みで、要はサドルの同じ太さの部分の距離を測れるツールです。
これは昨今のノーズの長さが異なるサドルでも座るポイント(同じ太さの部分)、を同じ位置に持って来ることができるというものです。
新旧を比較してみます。

ん??先っちょがほんの少し短くなった程度で、座面のカーブも非常に似ています。
これはやってしまった感がほんのりとよぎります。
▶あえて合わせないセッティング
とりあえず仮組みしてみます。

ワタクシの場合は、サドルやハンドルを交換する際、ある程度はポジションが同じようにするのですが、原則全く同じポジションにはあえて持ってきません。
それには理由があって、乗り手側が変化を求めているからパーツを交換するので、あえて同じポジションではなく違うポジションにチャレンジをしたいからです。そこには新たな発見やひらめきがあるかもしれません。
普段は1mmたりとも弄りたくないマンなので、こういった機会でもない限り新しい発見からは遠のいてしまいがち、ということです。
今回は今風に深い前傾を取りやすいポジション、ということを中心に原則ポジションを低く取るべくセッティングを目指しました。
前後位置はサドルレールで見てど真ん中ぐらい、角度は後方の反り上がっている部分は気にせず、中間~前方の平らな部分を水平よりも少しだけ前に傾けるような角度です。
この状態から乗りながら少しずつ調整をようと考えました。。
早速六角レンチを持って走りに行きました。
▶最初はちょっと残念な・・・
お尻をサドルに収めてすぐに気がついたことがあります。
正直ちょっと、うーんと、、、
という言うのも、
「SLRとそっくりだっ!(笑)」
ですので、特に変える必要がないように思えてしまいました。
逆に言えばさすがのサドル、さすがのSella italiaです。
SLRというモデル自体何年も前に発売されていますが、現在モデルであり技術の髄を詰め込んだサドルとも大きな差はないぐらいの設計になっているということです。
普通にサドルに座って走っている分にはSLRとの大きな差はなく、ステルスはやはりサドル中心部の穴(アナトミックフィットリセス)が大きく空いているため、接触面積は若干SLRはよりも狭く感じます。これはレーパンのパッドとの相性なんかもあるかもしれませんが、薄いパッドだとなれるまで多少違和感があるかもしれません。
それでもいわゆる無印ステルスで感じた、サドルのエラとハムストリングスの接触による違和感が全くと言っていいほどなく、脚の回しやすさも全然OKだったのは、ほっと一安心でした。
上りになると後方のカーブが良い仕事をし、高い安定感を得ることができます。
表面の素材は滑りずらく、かといって全然滑らなくてレーパンに厳しかったり、ポジションが移動し辛かったり動きの邪魔するようなこともありません。ちょうどよい塩梅の滑らなさ具合です。
初日は適当に大体真ん中ぐらいの前後位置、角度もざっくりと合わせたままですが、そのままでも十分乗れるぐらいだったのは今思えば、やはりサドルが良かったのだと思います。
その後やはりもう少しお尻を引きたくなって、サドルを6mm位後退させただけで現在に至るまで使用しております。
▶その後ガラリと印象が変わる
その後ロングで使用したら完全に印象が変わりました。
基本的には後ろ乗り寄りの乗り方ですが、ゆるい上り等で更に深い前傾をしたらぶっ飛びました。
深めの前傾や下ハンで前の方に着座位置がズレてきても、普通に座れるのです。
今までのSLRだったら突き刺さり、絶対に座れなかった位置に座ることができます。

ショートノーズのサドルといえばその形状から、座面は短く着座位置の自由度はそこまで高くない印象がありました。パワーなんかはその気が強いです。
しかしカーブドは後ろ乗り(普通ぐらいのポジション)の際はSLRとほぼ同様でありながらも、前傾が深くなったり、前乗り寄りになったときもポジションを無理なく作れ、また安定感も抜群です。
そしてダンシングーシッティングの切替時にサドルの先端が引っかかったりすることもありません。
最近のショートノーズのメリットをしっかりと感じることができるサドルだと実感しています。
▶まとめ
ステルス カーブドとSLRもはパット見た感じノーズの長さに差はあれども、後方はSLRとほぼ同様、上り以外ではむしろどこが違うのかわからないぐらいの印象でしたが、前が全然違いました。
前が本当にすごいです。
他社製品と混合させるのはあれですが、イメージ的には前乗りが安定してできる深い前傾姿勢にもかなりの対応ができるSLR、という印象です。
今風の乗り方にもしっかりと特化サドル、それがステルス カーブドだと言うのが感想です。
SLRでもう少し前を使いたい方と感じる方にはおすすめです。
もうしばしポジションを煮詰めつつ、慣らしていこうと思います。
ということで今回はSella Italia SLRからの変更に最適!PRO Stealth Curved (プロ ステルス カーブド)サドルへ交換、そんなお話しでした。
※ただ前乗りをおすすめしているわけではありません。
確かにパッとパワーの出やすい前乗りは速いは速いのですが、体幹ができていない状態での前乗りは粉ーリングやブレーキング時に危険を伴いますし、集団走行では更に危険性が増します。
くれぐれもご注意下さい。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
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※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
前回のお話しで、長年付き添ってきたサドルを交換する決意を致しました。
そしてサドル探しをしたいのですが、ついに決まりました。

今回購入したのは、Pro STEALTH Curved(プロ ステルス カーブド)サドルです。
現在のPROのロード用サドルのラインナップはショートノーズのステルスが他モデルを牽引するフラッグシップモデルのようです。(ショートノーズ以外ではターニックス、ファルコン、グリフォンの3種類があります。)
※本国のラインナップにはあっても日本には入ってきていない製品もあります。
また本国のHPには記載のある30日間保証も日本にはないようです。
発売当初のステルスは一種類しかありませんでしたが、現在は複数のラインナップがあります。
・スーパーライト(145g)※カーボンレールのみ
・ステルス(無印)カーボンレール:(チーム)ステンレスレール(パフォーマンス)
・カーブド カーボンレール、ステンレスレール
ではスーパーライトはわかりますが、無印ステルスとカーブドの違いはと言うと、、、まぁそれにしてもプロのサドルの情報の少なさや。
Stealth カーブドの公式ページには以下のように記載があります。
PRO Stealthチームサドルとの違いは、丸みを帯びた後部形状とわずかに狭いノーズにより、ペダリング中の左右の動きを快適にすることです。また、リアエンドを高くすることで、ライダーが空気力学的なポジションを維持しやすくしているのも特徴です
横方向に柔軟に動くライダーのためのロードサドルhttps://www.pro-bikegear.com/jp/road/saddles/stealth-curved-team-saddleより
横方向へ柔軟に動くライダーって、、、よくわかりませんが。
画像で比べてみます。

このように並べてみてみると、確かにカーブドの方が座面が丸みを帯び、後方に向けのてのカーブも付いている印象です。
イメージ的には無印ステルスのほうが平らで広いイメージですが、カーブドは丸みを帯びている形状に見えます。
以前のステルスが合わなく感じてしまったのは広い座面の角があたっていたこともあるので、今回はカーブドを選択しました。
あとはカーボンレールかステンレスレースかという選択になりますが、もう完全に一発勝負ですが、せっかく買うのであれば買い直しになるのは面倒なので、カーボンレール(チーム)一択でした。
▶ステルス カーブドを見る!
ということでこちらです。

ノーマル形状のSLRと比べてみるとたしかに結構ショートです。

実測重量です。

カタログ値よりも重めの169gでした。
SLR(131g)からは増量です。
PROのサドルはサドル裏側後方にボルトが付いています。


GOPRO台座がつくようです。
サドルのパッケージの一部は、ポジションの位置合わせツールのようなものが付いています。

なるほどなという仕組みで、要はサドルの同じ太さの部分の距離を測れるツールです。
これは昨今のノーズの長さが異なるサドルでも座るポイント(同じ太さの部分)、を同じ位置に持って来ることができるというものです。
新旧を比較してみます。

ん??先っちょがほんの少し短くなった程度で、座面のカーブも非常に似ています。
これはやってしまった感がほんのりとよぎります。
▶あえて合わせないセッティング
とりあえず仮組みしてみます。

ワタクシの場合は、サドルやハンドルを交換する際、ある程度はポジションが同じようにするのですが、原則全く同じポジションにはあえて持ってきません。
それには理由があって、乗り手側が変化を求めているからパーツを交換するので、あえて同じポジションではなく違うポジションにチャレンジをしたいからです。そこには新たな発見やひらめきがあるかもしれません。
普段は1mmたりとも弄りたくないマンなので、こういった機会でもない限り新しい発見からは遠のいてしまいがち、ということです。
今回は今風に深い前傾を取りやすいポジション、ということを中心に原則ポジションを低く取るべくセッティングを目指しました。
前後位置はサドルレールで見てど真ん中ぐらい、角度は後方の反り上がっている部分は気にせず、中間~前方の平らな部分を水平よりも少しだけ前に傾けるような角度です。
この状態から乗りながら少しずつ調整をようと考えました。。
早速六角レンチを持って走りに行きました。
▶最初はちょっと残念な・・・
お尻をサドルに収めてすぐに気がついたことがあります。
正直ちょっと、うーんと、、、
という言うのも、
「SLRとそっくりだっ!(笑)」
ですので、特に変える必要がないように思えてしまいました。
逆に言えばさすがのサドル、さすがのSella italiaです。
SLRというモデル自体何年も前に発売されていますが、現在モデルであり技術の髄を詰め込んだサドルとも大きな差はないぐらいの設計になっているということです。
普通にサドルに座って走っている分にはSLRとの大きな差はなく、ステルスはやはりサドル中心部の穴(アナトミックフィットリセス)が大きく空いているため、接触面積は若干SLRはよりも狭く感じます。これはレーパンのパッドとの相性なんかもあるかもしれませんが、薄いパッドだとなれるまで多少違和感があるかもしれません。
それでもいわゆる無印ステルスで感じた、サドルのエラとハムストリングスの接触による違和感が全くと言っていいほどなく、脚の回しやすさも全然OKだったのは、ほっと一安心でした。
上りになると後方のカーブが良い仕事をし、高い安定感を得ることができます。
表面の素材は滑りずらく、かといって全然滑らなくてレーパンに厳しかったり、ポジションが移動し辛かったり動きの邪魔するようなこともありません。ちょうどよい塩梅の滑らなさ具合です。
初日は適当に大体真ん中ぐらいの前後位置、角度もざっくりと合わせたままですが、そのままでも十分乗れるぐらいだったのは今思えば、やはりサドルが良かったのだと思います。
その後やはりもう少しお尻を引きたくなって、サドルを6mm位後退させただけで現在に至るまで使用しております。
▶その後ガラリと印象が変わる
その後ロングで使用したら完全に印象が変わりました。
基本的には後ろ乗り寄りの乗り方ですが、ゆるい上り等で更に深い前傾をしたらぶっ飛びました。
深めの前傾や下ハンで前の方に着座位置がズレてきても、普通に座れるのです。
今までのSLRだったら突き刺さり、絶対に座れなかった位置に座ることができます。

ショートノーズのサドルといえばその形状から、座面は短く着座位置の自由度はそこまで高くない印象がありました。パワーなんかはその気が強いです。
しかしカーブドは後ろ乗り(普通ぐらいのポジション)の際はSLRとほぼ同様でありながらも、前傾が深くなったり、前乗り寄りになったときもポジションを無理なく作れ、また安定感も抜群です。
そしてダンシングーシッティングの切替時にサドルの先端が引っかかったりすることもありません。
最近のショートノーズのメリットをしっかりと感じることができるサドルだと実感しています。
▶まとめ
ステルス カーブドとSLRもはパット見た感じノーズの長さに差はあれども、後方はSLRとほぼ同様、上り以外ではむしろどこが違うのかわからないぐらいの印象でしたが、前が全然違いました。
前が本当にすごいです。
他社製品と混合させるのはあれですが、イメージ的には前乗りが安定してできる深い前傾姿勢にもかなりの対応ができるSLR、という印象です。
今風の乗り方にもしっかりと特化サドル、それがステルス カーブドだと言うのが感想です。
SLRでもう少し前を使いたい方と感じる方にはおすすめです。
もうしばしポジションを煮詰めつつ、慣らしていこうと思います。
ということで今回はSella Italia SLRからの変更に最適!PRO Stealth Curved (プロ ステルス カーブド)サドルへ交換、そんなお話しでした。
※ただ前乗りをおすすめしているわけではありません。
確かにパッとパワーの出やすい前乗りは速いは速いのですが、体幹ができていない状態での前乗りは粉ーリングやブレーキング時に危険を伴いますし、集団走行では更に危険性が増します。
くれぐれもご注意下さい。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
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作業は18:00以降も行います。
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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