※2024年8月30日 実機実測値等を更新させていただきました。
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WINSPACEといえばLUN HYPER ホイールのイメージが強く、T1500とかの時代はフレーム販売に力を入れていたのかというと、、、そこまでの印象は強くなかったと思います。
しかしその後ワタクシ自身も使用しているT1550は国内プロチームにも供給され、新たなフレームAgileの発売やT1550は2nd Genへと進化をしフレームにもかなり力を入れるようになってきたイメージです。
そしてつい先日、WINSPACEの新フレーム、SLC2.0の後継モデルのSLC3が発表されました。
SLC3は富士ヒルで展示されていたような気も。個人的にものすごく注目しているフレームです。
というのも先代SLC2.0にも乗ったことがありますが、本当に癖がなくリムブレーキフレームのような軽快さがあるフレームでした。
もちろんがっつりエアロなT1550も好きなのですが、オールラウンド系のバイク、、、やっぱり気になってしまいます。
ということで今回は先日発表になったWINSPACEの新フレーム、より軽く、より硬く、空力的にも優れた全地形対応の新型フレーム、SLC3についてのお話です。
まずは公式の情報は公式ページにお任せして(←他力本願(笑))
✓重量と剛性
まず超軽量オールラウンダーを謳っておりますので、その重量からです。
公式ではMサイズ、未塗装で699g±30gということです。
しかし未塗装のまま乗ることはありませんので塗装済み重量でなければ意味がありません。
実測値では塗装済みMサイズで700g+αというお話もありますが、そこはもうすでに海の向こう側のレビュワーの方からの情報です。
サイズはLサイズ、実測値で760gということです。
ちなみにワタクシのT1550は約1050gということを考えても、めちゃくちゃに軽いです。
また別のレビュワーからの情報です。
同じくサイズはLサイズということですが、個体差なのでしょうか。フレーム重量は結構重めです。
フォークは412gとこれもまた少々重めです。
しかしディスクのフォークはやはり剛性も必要な部分ですので、変に剛性が足りないぐらいであれば多少重くても硬いほうがよいと考えております。
ではベンチマーク的なSL8はというと、、、
こちらです。
ではSLC3、肝心要の実物の実測値です。
( д) ゚ ゚アボーン
Mサイズで769gです。
ちなみにこれボトルケージボルトやFD台座、RDハンガーの重量も含まれています。
これだけ軽いのでどれだけ軽いのか、もっと確認をしたくなりました。
ボルト類を外した、フレーム単体の状態です。
729g!!(実測値)
軽すぎです。
カタログ値が699g±30g 未塗装Mサイズですので、計算が。。。
間違いなく過去最軽量のフレームです。
続いてフロントフォークです。
未カットで412gです。
フレームの軽さに比べて、フォークは結構重量感があり、しっかりと剛性感のある作りになっています。これは”走り”に必要な重量ということだと思われます。
フォーク重量が意外とあるのはSL8も同様(397g)です。
シートポストです。
やぐら込みで171g、やはり軽いです。
またSLC3は軽いだけではなく、剛性も前モデルのSLC2.0に対して、ヘッド部で31.8%、ボトムブラケット部分で21.6%の向上をしているということです。
そしてWINSPACEからの挑戦状!?比較対象的な存在としてあげているターマックSL8との比較でも重量剛性比(重さと硬さの比:軽くて硬いということ)では、SLC3の方が上回る数値を出しているとか。。。ここまではっきりと意識しているのは楽しいことです。
✓カーボン素材
カーボン素材は東レのT1100、T1000、M46、M65といった軍事用レベルのカーボンファイバーで構成されているということです。
フレームの素材でT1000などはよく聞きますが、Mは最近ではドグマFなどでも使用されているカーボン素材です。
そんなことを言われても何がよいのかよくわからないので、聞いてみましたところ、硬さ(剛性)と丈夫(強靭さ)さがさらに向上ということでした。
剛性が上がることは想像がつきますが、強度ということでフレームの寿命も延びるとか。。。キャニオンのアルチなんかも重量を増やしてでも強度を上げている、壊れにくいフレーム設計に、というお話もありました。これはユーザーにとっては非常に良いことだと思います。
✓実車
実車画像を見ていきたいと思います。
こちらです。
最近では多くなった、ドロップドシートステーでリア三角はかなり小さめになっています。
シンプルかつ、機能美的で極めて美しいフレームです。
普通にかっこいいです。。。
Agileもそうですが、かなりワイドなフロントフォークです。
最近ではBMCなどもそうですがフロントフォークはかなりワイドにして、フォークを抜けた風をダウンチューブで流すような設計が多くなっているようです。
このように前から見た限りでは同社T1550やAgileと似て、空力的に非常に良さそうなイメージがわきます。
✓カラー
カラーを見てみます。
標準カラーは3種類
最軽量のカーボンブラック
秘かにRDハンガーはダイレクトマウントです。
これも非常に良いところです。
ポラール(ポーラー?)ブラック
ポラール(ポーラー?)ホワイト
4万円アップチャージのカラーです。
GLAZE(グレイズ)
VENOM(ヴェノム)
おそらくアップチャージありの派手系カラーの場合は、塗装がある程度重量があるため、もう少し重くなると考えられます。
がVenomは結構好きな色です。
✓ジオメトリ
肝心要のジオメトリです。
同社AgileではMとLの差でヘッドチューブ長が40mm、スタックも40mm以上の差が出てしまっていたのもの、Agile購入を見送った要因の一つでもありました。
それがSLC3はきれいにサイズが出ているイメージです。
しかしT1550に比べても微妙にですがSLC3の方がサイズ感が大きくなっているようですので、注意が必要です。
M,Lサイズはシートポストのセットバックも15mmでいい感じです。
タイヤは全サイズ32ⅽまで対応、メカニカル(機械式変速)もOKという新設設計です。
✓懸念点
①シートポストが真円形状
まさかのシートポストは27.2mmの真円形状です。
完全なエアロ形状とまではいかなくとも、D形等にしなかったのか。クランプは一般的な丸形、なぜーーーー!? 惜しいです!
というのも汎用性を、という意見もありますが現在シートポストはフレームに専用設計品が付くことが多くなりました。それとともに汎用性のあるシートポストを販売しているメーカーは減少の一途をたどっています。
そこはユーザーフレンドリーさを出すよりも、エアロにこだわってほしかったところです。
それとも丸形の方がよい別の理由とか、丸形でも十分すぎるほどの性能がでているということなのでしょうか。。。こればかりは乗ってみないと何とも言い難いところです。
②クライム用?オールラウンド用?
SLC3の開発コンセプト?はトップブランドのパフォーマンスを凌ぐことを目標として開発された軽量オールラウンダーということです。
ですが各種レビュワーや世間の認知的はヒルクライムバイク、というイメージがあるようです。
そのギャップは、というと??なぜなのでしょうか。
SLCはシートポストこそ丸形ですが、随所にT1550やAgileにも取り入れられている空力的な技術が採用されているように見えます。
軽量でありながらも、エアロも犠牲にしていないということをもっと前面に押し出すべく、剛性だけではなく空力的な数値もどんどん公開した方がよい気がします。
▶まとめ
なんでも海外のレビュワーの試乗インプレではトータルバランスがすごい、というお話も。
とは言っても機材提供者と思われますので、100%を鵜呑みにできるわけではないのかもしれません。
それでもワタクシが使用しているT1550は走りそのものをが何よりも気に入っているフレームです。そんなフレームを作ったWINSPACE社が本気で作った新型の超軽量のオールラウンダーフレームです。
SLC2.0の良さを知っていますが、そのSLC2.0からすべてが新しくなったとも言われている、SLC3です。これは期待せざるを得ません。
またワタクシ自身残念ながらSL8はありませんが、SL7は結構乗ったことがあります。WINSPACEの挑戦状的なSLC3は比べてどうなのか、とても楽しみなバイクです。
ということで今回はWINSPACEからの挑戦状!? 超軽量オールラウンダーバイク WINSPACE SLC3!!そんなお話でした。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
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・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
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WINSPACEといえばLUN HYPER ホイールのイメージが強く、T1500とかの時代はフレーム販売に力を入れていたのかというと、、、そこまでの印象は強くなかったと思います。
しかしその後ワタクシ自身も使用しているT1550は国内プロチームにも供給され、新たなフレームAgileの発売やT1550は2nd Genへと進化をしフレームにもかなり力を入れるようになってきたイメージです。
そしてつい先日、WINSPACEの新フレーム、SLC2.0の後継モデルのSLC3が発表されました。
SLC3は富士ヒルで展示されていたような気も。個人的にものすごく注目しているフレームです。
というのも先代SLC2.0にも乗ったことがありますが、本当に癖がなくリムブレーキフレームのような軽快さがあるフレームでした。
もちろんがっつりエアロなT1550も好きなのですが、オールラウンド系のバイク、、、やっぱり気になってしまいます。
ということで今回は先日発表になったWINSPACEの新フレーム、より軽く、より硬く、空力的にも優れた全地形対応の新型フレーム、SLC3についてのお話です。
まずは公式の情報は公式ページにお任せして(←他力本願(笑))
✓重量と剛性
まず超軽量オールラウンダーを謳っておりますので、その重量からです。
公式ではMサイズ、未塗装で699g±30gということです。
しかし未塗装のまま乗ることはありませんので塗装済み重量でなければ意味がありません。
実測値では塗装済みMサイズで700g+αというお話もありますが、そこはもうすでに海の向こう側のレビュワーの方からの情報です。
サイズはLサイズ、実測値で760gということです。
ちなみにワタクシのT1550は約1050gということを考えても、めちゃくちゃに軽いです。
また別のレビュワーからの情報です。
同じくサイズはLサイズということですが、個体差なのでしょうか。フレーム重量は結構重めです。
フォークは412gとこれもまた少々重めです。
しかしディスクのフォークはやはり剛性も必要な部分ですので、変に剛性が足りないぐらいであれば多少重くても硬いほうがよいと考えております。
ではベンチマーク的なSL8はというと、、、
こちらです。
ではSLC3、肝心要の実物の実測値です。
( д) ゚ ゚アボーン
Mサイズで769gです。
ちなみにこれボトルケージボルトやFD台座、RDハンガーの重量も含まれています。
これだけ軽いのでどれだけ軽いのか、もっと確認をしたくなりました。
ボルト類を外した、フレーム単体の状態です。
729g!!(実測値)
軽すぎです。
カタログ値が699g±30g 未塗装Mサイズですので、計算が。。。
間違いなく過去最軽量のフレームです。
続いてフロントフォークです。
未カットで412gです。
フレームの軽さに比べて、フォークは結構重量感があり、しっかりと剛性感のある作りになっています。これは”走り”に必要な重量ということだと思われます。
フォーク重量が意外とあるのはSL8も同様(397g)です。
シートポストです。
やぐら込みで171g、やはり軽いです。
またSLC3は軽いだけではなく、剛性も前モデルのSLC2.0に対して、ヘッド部で31.8%、ボトムブラケット部分で21.6%の向上をしているということです。
そしてWINSPACEからの挑戦状!?比較対象的な存在としてあげているターマックSL8との比較でも重量剛性比(重さと硬さの比:軽くて硬いということ)では、SLC3の方が上回る数値を出しているとか。。。ここまではっきりと意識しているのは楽しいことです。
✓カーボン素材
カーボン素材は東レのT1100、T1000、M46、M65といった軍事用レベルのカーボンファイバーで構成されているということです。
フレームの素材でT1000などはよく聞きますが、Mは最近ではドグマFなどでも使用されているカーボン素材です。
そんなことを言われても何がよいのかよくわからないので、聞いてみましたところ、硬さ(剛性)と丈夫(強靭さ)さがさらに向上ということでした。
剛性が上がることは想像がつきますが、強度ということでフレームの寿命も延びるとか。。。キャニオンのアルチなんかも重量を増やしてでも強度を上げている、壊れにくいフレーム設計に、というお話もありました。これはユーザーにとっては非常に良いことだと思います。
✓実車
実車画像を見ていきたいと思います。
こちらです。
最近では多くなった、ドロップドシートステーでリア三角はかなり小さめになっています。
シンプルかつ、機能美的で極めて美しいフレームです。
普通にかっこいいです。。。
Agileもそうですが、かなりワイドなフロントフォークです。
最近ではBMCなどもそうですがフロントフォークはかなりワイドにして、フォークを抜けた風をダウンチューブで流すような設計が多くなっているようです。
このように前から見た限りでは同社T1550やAgileと似て、空力的に非常に良さそうなイメージがわきます。
✓カラー
カラーを見てみます。
標準カラーは3種類
最軽量のカーボンブラック
秘かにRDハンガーはダイレクトマウントです。
これも非常に良いところです。
ポラール(ポーラー?)ブラック
ポラール(ポーラー?)ホワイト
4万円アップチャージのカラーです。
GLAZE(グレイズ)
VENOM(ヴェノム)
おそらくアップチャージありの派手系カラーの場合は、塗装がある程度重量があるため、もう少し重くなると考えられます。
がVenomは結構好きな色です。
✓ジオメトリ
肝心要のジオメトリです。
同社AgileではMとLの差でヘッドチューブ長が40mm、スタックも40mm以上の差が出てしまっていたのもの、Agile購入を見送った要因の一つでもありました。
それがSLC3はきれいにサイズが出ているイメージです。
しかしT1550に比べても微妙にですがSLC3の方がサイズ感が大きくなっているようですので、注意が必要です。
M,Lサイズはシートポストのセットバックも15mmでいい感じです。
タイヤは全サイズ32ⅽまで対応、メカニカル(機械式変速)もOKという新設設計です。
✓懸念点
①シートポストが真円形状
まさかのシートポストは27.2mmの真円形状です。
完全なエアロ形状とまではいかなくとも、D形等にしなかったのか。クランプは一般的な丸形、なぜーーーー!? 惜しいです!
というのも汎用性を、という意見もありますが現在シートポストはフレームに専用設計品が付くことが多くなりました。それとともに汎用性のあるシートポストを販売しているメーカーは減少の一途をたどっています。
そこはユーザーフレンドリーさを出すよりも、エアロにこだわってほしかったところです。
それとも丸形の方がよい別の理由とか、丸形でも十分すぎるほどの性能がでているということなのでしょうか。。。こればかりは乗ってみないと何とも言い難いところです。
②クライム用?オールラウンド用?
SLC3の開発コンセプト?はトップブランドのパフォーマンスを凌ぐことを目標として開発された軽量オールラウンダーということです。
ですが各種レビュワーや世間の認知的はヒルクライムバイク、というイメージがあるようです。
そのギャップは、というと??なぜなのでしょうか。
SLCはシートポストこそ丸形ですが、随所にT1550やAgileにも取り入れられている空力的な技術が採用されているように見えます。
軽量でありながらも、エアロも犠牲にしていないということをもっと前面に押し出すべく、剛性だけではなく空力的な数値もどんどん公開した方がよい気がします。
▶まとめ
なんでも海外のレビュワーの試乗インプレではトータルバランスがすごい、というお話も。
とは言っても機材提供者と思われますので、100%を鵜呑みにできるわけではないのかもしれません。
それでもワタクシが使用しているT1550は走りそのものをが何よりも気に入っているフレームです。そんなフレームを作ったWINSPACE社が本気で作った新型の超軽量のオールラウンダーフレームです。
SLC2.0の良さを知っていますが、そのSLC2.0からすべてが新しくなったとも言われている、SLC3です。これは期待せざるを得ません。
またワタクシ自身残念ながらSL8はありませんが、SL7は結構乗ったことがあります。WINSPACEの挑戦状的なSLC3は比べてどうなのか、とても楽しみなバイクです。
ということで今回はWINSPACEからの挑戦状!? 超軽量オールラウンダーバイク WINSPACE SLC3!!そんなお話でした。
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