Di2の調整の話です。
何やらDi2のリア変速の調子が悪い状態です。

リア変速の状態を確認してみると確かに具合が悪いのです。
何がそんなに悪いのかというと、以下の症状が出ています。
・ローに入らない
・全体的にガチャガチャしている
・トップ側にディレイラーが寄りすぎている

1つずつ見ていきます。
ローに入らないのには原因が複数ありますが、まずDi2のアジャスト(Di2の変速調整モード)で調整ができるかどうかです。
→できませんでした。
※ロー側の調整ボルトが邪魔をする可能性がありますので、ロー側は大きめに緩めておきます。

全体的なガチャ付きの対処としては、やはりDi2での変速調整なのですが、そもそも変速自体が1~2枚分ぐらいずれていますので調整自体があまりうまく行きません。

トップ側にディレイラーが寄りすぎている、これも重症です。
というのもトップから一段階ロー側へ変速をしてもディレイラーがピクッと動くだけで全く動かないのです。
これの対処はものすごく単純で、もっとディレイラー自体をロー側に寄せてあげれば良いだけです。
ロー側に寄せるのはというと、Di2のアジャストです。
ですので極めて単純なお話なわけですが、そう簡単にはいかないのが難しいところなのです。

というのもDi2のアジャストはとっくのとうにもういっぱいまでロー側によっているのです。

これこそがDi2の調整のデメリットの部分です。
Di2のリアディレイラーの調整をものすごくシンプルに説明すると11速の場合、決まった幅で10段階起きる変速をロー側に寄せるもしくはトップ側に寄せるか、これが(確か32段階)あります。
この間で調整ができるはずです。

しかし今回のようにはるかにその調整範囲を飛び越えてしまっているときがあります。

これが難しいところです。
ではなぜそのような状態になってしまっているかというならば、例えばハンガーが曲がっていたり、スプロケットおかしいことになっていたり、はたまた、、、という具合で原因は様々あります。

その複数の原因をすべて潰してもだめな場合があります。
というの今回の不具合でした。
この原因は何でもリアディレイラーのカムが少しずつずれてきてしまうことがある、ということです。
要はこのトップ側に寄せたり、ロー側に寄せたりする調整範囲が、正常の範囲を超えてしまって(スタート位置に)ズレが生じてしまう事があるようです。

ではそのような場合はどうするのかというと、、、
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とっても高価なプロ用の箱ちゃんです。

これを使って修正をします。
やってみます。
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どうかというと、、、
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あっていません。
修正をしてもらいます。

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画面に従ってぽちぽちします。

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完了いたしました。

再度調整をしてみます。
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ローに入りました。完璧です。
しっかりと調整を行います。
これでまた元気に働いてもらうことができるようになりました。


この調整ができるようになったのはとても便利なことです。
しかしです。
最初の方にも書きましたが、このような修正方法を行う前の段階として、まずは入念な確認をし確認をしつくしてから今回ご紹介をさせていただい方法を行うことになります。
というのも今回の方法はあくまでも他のところの不具合がないことが確定してから行うべきことです。例えばハンガーが曲がったまま、ディレイラー側の修正をして無理やり調整をする、というのも間違った話です。それ以外にも確認事項はたくさんあり、しっかりと確認をしないことは危険をとなう場合が多々ありますので注意が必要です。

ディレイラーの不調等、気持ち悪いまま乗ってしまうのではなく些細なことでもお気軽にご相談をいただければと思います。
ということで今回はDi2 11速のリアディレイラーが調整困難!? 対処方法のご紹介 ですが、まずはプロにご相談を、というお話でした。


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