11速のDi2 9000シリーズが発売されたのは、012年、今から12年も前のことでした。。。

現在ではケーブル類がほぼ外に出ることがないフル内装が主流になってきておりますが、当時12年前のフレームの構造といえば、シフトケーブルもまだまだ内装ではなく外装仕様の構造も多くありました。
ではどのようにしてDi2を組んでいたのかというと、いわゆる外装仕様です。
外装仕様とは、その名の通りにバッテリーやジャンクションB、エレクトリックケーブル類をフレーム内部に収めない構造で組む方法です。

そんなちょっとだけ懐かしい外装仕様のDi2のお話、Di2の歴史 外装仕様の11速 Di2そんなお話です。

サムネイルにもなっているこの画像です。
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当時をご存じない方には不思議に思えるパーツだと思います。こんなパーツたちのお話しです。


✓外装仕様のバッテリー
まず外装式のバッテリーですが、小さめのモバイルバッテリーぐらい?現在では最近流行りの電動の携帯ポンプぐらいのサイズで、その名の通り外装ですのでダウンチューブ側のボトルケージの下であったり、ダウンチューブの下、チェーンステ下部等に、様々な場所に取り付けられていました。
Ultegra Di2 battery
https://road.cc/content/news/40313-updated-first-ride-shimano-ultegra-di2?qt-more_news=0&page=1 より

このように外装仕様のバッテリーはその名の通り外に付いていました。
このバッテリーは直接フレームに付けるわけではなく、バッテリーマウントというものをフレームにつける必要がありました。
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※バッテリーマウントです。
マウントは常にフレームに固定、外装仕様のバッテリーは充電の際は取り外して、専用の充電器で充電をする仕様でした。
今のSRAMのバッテリーの様なイメージです。

✓エレクトリックケーブルの外装仕様
エレクトリックケーブル類も内装できない構造のフレームが多くありました。
ダウンチューブ内に引き込めない場合は、ダウンチューブ下部を這わせます。
またリアディレイラーもチェーンステーを通れない構造のフレームもありますのでそういった場合は、原則外装で組むしかありません。
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このようにチェーンステー下部を這わせるような、専用のテープが純正品でラインナップされています。(※記事作成時現在も販売があります)

またダウンチューブにエレクトリックケーブルを引き込める構造でも、出口構造に要注意です。
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たとえフレーム(ダウンチューブ)にケーブルを引き込む穴があっても、このようににBB部とダウンチューブが貫通していない、穴がいていないタイプです。この場合、ダウンチューブ内を通ってきたエレクトリックケーブルは半強制的に外に出さざるを得ません。
もしもダウンチューブ、シートチューブ、チェーンステーとBBに穴が空いている構造であればジャンクションBが内装できる可能性もあるかもしれません。
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これらがない場合は、エレクトリックケーブルも外装で組むしかありません。
逆に通り道があってもケーブルの逃げがどうしても取れない場合もありから複雑なのです。


✓外装仕様のジャンクションB
では外装の場合、通常フレーム内部に収めているジャンクションBは?ということになりますが、これもまた外装なのです。
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BB下のケーブルガイドの部分を利用して固定する仕様です。

11速のジャンクションBは内装仕様で組む場合にはBB付近にRD、FD、バッテリーとハンドル側からのケーブルをつなぎ、フレーム内部に収めてあります。ですので多少エレクトリックケーブルが長かろうが、フレーム内部に収めてしまえば長さの問題は出づらいのです。むしろ短すぎるぐらいなら長過ぎるほうが良く、多少の長さの差は問題ありません。
しかし前述のようにエレクトリックケーブル類は内装できませんので、その場合は外装する必要があります。
外装仕様の場合は、エレクトリックケーブルの余分はどうするかというと、、、上の画像のジャンクションBの裏側に巻き付け固定するのです。
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外装仕様のジャンクションBはエレクトリックケーブルを巻き付ける専用の溝や、ボルトを締めたときにケーブルを巻き付けるスペースがキチンと確保されるような設計になっています。

しかしです。
感の良い方はお気づきかとは思いますが、エレクトリックケーブルのあまりはこのジャンクションBに巻き付けるだけでですので、あまりにも長すぎるものをぐるぐると巻き付けることはできません。逆にギリギリを選んでしまって、長さが足りなければがっかりです(笑)
ですのでこの外装仕様のジャンクションBを使用してDi2を組む場合はエレクトリックケーブルの長さの選択もメカニックの腕次第、というところもありました。


というのが外装仕様のDi2なのですが、これまた複雑なのがエレクトリックケーブルの内装の仕方を考えるだけではありません。
フレーム構造によってバッテリーは外装もしくは内装、バッテリーが外装であれば多くの場合はジャンクションBは外装になります。しかしバッテリーが内装できる場合、ジャンクションBは内装できるのか否か、要はバッテリーは内装でジャンクションは外装、というなかなか持って文章に書いていてもこんがらまりそうな複雑な組み方があったわけです。


✓時代が進み
その後、フレーム側がDi2の内装対応のフレームへと変化していきました。
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チェーンステー、シートチューブ、ダウンチューブとBB部に通り道が確保されてる構造です。
現在のバイクはほぼこの構造であるので、Di2を内装で組むことが可能になっています。

では逆にこの世代のコンポを現世代のフレームに、組めるのかというと、、、組めるのです。
Di2でも11速世代のコンポーネント自体は販売が終わってしまっていたとしても、組む際に使うパーツ類は現在でも販売されているものが多く、フレームで載せ替えることが可能な場合が多いです。
しかし実際にはやはり10年以上使われるパーツを使用して組み直すとなると、そのコンポーネントの寿命等を考えると、難しいところです。

現在ではDi2を組む際にここまで複雑に色々と考える必要がなくなっているのは、機材側の進化の影響もあるのかもしれません。

ということで今回はちょっと懐かしい、Di2の歴史 外装仕様の前期型の11速Di2のお話でした。


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