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本記事は製品の提供を受けて製品の記事となります。
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心拍センサーといえば、もう長年キャットアイの胸バンド式センサー(電気式)を使用してきております。電気式の心拍センサーはその仕組み自体は従来からあるものですが、その精度は現在のテクノロジーを投入した光学式(アームバンド型)よりも優れているということは多くのメーカーの話です。

まず基本的に高精度と言われる胸バンド式の心拍センサーの話ですが、逆に難点として以下の点があげれらます。
✓ベルトを定期的に交換する必要があるということ

センサーの一部として胸のベルトが必要になります。胸バントの洗濯を繰り返すことで1年ぐらいするとうまく心拍数を取れなくなります。構造的にどうしても避けれられない問題です。
ですので心拍センサー用ベルトはかならず予備を用意してあります。

✓胸ベルトの締付け

物理的に胸部にバンドを密着する程度の強さで巻きますので、締付けが苦しく感じる場合もあるかもしれません。とは言ってももう完全に慣れているのでむしろないと違和感があります。スースーする感じが慣れません(笑)
またバンドの部分、汗が溜まりやすいので敏感肌の方には皮膚トラブルの可能性もあります。どうしても夏場は痒くなったりしやすいです。またバンドと肌が触れる部分が濡れていないと(水分が必要)反応がしないというのも少々手間なところです。

とは言っても内外問わずもう何年もライドの際には使用していますので、特に不満があったわけではないのですが、ちょっと新しいテクノロジーに触れてみたくなったのです。
ということで今回は第三世代の光学式センサーを搭載したアームバンド型の心拍センサー、COOSPOのHW9 を使ってみた、そんなお話しです。

▶ COOSPO HW9
こちらです。
PXL_20241225_215315717

本体部はかなりの薄型で上腕(二の腕)にまいてもそこまで主張もありません。
装着は上腕だけではなく、前腕でも使用できるようです。
手首にまくにはちょっとベルトの長さが長過ぎ、と思ったらやはり手首は非推奨だそうです。

付属品としては交換用のベルト、充電ケーブルが付属してきます。
嬉しいのは充電式ということです。
PXL_20241225_222442428
バッテリー稼働時間は35時間ということで、かなり使っても1週間以上は持つ計算になります。1日5時間のライドを1週間もしなければです(笑)おそらく通常2~3週間以上は持つ計算です。

公式のアプリです。
Screenshot_20241226-072109
バッテリー残量の確認だけではなく、スマホのアプリから各種設定ができます。
心拍数に応じてLEDライトの光り方を変えたり、心拍アラート(バイブレーション)を設定したりできます。
一昔前のこういった製品はアプリが全然だめだめなんてものはよくありましたが、最近のアプリは本当によくできています。シンプルかつわかりやすくマニュアルがなくてもポチポチしていれば使えます。
アプリ(スマホ)との接続も全く問題ありませんでした。


▶初日は全く繋がらないスタート
早速試してみることにしました。
とは言っても光学式のセンサーは精度が、というお話もありますのでまずは複数のセンサーと比較をするべく、HW9(光学式心拍センサー)を腕に巻き、手首にはGarminウォッチ、胸には胸バンド式の心拍センサー(電気式)と体中から心拍データを飛ばしまくっている状態で走ってみました。

しかしです。
初日はごきげん斜めのようでうんともすんとも、もうなにをしても全く繋がりませんでした。
もう完全にだめかと思ったのです。

ですがこのトラブルから始まった初日の影響もあって見えてきたことがありました。
✓難点
今回はこのレビューをするにあたり、冬場ならではの問題に直面することになりました。
夏場しか使っていないと分かりづらい部分が見えてきました。
装着部位は上腕(肘の上ぐらい)にして使用しています。

①冬は付け直しが難しい
例えば通信のトラブル、きちんとついていない可能性も含めてトラブルの際、付け直しやバンドの調整をする場合があります。これが冬場でウェアを重ねて生きている場合、めちゃくちゃ大変でした。
コンビニでモゴモゴしてトイレに行って途中まで脱いで、結局つけ直しを諦めるレベルでした。。。

ウェアを重ねてきている場合、胸バンド型のほうがつけ直しがしやすいです。
半袖の場合は良いと思うのですが、長袖のウェアを使用している際は注意が必要です。

②電源のオンオフがわからない
センサーが露出しているような付け方であれば全く問題がないと思います。
しかしセンサーの上にウェアが来る場合、スイッチのオンオフがわからないのです。
というのもスイッチをオンにしたときはバイブレーションで”ブーーッ!”と振動で伝えてくれるのですが、オフにしたときのバイブレーションも全く同じ”ブーーッ!”なのです。
これが本体のインジケーターが見えない場合、電源が入ったのか切れたのかの判別ができないのです。

特に通信トラブルが起きている時は電源のオンオフは第一選択となりますが、オンオフを繰り返しているうちに今の状態がオンだかオフだかわからなくなってしまいます。これはぜひともアップデートしてもらえると良いところだと思いました。

✓繋がらなかったは初日だけ・・・
ですが次の日、本日に至るまで以降は全く繋がらないということはありません。
スイッチのオンオフでもスマホのアプリでもサイコンでもほんの数秒あれば接続できています。
何だったのでしょうか。。。むしろどうやったら繋がらなくなるのか、と思うほどに不思議です。

▶精度
ともあれ初日のトラブルこそあったものの、それ以降は順調、というかなんで繋がらなかったのでしょうか。
肝心要のCOOSPOのHW9、光学式センサーの精度を見てみます。
2つのデータです。
左側が胸バンド式で右側がアームバンド式のHW9で取ったデータです。
rect6841

rect6841-6
※心拍ゾーンに関してはゾーンの範囲が違いますので参考程度に、というぐらいです。

比較は精度がかなり良いとされる胸バンド式です。
しかし胸バンド式が絶対の正義かと言われると、、、よくわかりませんが、長年使用してきているものですので、今回は胸バンド式を正として考えてみることにしました。

平均値は若干光学式のほうが低く出る傾向にあるようですが、最大値に関しては大きな差は出ておりません。
ただし今回の心拍数の平均値に関しては思い当たるところがあります。というのも2つのライドともに長い距離を一定のペースで、という走り方ではなくほぼインターバル的な走りだったこともあり、心拍数の上下が激しくセンサー的には結構厳しい状況だったと思われます。 逆にペース走なんかを行うことでもっと精度が良くなることも考えられます。
それでもこの結果はこれは予想以上に良い結果だったと思います。

‐追記‐
インターバルにならないようにできるだけ上げすぎないように、一定のペースで走ってみました。
結果です。
image7426
ほぼ差なし!いやこれはすごいです。
全く不満のない精度です。

結論ですが、はっきり言ってこの精度であれば胸バンド式と大きな差はなく、使用上問題ないと判断しました。

というのも密かにもう一つ比較していたものありまして。。。

Garminウォッチですが、使用している意味があるのかというぐらいの精度なのです(´;ω;`)ブワッ

ちなみにどのぐらいかというと、、、
path7312
_(꒪_꒪ )…ヤルキアンノカ…

なんか比較間違えてないのか、と思うぐらいのデータですが間違いなく同日のライド中のデータです。。。この影響でGarmin Connectの各種数値めちゃくちゃです。。。(´;ω;`)ブワッ


▶まとめ
今回、初めてアームバンド型心拍センサー COOSPOのHW9を使用してみました。
その中でライド中、信号待ちなどでもちょこちょこと心拍数を比較してみているのですが、胸バンド式とHW9の値は全く同じとは言えませんがそれでも大きな開きはなく、概ね同じぐらいの値で表示しております。

心拍数でかなりの高精度のデータが欲しい場合は、やはり胸バンド式には勝てないというのは多くのメーカーが記載していることです。しかし今回試したHW9はというとある程度の差は出ますが(心拍数の乱高下が激しい場合は特に)、Garminウォッチのようにデータの精度が明後日の方向レベルということもなく、普通に使えるだけの精度は出ていると感じました。

今現在は冬ということもあり、付け直しやトラブルの際には少々手間がかかることもありますが、真夏の暑い時期、あの胸バンドの締め付けがないというのはなかなか良いかもしれません。またバンド不良による心拍が取れないこともありません。
ということでアームバンド型心拍センサー COOSPOのHW9 を使ってみたところ、初日に問題こそあったがそれ以降は普通に使えていますし、精度も特に不満がないと判断できました。そんなお話でした。


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