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本記事は製品の提供を受けて製品の記事となります。
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ワタクシは普段、サイクルコンピューターはGarminのEdge540を使用しております。
というのもなぜEdgeを使用しているのかというと、理由は大きくわけて2つです。
①データがクラッシュしづらい
Edgeは前モデルの530から3年以上使用していますが、データが完全に壊れて記録できなかったのは1回のみです。
②付加価値(Garmin Connect)
Garminはサイクルコンピューターとしての機能もさることながら、トレーニングステータスや負荷バランス等Garmin独自の機能に付加価値を感じているからです。

そんなGarminにどっぷり使っているワタクシがサイコンのレビューとか、良いのかと疑問に思うことはあります。しかし今回は最新の格安サイコンの性能を見てみたかった、そしてGarminの値上げがかなりすごいことになっており次はGarmin買わないかも、、、と思ったこともあり、試させていただくことにしました。
ということで今回は激安サイコンGPSサイクルコンピューター COOSPO CS500を試す!です。


▶COOSPO CS500
早速ですがこちらです。
PXL_20241220_055053864

付属品はこの様になっております。
PXL_20241220_055231157.MP
珍しいのが、ディスプレイ用のガラスフィルム的なものが付属しています。

アウトフロントマウントは付属していませんでした。
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左:Edge540 右:CS500
台座??お察しください。

電源を入れてみます。
PXL_20241220_055747225
トップ画面です。
このディスプレイの感じ、以前使用していたBrytonのようで懐かしいです。
ボタンの反応とかも悪くありません。

PXL_20241220_060414782
少々日本語が不安なところもありました。

✓アップデートとアプリとの接続
ともあれまずはアップデートです。
サイコンはCOOSPOに限らずアップデートの確認は必須です。
公式のCOOSPOスマホアプリから行います。
rect7590
アプリを使用してアップデートや設定を行います。
アプリとの接続もその後のアップデートも特に難しいこともなく、普通にトントン拍子に進みます。
右側は表示項目の設定画面ですが、アプリからでも設定を変えることができます。
本体で操作するよりも楽だと思います。

アプリとCS500を接続することで、ライドデータ等がアプリ内にアップロードされます。接続をしないとアップロードはされないようなのでライド後は接続する必要はありますが、アップロードは超早いです。1時間程度のライドデータであれば接続後十秒ぐらい、4時間以上の場合はもう少しだけ時間がかかります。(Edge540と差がありません。)

アプリの使い勝手、個人的には重要視しておりますが全く問題ありませんでした。

✓センサー接続
センサーを接続します。
PXL_20241220_055837625.MP
こういった設定も特にマニュアルを見ることもなく普通にポチポチしているだけでなんとなくでもできるのは親切な設計だと思います。

センサー接続で気になった点です。

・Di2が非対応
スラムのみ対応していて、まだDi2には対応していないということでした。
公式ページには今後Di2も対応の予定有りという記載がありますが、いつかは不明です。

・SHIMANOパワーメーター
Ant+は複数接続ができるという認識があったのですが、誤りだったようです。
現在SHIMANOのパワーメーターでフォースベクトルはBluetooth、通常のパワー値はAnt+で飛ばしている”はず”です。
ですのでパワーに関しては複数のサイクルコンピューターとも接続ができるという認識だったのですが、CS500を接続すると複数接続はできませんでした。
Shimanoに確認をしたところAnt+の中にも複数の種類があり、複数接続ができないAnt+もあるという回答でした。
ですのでパワー値はEdge540に優先的に接続しています。

※CS500はSHIMANOのパワーメーターのベクトル表示はできません。

✓使用方法
これらのこともあり、CS500に接続しているのは先日ご紹介をさせていただきましたCoospoのHW9心拍計のみです。

ということなのですが、最近ワタクシ自身がHW9だけではなくその他の心拍センサー類と相性が悪いようで、メインで使用している胸バンド式センサーの故障、そして電池切れがあったりと正確に取れていなかったり、全く取れていなかったりとデータがありません。。。ですので今回は単純にサイクルコンピューター(GPS)の性能として見てみようと思います。

ちなみに比較対象となるEdge540は純正のスピードセンサーも併用して使用しています。Edge540でスピードセンサーを使用する理由として、トンネル等でGPSの遮蔽物となる物がある状況下でも計測精度を上げるためです。GarminはGPSの精度もさることながら、スピードセンサーとGPSの誤差を自動で修正してくれる機能もありかなり正確に記録ができます。

このようにバイクにセットし同時進行で記録をし、比較してみました。
PXL_20250107_013632364

✓Edge540とCS500の比較
それでは実際の測定結果を見てみます。
Edge540 CS500 誤差
118.0km 117.8km 99.8%
39.8km 39.7km 99.7%
39.5km 39.4km 99.8%
39.8km 39.7km 99.8%
130.5km 130.5km 100.0%
38.0km 37.8km 99.6%
34.5km 34.2km 99.2%
97.1km 97.1km 100.0%

これはワタクシ自身もなんでこんなに正確なのか不明なぐらい驚いた数値ですが、かなり正確なGPS性能で良い結果だと思います。
スピードセンサーを使用しているEdge540と比較しても、その精度差99%以上という結果でした。

ちなみにこの間使用してきた時間(走行時間ではなく稼働時間)は23時間30分ぐらいですが、バッテリー残量35%です。公称値は45時間ということで若干短くは感じますが、実は色々と試したりしているので、実際に走行中に記録をしている時間だけではなく、その他のことにも使用しております。また現在は極寒の真冬、ということを考慮するとおおよそ45時間ぐらいは持つのではないかと思います。

✓気になった点
実際に使用してみた結果、もう少し!と感じた部分です。
①ディスプレイ
ディスプレイは極めて見やすいです。
しかしこのディスプレイの見やすさというのは難しいところで、昼間は全く問題がないのですが、真っ暗な状況下だと少し意見が変わります。
Edgeは夜間や早朝、真っ暗な状態だとかなりディスプレイが暗いのです。しかしこれが良いと思うのは眩しすぎずに周りとの暗さに一体感がある?明るすぎない良さが絶妙なのです。
比べてCS500は暗い状況下だとディスプレイは見やすいのですが、逆に明るすぎてしまいディスプレイは見やすいのですが、若干眩しくの周囲が見づらく感じます。もう少し夜間はバックライトの再度を落とせると良いと思いました。
しかしこれ、このディスプレイの彩度は好みや見え方に関しては個人差があるので非常に難しいところだとは思います。

②GPSの精度が良すぎる?
前述のようにCS500はGPSの精度はかなり高いと思われます。
その精度の高さゆえだとは思いますが、かなり短いトンネルでもオートストップが働いてしまいます。要はGPSが途切れてオートストップ、ということだと思うのですがこれが短いトンネルでも敏感に働いてしまうのです。
スピードもGPS依存で計測していますので致し方がないところだと思いますので、GPS信号の遮蔽物や、信号が届きにくいところを走る場合は、スピードセンサーを別途で用意するのが良いと思います。

ではGPSのみで記録をしているCS500のスタート・ストップの感度ですが、スピードセンサーを使っているEdge540と比べても劣っていると感じることがないぐらいに感度が良いです。数年前のGPSサイコンは、スピードセンサーを使わないとスタート・ストップのタイミングが完全にワンテンポ遅れたりしていた記憶がありますが、CS500は不自由を感じることは有りませんでした。

▶まとめ
実際に使用してみての率直な感想ですが、格安サイコンのCS500ですが全然悪くないのです。
Garminの付加価値的なサービス、Garmin Connectが必要ない場合は、そこまでGarminにこだわることもないのかもしれないとも感じています。
CS500はもう少し、という点がないわけではありませんがそれはEdgeでも同じく不満点がないわけではありません。そしてCS500のその価格はAmazonで記事作成時現在で1万円を切ってくる価格です。かたやEdge540はというと、63,800円です。。。値上がりがかなりありちょっと高すぎる気も。

あとは使い込んでいくうちにフリーズしたりすることは必ず起こると思います。コンピューターなので100%防げることではないと思います。こういったときの復帰の動き等がどうなのかは重要なところですが、こればかりは経験しないと不明です。

また今後の話ですがDi2、そしてパワーメーター表示がしっかりとできるようになると良いと思います。

それにしてもこの価格、1万円以下とか世界的な物価高騰中の折、サイクルコンピューターの価格は逆行しているのかもしれません。これは本当にすごいことです。
ということで今回は激安サイコンGPSサイクルコンピューター COOSPO CS500を試す!ですが予想以上のGPS精度で、あとはDi2やパワメに対応したらかなりのコスパ製品に!またライドログを記録したいだけ、そんなシンプルな使い方にももってこいな低価格サイコンだと感じました。そんなでした。
※ワタクシ自身、サイコンでナビを使用しませんのでナビ等に関しては全く不明で、お力不足で申し訳ありませんm(_ _)m




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