最近の記事には常々記載をさせていただいておりますが、昨今のフル内装のヘッドパーツは水分に対して非常に弱いです。
そしてヘッドパーツ、ベアリング等がだめになってしまった際の交換はというと、非常に手がかかります。
つまり現在のロードバイクにおける、ホース類のフル内装システムは、ホースが露出しないことで見た目のすっきり感だけではなく空力的にも有利になる構造ですが、メンテナンス的なお話では以前の構造に比べて遥かに手がかかりますしデメリットも少なくはない構造です。
そんなヘッドパーツを少しでも良い状態を長く保つために必要なのはしっかりとしたグリスアップ等の定期的なメンテナンスです。
そこでどんなグリスを選択するのか、、、ということで今回はMORGAN BLUE アクアプルーフペーストのご紹介です。
▶MORGAN BLUE アクアプルーフペースト
防水のために使用するグリスは耐水性や対塩水性もさることながら、その硬さや質も重要だと考えております。というのもどれだけ優秀なグリスであっても、伸びが悪かったり金属への定着性が悪かったりすると使い勝手が良いとは言い難いです。
で今回試してみるグリスはこちらです。

MORGAN BLUE(モーガンブルー)のアクアプルーフペーストです。
その名の通り、金属を水分から守ることを目的として作られたグリスです。
パッキン等でカバーできないパーツへ水分の侵入を防ぎ、金属部品の酸化を防ぐ合成グリス、ということです。
まさにヘッドパーツにもってこいです。
硬さはこんな感じです。

SHIMANOのグリスよりもほんの少しだけ固いぐらいですが、硬すぎずにヘッドベアリング部にはちょうど良さそうです。触ってみると伸びもよく金属にも塗りやすい良い硬さです。
▶実験
海水と同じぐらいの濃度(0.35%位)にした塩水です。
ちなみに汗は0.3~0.4%ということですのでだいぶ塩分は少なそうです。
より過酷な環境、ということで海水濃度で試しました。
グリスを塗ってドボンです。

半日後、いい感じに色がついてきました。

1日半、目に見えて錆びてきました。

そして2日後、いい感じに錆々になりました。
その間混ぜ混ぜしてみたり、いじってみたりをしていました。

早速見てみます。
こんな錆の状態のベアリング、BBなんかでは時々、ヘッドベアリングでは意外と少なくないぐらいは見かけます。イメージ的にこのぐらい錆びていると、ゴロゴロのゴリゴリの場合が多いです。

ちなみに2つあるのは比較のためで、右が従来まで使用してたグリスです。
左:アクアプルーフペースト塗布 右:従来のグリス
もちろん同等以上の性能がなければお蔵入りです。
今回、見ての通りグリスを全体に塗ったわけではありません。
塗った部分、塗らない部分の比較をしたかったため、部分的に塗布してあります。
当然塗布していない部分の錆具合いは同じぐらいです。
錆具合ですが、双方ともにグリスが塗布された部分は全くサビが発生していません。

アクアプルーフペースト、きれいなものです。

旧グリスです。

グリスの残留を拭ってみましたが、きれいな状態で残っていました。

旧グリス、性能は知ってのとおりですので安定です。
清掃後です。

双方グリスを塗布した部分に錆の発生は一切ありませんでした。
それにしても今回は海水と同様の濃度にしましたが、想像以上のスピードでサビが発生していく、ということです。
しかしそれでも今回の実験のようにドボンと塩水に浸かっているようなことにはならないとは思います。それでも汗やスポーツドリンク等が繰り返しかかったりすることでかなりの悪影響を及ぼすということはわかりました。
▶まとめ
実験の結果を見ても不安は有りませんでしが、それでも実験はあくまでも実験でしかありません。
実際に使用していった結果が出るのは数ヶ月先になってしまいますが、まずは自分でも使ってみることは大切なことです。というのも使ってみないことにはなんとも、です。

そして肝心のところだと思いますが、今回実際にMORGAN BLUE アクアプルーフペーストを使ってみてですが、やはり狙い通りヘッドパーツへの使用はものすごく良い感触でした。
ベアリングへの定着性、粘度(流れにくさ、塗布のしやすさ、掃除のしやすさ等)、グリス自体の色が透明なので、多少流れても見た目的にも悪くないづらいです。
ということで今回はMORGAN BLUE アクアプルーフペーストのご紹介でした。
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
そしてヘッドパーツ、ベアリング等がだめになってしまった際の交換はというと、非常に手がかかります。
つまり現在のロードバイクにおける、ホース類のフル内装システムは、ホースが露出しないことで見た目のすっきり感だけではなく空力的にも有利になる構造ですが、メンテナンス的なお話では以前の構造に比べて遥かに手がかかりますしデメリットも少なくはない構造です。
そんなヘッドパーツを少しでも良い状態を長く保つために必要なのはしっかりとしたグリスアップ等の定期的なメンテナンスです。
そこでどんなグリスを選択するのか、、、ということで今回はMORGAN BLUE アクアプルーフペーストのご紹介です。
▶MORGAN BLUE アクアプルーフペースト
防水のために使用するグリスは耐水性や対塩水性もさることながら、その硬さや質も重要だと考えております。というのもどれだけ優秀なグリスであっても、伸びが悪かったり金属への定着性が悪かったりすると使い勝手が良いとは言い難いです。
で今回試してみるグリスはこちらです。

MORGAN BLUE(モーガンブルー)のアクアプルーフペーストです。
その名の通り、金属を水分から守ることを目的として作られたグリスです。
パッキン等でカバーできないパーツへ水分の侵入を防ぎ、金属部品の酸化を防ぐ合成グリス、ということです。
まさにヘッドパーツにもってこいです。
硬さはこんな感じです。

SHIMANOのグリスよりもほんの少しだけ固いぐらいですが、硬すぎずにヘッドベアリング部にはちょうど良さそうです。触ってみると伸びもよく金属にも塗りやすい良い硬さです。
▶実験
海水と同じぐらいの濃度(0.35%位)にした塩水です。
ちなみに汗は0.3~0.4%ということですのでだいぶ塩分は少なそうです。
より過酷な環境、ということで海水濃度で試しました。
グリスを塗ってドボンです。

半日後、いい感じに色がついてきました。

1日半、目に見えて錆びてきました。

そして2日後、いい感じに錆々になりました。
その間混ぜ混ぜしてみたり、いじってみたりをしていました。

早速見てみます。
こんな錆の状態のベアリング、BBなんかでは時々、ヘッドベアリングでは意外と少なくないぐらいは見かけます。イメージ的にこのぐらい錆びていると、ゴロゴロのゴリゴリの場合が多いです。

ちなみに2つあるのは比較のためで、右が従来まで使用してたグリスです。
左:アクアプルーフペースト塗布 右:従来のグリス
もちろん同等以上の性能がなければお蔵入りです。
今回、見ての通りグリスを全体に塗ったわけではありません。
塗った部分、塗らない部分の比較をしたかったため、部分的に塗布してあります。
当然塗布していない部分の錆具合いは同じぐらいです。
錆具合ですが、双方ともにグリスが塗布された部分は全くサビが発生していません。

アクアプルーフペースト、きれいなものです。

旧グリスです。

グリスの残留を拭ってみましたが、きれいな状態で残っていました。

旧グリス、性能は知ってのとおりですので安定です。
清掃後です。

双方グリスを塗布した部分に錆の発生は一切ありませんでした。
それにしても今回は海水と同様の濃度にしましたが、想像以上のスピードでサビが発生していく、ということです。
しかしそれでも今回の実験のようにドボンと塩水に浸かっているようなことにはならないとは思います。それでも汗やスポーツドリンク等が繰り返しかかったりすることでかなりの悪影響を及ぼすということはわかりました。
▶まとめ
実験の結果を見ても不安は有りませんでしが、それでも実験はあくまでも実験でしかありません。
実際に使用していった結果が出るのは数ヶ月先になってしまいますが、まずは自分でも使ってみることは大切なことです。というのも使ってみないことにはなんとも、です。

そして肝心のところだと思いますが、今回実際にMORGAN BLUE アクアプルーフペーストを使ってみてですが、やはり狙い通りヘッドパーツへの使用はものすごく良い感触でした。
ベアリングへの定着性、粘度(流れにくさ、塗布のしやすさ、掃除のしやすさ等)、グリス自体の色が透明なので、多少流れても見た目的にも悪くないづらいです。
ということで今回はMORGAN BLUE アクアプルーフペーストのご紹介でした。
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〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
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