前回のお話はこちらからどうぞ。


運動中の心拍計の数値の精度はちょっとイマイチ、イマニ、イマサンを超えるぐらいのというお話でしたが、日常生活のライフログの記録、睡眠中のモニター等では全く問題なく使用ができております。

実際にどのようなことが数値化できるかというと、単純な心拍数だけではなく、ボディバッテリー、消費カロリー、睡眠スコア、HRVステータス等々です。
今回は主に調子を見る数値であれるHRVステータス等についてのお話、Garmin先生 の数値を体調・調子の管理に役立てるです


▶HRVステータス
HRVステータスはGarminのスマートウォッチで確認ができる数値です。(対応機種があります。)
心臓の拍動の長さの変化のことです。
HRVはかなり複雑なのですが、シンプルなお話です。
HRVステータスが、
低い状態:ストレスが高く、体調が悪い、トレーニングのしすぎの可能性が高い
※トレーニングのしすぎは逆に高くなる場合もあります。
高い状態:トレーニングと回復のバランスが取れている状態
ですので要は高すぎても低すぎてもよくない状態、バランスが大切ということです。

実施に見てみます。
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これはめちゃくちゃ分かりやすいです。
HRYステータスが思いっきり下降しています。
ちなみになんでこんな事になったのかというと、インフルエンザに掛かった時期です。
かなり体調は悪かったので、まさにグラフのとおり、完全に悟られていました。

中期的な体調の悪さです。
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冬場の体調の崩してしまいがちな長い期間、なんか調子が良くない状態が続いています。
インフルエンザにかかった時のようにものすごく具合が悪いわけではないのですが、なんとなく調子が良くないと感じるぐらいの時期でした。
練習ライドのNP等の数値で確認をしても、ピーク時よりもパワーは低く、心拍数は高いような状態が続いている時期でした。

その後だいぶ調子が上がってきて、元の状態に近づくにつれてパワーも戻ってきたような印象です。

しかしこれはGarminのスマートウォッチで対応機種を使っていないと見れない数値です。
ではサイコンではどうかというと、、、

▶Vo2MAX
Vo2MAXとは最大酸素摂取量のことで、一分間に酸素を体内に取り込める最大量のことです。
このVo2MAXの数値は、GarminのEdge540(サイコン)を使用してパワーメーターと心拍計を使用していると自動で計算される数値のようです。※アクティビティ中の記録はサイコンに胸部ベルト式心拍センサーを接続し計測しているので正確です。
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実際の数値が正しいのか否かということは不明です。
またVo2MAXの算出方法に関しても、前述のように心拍計とパワーメーターが必要ということですので、パワー値と心拍数で計算していると思われますが、これもまたどのような計算式があるのかはおそらくGarminの中の人でも極僅かな人しか知り得ない情報だと思います。これがGarminの技術力であり、Garmin独自の付加価値だからです。

ですがこのVo2MAXの計算はパワーと心拍数を元に計算されている可能性が高いです。
というのも富士ヒルのスバルラインや、富士スカイライン、標高の高いところでのライドをこなすとVo2MAXはガクッと下がります。
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高地補正は入るというのは公式の見解ですが、明らかに試走に行ったときには面白いぐらいに下がっているのです。これは単純に高地適応が悪いせいもあるのかもしれません。

ということは、です。
意外と便利で調子を見るのにも使うことができています。
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冬場の不調でHRVステータスが下がると、Vo2MAXも同じく下がっています。
そして最近調子が上がってきているのでVo2MAXも上がってきている、ということになっています。
おそらくパワーに対しての心拍数の変動等から、Vo2MAXを算出していると思われますので、調子が上がっている下がっているの指標としても見られると思います。

Garminによって見ることができる数値の一つがトレーニングステータスです。
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以前はVo2MAXの数値を元に算出されていましたようですが、最近ではHRVステータスを元に算出さすることもできるようになったとのことです。
しかし正確性を求めるのであれば、やはりVo2MAX基準が良いとのことです。

ともあれこれらの数値はすべて調子を見ることに使われている数値です。

▶まとめ
このように見られる数値ですが、HRVステータスでもVo2MAXでも何か数値に異常があるときは、激しい練習をしても効果がイマイチな場合もあると言うことがわかったことです。効果の出ない、出にくいトレーニングは、、、目的が練習をすることになりがちなまさにアンプロダクティブ(非生産的)なことです。ちなみにトレーニングステータスでオーバーリーチや疲れています等のネガティブ表示が出ているときは実際にやりすぎなときだけではなく、体調不良等の際も現れています。

調子が良く伸びるときにガッツリと練習をするために、調子がどうすれば上がってくるのか、こんなことこそとても大切なことだと感じています。若いときはちょっとやちょっと、むしろかなり無理をしてもすぐに回復!なんて羨ましい時代だったのかとつくづく思います。練習することは上手でも、体調管理が苦手ということはワタクシ自身も含め少なくはないということです。

なんか最近調子が悪い、パワーが出ない、そんなときは練習不足ではなく実際に体の調子が悪いときもあるということです。ちょっと具合が悪くても無理して、パワーが出ないのは根性だけではどうにもならないということで、逆に無理を続けてしまうことは後々大きな影響を与えてしまうことがあることを理解することも大切なことです。

このような各種数値はなくても練習ができないわけではありません。しかしあったらあったでとてもべ便利に使うことができます。こうしてGarminの囚人のようになってゆくのです。。。(笑)

ということで今回はGarmin先生 の数値を体調・調子の管理に役立てる、やはり便利なGarmin Connectそんなお話でした。


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