ライトと言えばフロントもリアもですが、もう何年もCATEYE信者です。
もうかれこれ何個も壊れるまで使用をしてきています。
CATEYEのメリットといえば、通常の使用範囲での故障や不具合は保証期間内であればかなりの神対応をしていただけること、そして経験的なお話ですが壊れ方も良く?(良いではありませんが。。。)走行中に壊れることがないというのも重要なところです。

そんなCATEYEのライトですが、使用していくうちにガタつき始めてしまうことがあります。
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ということで今回はCATEYE ライト VOLTがガタツキ始めたときの対処法です。

▶名称
本題に入る前に各所の名称です。
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※VOLT200頭のモデルでブラケットスペーサー部が一体型の製品もあります。

▶ガタツキの原因
ライトがガタついてしまう場合、2つの箇所のから発生する可能性があります。
ガタツキの場所ごとに対処方法を考えます。

①ブラケットとブラケットスペーサーのガタツキ
別の言い方をするならば、マウントする部分とマウントされる部分のガタツキです。
この場所のガタツキは、何度も付け外しを繰り返すことで徐々に嵌合がゆるくなってしまうことで起こるガタツキです。

この部分の対処は充電等でも比較的頻度も多く付け外しをすることを考える必要があります。ですので固定するような対処をしてしまうと、充電がなくなると大変なことになります。

ここのガタツキがひどい場合には、ブラケットパーツ交換をしてみることをおすすめ致します。お値段も数百円で購入できますし、意外と交換だけでサラッと直ってしまう場合があります。
※GPブラケットは一見Goproブラケットと互換のような作りになってしますが、CATEYEのほうが若干きついのです。取り付ける場合は少しだけ加工が必要な場合があります。
②ブラケットスペーサーと本体のガタツキ
ここは通常外すことがないブラケットスペーサーと本体部の間でおこるガタツキです。
ブラケットスペーサーは爪が折れてしまったときには交換する必要がありますので取り外すことがありますが、原則そこまで付け外しの頻度は高くありません。
ですので完全固定ではない滑り止め、弱固定系のケミカルを使用します。
今回はこちらです。
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チェーンワックスのフラワーパワーで有名になったエッフェットマリポサのカーボグリップという製品です。※ケミカル詳細はページ下部のリンクよりご確認いただけます。
よくある滑り止めのザラザラ系のケミカルではなく、高分子量シリンコンレジン?乾くとハイグリップのシリコンの様になる樹脂にも優しい素材の液体ケミカルです。カーボグリップは滑り止め効果だけではなく防水効果や電食防止、高温耐性もあります。今回はこれを使います。

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1.5mmの六角です。
これがまた舐めやすいのでしっかりと工具をかけて回す必要があります。

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外れました。
ボルトはなくさないように要注意です。

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カーボグリップを数滴、

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もとに戻します。

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やはりボルトは舐めないように締め、はみ出したカーボグリップを拭い、乾くまでしばし待てばOKです。

※ブラケットスペーサーを購入する歳は、本体との固定ボルトが付属していないこと、また実は似ているようで種類が複数あるので適合には要注意ということです。特にUNO ・ GVOLT70。

▶まとめ
基本的にライトだけのはなしではありませんが、ガタつくまま使用しているとどんどんひどくなる場合がほとんどです。というのもガタガタしたままではお互いの素材がぶつかり合い、お互いの摩耗を進めてしまうからです。
最悪爪が壊れて、I can fly!してしまうことにも繋がります。

早めの対処をおすすめ致します。
ということで今回はCATEYE ライト VOLTがガタツキ始めたときの対処法、そんなお話でした。


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