ものすごくマニアックなお話です。
チェーンルブの塗布、たかが塗布されど塗布、塗布の仕方で変わることがあるのか、そこに正解はあるのでしょうか。
と、そんなお話はマージナルゲインのSILICAが答えを出しているようです。
ということで今回は、一歩踏み込んだ話、SILICAに学ぶ チェーンルブの塗布の2つのポイントのお話です。

①チェーンはたすき掛け
ルブを指す際にはチェーンをクロスチェーン(たすき掛け)、ギアをロー側から2番目か3番目の位置でにして塗布するということです。
これはチェーンがたすき掛けの状態で斜めに力が加わることで、チェーンに三角形の隙間ができます。
チェーンのローラー部を狙って塗布するとチェーンの内部に入り込みやすい、ということです。
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②ルブを指す位置
チェーンルブを塗布する際、最も適した位置はカセットスプロケットの直後の位置です。
※実際に塗布する際はチェーンを逆回転させます。
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この位置での利点は、前述のようにチェーンに横方向の角度を加えることで、チェーンに三角形のスペースが生まれること、その後プーリーによってチェーンは折り曲げられること、そして真っ直ぐになることです。つまりこの位置につけることで、チェーンには様々な動きが加わることでルブが浸透しやすくなる、ということでした。

※注意点としてアウターロー(たすき掛け)で逆回転をするとチェーンが落ちる場合があります。
たすき掛けで逆回転をしてもチェーンが落ちないことを確認してから行うこと、またチェーンが落ちる場合はギアの位置を考慮して行うということです。

▶まとめ
今回ご紹介をさせていただいたのはチェーンルブの塗布に関してのSILCAの答えです。これが絶対の正解かと言われればその限りではない場合もあるかとは思いますが、このようなことを研究しているメーカー、つまり自社製品の性能を最大限に引き出すための研究をしているメーカー、とても好きですし大切なことだと思います。
本当にちょっとしたことですが細かいことの積み重ね、まさにマージナルゲインです。
ということで今回は、SILCAに学ぶ チェーンルブの塗布の2つのポイント、そんなお話でした。

※スプレータイプのオイルはこの位置につけることでリアのブレーキシステムへの飛散の可能性が考えられますので、要注意です。



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