こちらの記事の続きとなります。


2年は経たずに交換となったディスクローターCatalyst Raceでした。
少しだけ前回の続きです。

実際にどのぐらい減ったのか、ということです。
Catalyst Raceの新品の状態は1.8mmです。
✓フロント
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厚みは1.8mmで、交換時は一番薄いところで1.3mmでした。
新品118g → 交換時 109g 摩耗9g

✓リア
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交換時はほぼ全周にわたって1.4~1.5mmでした。
新品108g → 交換時 103g 摩耗5g

リアは140mmで5g、フロントは160mmで9g分も削れていたということでしょうか。。。
これらを考慮すると新品の状態を正確に測っておくことで、重量でも摩耗具合を測れるかもしれません。


▶次のディスクローター選び
Catalyst、特に不満があったわけではありませんが全く同じものでは面白みが、、、ということで別のディスクローターを探しておりました。
なのですが、現行のSHIMANOのディスクローターはサンドイッチ構造で、どうしても熱による反りが出てしまうのは経験上のお話で、あまり好きではありませんでした。この熱による反りは原理的なことを考えれば、摩耗具合によっても反りがひどくなることも考えられます。
ですのでできればサンドイッチ構造ではないもの、そしてブレーキは安全性に直結する部分なのである程度以上のメーカー品、というのは外せない条件です。

まず第一候補はCampagnoloのディスクローターでした。

DB 03 AFS ローターという製品です。
お値段も1万円ぐらいですので、Catalystよりもだいぶ安く素材はステンレススチール+スパイダーはアルミ、セミフローティング構造です。
何も問題なく使用してみようと思ったのですが、実は推奨パッドがレジンのみだったのです。

ということで次、DEDA ELEMENTI です。

お値段は少々高いですが、デザイン性も良いので気になっていたのですが、こちらもレジン推奨。。。

まぁ推奨で禁止ではないとは思うのですが、摩耗が早すぎてもあれなので、できればメタルも想定されている製品が好ましいです。
また重量も大切ですが肝心なのは制動力です。ただ軽いだけではなく制動力とのバランスも重視したいところです。

ということで・・・

▶Sram Ceterline X Rotor
スラムのブレーキパッドのラインナップにはシンタード(焼結≒メタル)もありますので、おそらくメタルの使用も想定されているはず!です。
SRAMのディスクローターのラインナップはこちらです。

最上位のモデルはCeterline ”XR”があります。
Ceterline XRは”面積が広く放熱性に優れたアルミ製のエアロフィンと、ステンレス製ブレーキトラックの2ピース構造を採用したSRAMロード用ブレーキローターの最上位モデル”、とのことです。
しかしその形状的なところからか重量が160mmで実測重量135gとの情報もあり、若干重めです。

(おそらく)下のグレードのCeterline Xはエアロフィンこそありませんが、重量が軽いということです。これから富士ヒルを控えているので重量が重くなるのはちょっと、ということで今回はCeterline Xにしました。XRは富士ヒルが終わったら使用してみたいです。

こちらです。
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早速実測重量です。
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フロント:160mm 115g
リア:140mm 102g

ほんの少しですが、新品のCatalystより軽いです。
ヒルクライムの強い味方になりそうです。

PXL_20250416_023645037.PORTRAIT
主張しすぎないデザインで良いと思います。

フロント
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リア
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XRの完全にエアロ系のデザインも最近の流行りっぽくて良いのですが、フレーム等とのマッチを考えるとこういった軽量系のデザインは主張が大きくなく、どんなフレームにもマッチしそうです。

▶まとめ
取付時に若干の曲げ修正をしましたが、ディスクローターの硬さ的にはCatalystが最も硬く、Ceterline X、RT-CL900の順に曲げやすい印象でした。
肝心要の効きはまだまだ慣らしも終わっていない状態ですが、Catalystよりもマイルドな印象です。
とSHIMANOの旧ディスクローターでは反りが出てしまうぐらいのブレーキングでもいまのところ問題なさそうです。
今後、当たりがしっかりと出てきた頃が楽しみです。

ということで今回はCatalyst Raceから次のディスクローターに交換した話でした。

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