CYCPLUSといえばスマートトレーナー関連の商品、ワタクシ自身も室内トレーニングでは、CYCPLUSのスマートトレーナーT3を使用しています。
T3はものすごく調子もよく、不具合等も全くありません。むしろ室内トレーニングの不具合ってトレーナー側というよりもプラットフォーム側の不具合のほうが多いような気が。。。ちなみに現在もMywhooshはWifiエラーで使用できない状態です(´;ω;`)何でしょうか。余談でした。

今回はCYCPLUS製品ですが、トレーナーではありません。
ここ数年に発売されてから爆発的に流行っている製品であり、また超便利なアイテムである小型の電動ポンプの最新作がCYCPLUSから発売されました。

そもそも正直な話、CYCPLUSというメーカー、個人的に好きなのです。
下記のやり取りをご参照ください。

X(Twitter)の見方がよくわからない方(←ワタクシですが(笑))のために画像で表示致します。
vyvlp@lus
これです。
なんて粋なメーカー、好きです。
皆様、CYCPLUSをどんどん使用しましょう。

という前置きはさておき、今回は携帯用の電動ポンプです。
今回はメーカー様よりご提供をいただいた製品でのレビューとなります。基本的に忖度をする気は全く有りませんが、前述のように個人的に大好きなメーカーがゆえ、若干評価が甘くなってしまうかも可能性はご了承ください。
ということで今回は【新製品】CYCPLUS 電動ポンプ AS2 ULTRAを試す!です。


▶AS2 ULTRA
ということでこちらです。
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✓説明書
日本語の説明書も親切なところです。
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✓内容品
内容品です。
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お助けチューブ的な延長ホースも付属してきます。
延長ホースは主に2つの目的があります。100PSI(約6.9BAR)までは本体を直接接続しても使用ができますが、”100PSIを超える場合は延長ホースを使用してください”、という記載があります。つまり高圧時は延長ホースが必要になります。
もう一つの理由としては、TPUチューブの樹脂製バルブで使用する際は熱対策として必要なようです。
これ以外にでも、ワタクシ自身28cのタイヤでクリンチャーとして使用する場合でも5BARも入れば十分ですが、延長ホースはスペアチューブのバルブの根本の破損等のリスクを減らすことができます。ですのでホースが付属してくるのはとても嬉しいことです。

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まさに無駄のないデザインです。
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本体は熱対策のためのシリコンケースに入っています。
シリコンケース無しでの使用はやはりかなり熱くなるので、推奨はできません。

✓実測重量
実測重量です。
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カタログ値87gに対して88g、おそらく測りの精度等も考えられますので、これはもうカタログ値通りと言っても良いと思います。
ただしこれは本体のみの重量です。
使用上ほぼ必須となる、また携帯の際も装着している可能性の高いシリコンケースの重量も忘れてはいけません。
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シリコンケースの重量は17gです。
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シリコンケース+本体の合計で105gです。
それでも他社の同等ぐらいと思しき製品と比べても軽いです。
従来ワタクシが使用していた携帯用のハンドポンプは102gでしたので重量的にも不足はありません。

✓サイズ感
サイズ感はやはりかなりコンパクトです。
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サドルバッグはSILCAのMATTONE PACKの小さい方です。MATTONE PACKはがっちり固定で揺れないサドルバッグですが、必要最低限の最低限の量しか入りません。しかしこのぐらいのサイズで収まるのであればこれ以上の重荷は背負いたくないものです。
実際に入れているアイテムとのサイズ感です。
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このように入ります。
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このサイズ感からしてもかなりのコンパクト設計です。
画像撮影のためにビニール袋からは取り出していますが、通常はしっかりとビニール袋に入れて収納しております。というのもAS2 本体は防水ではないからです。
雨の日、サドルバッグが水没することは珍しいことではありませんので、雨対策です。
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本体の付属品にチャック付きビニール袋が付いてきます。
純正のチャック付き袋ではなくとも必ず防水になるように、ビニール袋は使用したほうが良いです。


▶AS2 ULTRAを使う!
実際に使用してみます。
もちろん試験でもお助けチューブ的なホースを使用します。
圧倒的な安定感があります。
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ホースを使用する場合、赤丸の部分を回します。
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赤丸の上の部分はアタッチメントですので、回すと外れてしまいます。

✓テストはホイール内幅23mm+28cタイヤ
テストは日常使いに最も近い、23mm内幅ホイール+28cのタイヤ(AGILEST FAST CL)です。
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チューブはTPUで、バルブの出代はかなり短めです。
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付属のホースを使うことで、かなり出代の短いバルブ長でも対応できます。
これって結構重要なところで、いわゆる携帯ポンプ(ポンプヘッド)って加え代がかなり必要なものもあります。長すぎるバルブは基本的に空力を悪くしますし、ホイールバランスも悪くします。できるだけ短くしたいのは速く走るためだけではなく、楽に走るためのマージナルゲイン的な考え方からです。
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PSI表示から馴染のあるBARへ変更しました

✓試用
実際に試してみます。5BARに設定してスタートです。
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ブーーーーーーン!という音が鳴り響きます。
音はある程度の大きさはあります。
閑静な住宅街の朝一の使用はちょっと気が引けるぐらいです。

設定した値まで空気が入ると自動で止まります。
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28c、内幅23mmで5BARまで約70秒でした。
一度でも使ってみるとわかりますが、携帯ポンプに比べても圧倒的に楽すぎます。
押しても引いても高圧でも比較的楽に入るポンプ、あれにはかなり感動した記憶がありますが、それを遥かに超えてきます。もう絶対に手動の携帯ポンプには戻れないと感じるのも実際に使用してみるとわかります。

✓耐久テスト
何回使えるかテストです。
空気をぺたんこになるまで完全に抜いて再度スタートです。
2本目、問題なく5BARまで入りました。

公式では80PSI(5.52BAR)で2本、ということですが、まだチャレンジします。

3本目です。
心做しか音が低くなってきたように感じます。
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それでもまだ止まらずに動いています。
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だいぶ苦しくなってきたような。。。

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4.8BARで完全に止まりました。
超優秀です。

1回目:5.0BAR
2回目:5.0BAR
3回目:4.8BAR
3回目に至っては5BARまでは入りませんでした。
※何度か上記テストを行っていますが、結果に大きな差が出ることはありませんでした。

前後両方ともパンクをしても対応できる性能です。
とは言っても日常的にパンクすらほとんどすることが無く、前後両方パンクしたことはこの方一度もありません。そもそもスペアチューブを1本しか携帯していません。(超ロングをやるときは2本なのも千葉半で2回パンクでDNFした経験からです。。)
完全に使い方の目的にもよることですが、個人的には大型化して使用回数が上がるよりも、小型化や軽量化のほうが好ましいことです。

✓充電時間
公式では25分ということになっています。
E10表示(バッテリー残量不足)の状態で充電したところ、8:33から充電を開始し8:58には充電が完了していました。
万が一出先で充電がなくなったとしても、最悪コンビニでモバイルバッテリーを購入したりすることでも対応ができます。その際の充電の早さ、これはとても便利な性能です。


▶まとめ
実際にパンクをしたのは昨年の12月のことでしたが、家から10分程度とかなり近かったため妻にピックアップをお願いしましたので外で修理をしていません。それ以前は2022年にパンクをしたようです。
ワタクシの場合、走行距離の割にパンクは少ないほうだと思います。
ですので実際に外で携帯ポンプを使ってパンク修理をしたのも、記憶にある中では自分のパンクではなく長柄でパンクをしていた方のチューブ交換のお手伝いをしたときが最後だったような。。。そのぐらい修理が必要なパンクをすることは少ないことです。

ですのでもしもの装備で使う機会は決して多いことではないとは思いますが、自分のパンクだけではなく一緒に走っているライド仲間や、それこそ以前のように行きずりの方のお手伝いにも役に立つこと間違いなしだと思います。出し惜しまずにどんどん使用しましょう。

今回携帯電動ポンプのAS2 ULTRAですが、やはり試しに使用してみるともう完全に大勝利です。圧倒的に楽ですし、確実に指定の空気圧まで空気を充填することができます。

あとは耐久性、サドルバッグの中で半年、1年と眠っていてもいざというときにしっかりと動いてくれるのか、こればかりはしっかりと時間をかけないとわからない部分です。時間をかけて見ていきたいと思います。

ということで今回は【新製品】CYCPLUS 電動ポンプ AS2 ULTRAを試す!そんなお話でした。


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