数日前に海外メディアも含めざわつかせた発表がありました。
UCIのルール変更です。
新ルールの大きな変更点はハンドルバー、フレーム、リムハイトに関しての規定等がありますが、やはりハンドルバーのルール変更が大きいのではないかと思います。
ということで今回はUCI新ルール ハンドル幅外々400mmとは?です。
✓ハンドル幅に関して
本文ですが、”the minimum overall width of handlebars (outside to outside) ”(ハンドルバーの最小全幅(外側から外側))が400mmということです。
なかなか言葉って複雑です。
簡単に言うならば、”ハンドルの最大幅が400mm未満のものは許可されない”ということになるようです。
ですので最近はフレア、下ハン部先端が一番広がっている構造が多いです。ということはブラケット取付部が360mm~380mmであっても、ドロップ部先端に外側が400mmを超えていればOKということです。

上の画像はYOELEOのハンドルバーの寸法設計ですが、昨今の多くのハンドルはショルダー部よりも下ハンのほうが広がったいわゆるフレア形状となっております。
おそらく新ルールでは多くのハンドル形状ではドロップ部の幅を測ることになるのではないかと思われます。
しかしこの新ルールでのハンドル幅の測り方は外外です。
昨今多くのメーカーが芯々で寸法設計を出しているため、実際の幅とは変わる場合があります。
ですので例えばですが上の画像で上365mm、下380mmで考えてみます。
幅を考える上で重要なのはハンドルのバーエンド部の太さです。通常23.8~24mmぐらいの太さの物が多いです。ということは芯芯が380mmだったとしても、エンド部の外外寸法は両側で約+24mmで404mmとなります。ですのでエンド幅芯々380mmの寸法が出ていれば、アウトになる可能性はと言うと、そこまで多くはないと思われます。
それとこれはまさにたまたまだとは思いますが、ドロップ部はエアロのために薄く作られている構造のドロップハンドルは存在します。しかし11速のバーエンドジャンクションAに対応するためにバーエンド先端の形状が真円形状になっているものが多いです。芯々であれば話は別ですが、外外であることはある意味ドロップ部を薄く設計したハンドルでも、バーエンドジャンクションに対応した構造に救われた部分もあるかもしれません。
ではです。
ドロップ部先端のみ400mmを超えていれば、極端にフレアにしたハンドルバーが許されるのかと言うと、そこはUCIも対処済みです。
またブラケットを内側に極端に曲げたセッティングはNGということになります。
この”ブレーキのレバー間の内幅”これはどこを測るのか等の詳細は不明です。
ともあれ、ブラケットを内側に倒すためにブラケット取り付け部を広くとるか、それともブラケット部を狭くし、ブラケットをまっすぐつけるか、今後のどうなるかは各メーカーの方針次第かと思います。
✓ハンドル幅ルールの弊害
これの何が問題かと言うと、体の大きさです。
体の大きな選手は良いかと思いますが、体の小さな選手、女性も含めての場合、適切なハンドル幅が選べなくなってしまう可能性があるということです。
こればかりは難しい問題です。
✓それ以外の新ルール
・リム高は65mmまで
リムハイトは65mmまでとなります。
・フロントフォーク内幅 フロント115mm、リアで145mmまで
最近ではファクターのニューエアロマシンが該当するかと思います。
ロータスのトラックフレームのようなフロントフォーク形状です。
BMCはかなり広めですが、セーフに見えます

・エアロヘルメット
検討中ということです。
▶まとめ
ともあれ今回の新ルールの制定に関しては、”スポーツの主要関係者によって設立されたライダー安全機関であるSafeRの安全勧告に基づいている。””狭すぎるハンドルは、スプリントや横風の際、ハンドリングと安全性が犠牲になっていると主張する声もある。”ということからも速く走るために安全性を犠牲にするのは良いことではないということです。
難しい問題だと思います。
ということで今回はUCI新ルール ハンドル幅外々400mmとは?そんなお話でした。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
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UCIのルール変更です。
新ルールの大きな変更点はハンドルバー、フレーム、リムハイトに関しての規定等がありますが、やはりハンドルバーのルール変更が大きいのではないかと思います。
ということで今回はUCI新ルール ハンドル幅外々400mmとは?です。
✓ハンドル幅に関して
the minimum overall width of handlebars (outside to outside) for mass start road and cyclo-cross events will be set at 400mm(ロードレースおよびシクロクロスのマススタートにおけるハンドルバーの最小全幅(外側から外側まで)は400mm、ブレーキレバー間の内幅は320mmに設定されます)The UCI approves the 2026 calendars for the UCI Women’s WorldTour and UCI WorldTour, and takes measures to support the development of cycling より
本文ですが、”the minimum overall width of handlebars (outside to outside) ”(ハンドルバーの最小全幅(外側から外側))が400mmということです。
なかなか言葉って複雑です。
簡単に言うならば、”ハンドルの最大幅が400mm未満のものは許可されない”ということになるようです。
ですので最近はフレア、下ハン部先端が一番広がっている構造が多いです。ということはブラケット取付部が360mm~380mmであっても、ドロップ部先端に外側が400mmを超えていればOKということです。

上の画像はYOELEOのハンドルバーの寸法設計ですが、昨今の多くのハンドルはショルダー部よりも下ハンのほうが広がったいわゆるフレア形状となっております。
おそらく新ルールでは多くのハンドル形状ではドロップ部の幅を測ることになるのではないかと思われます。
しかしこの新ルールでのハンドル幅の測り方は外外です。
昨今多くのメーカーが芯々で寸法設計を出しているため、実際の幅とは変わる場合があります。
ですので例えばですが上の画像で上365mm、下380mmで考えてみます。
幅を考える上で重要なのはハンドルのバーエンド部の太さです。通常23.8~24mmぐらいの太さの物が多いです。ということは芯芯が380mmだったとしても、エンド部の外外寸法は両側で約+24mmで404mmとなります。ですのでエンド幅芯々380mmの寸法が出ていれば、アウトになる可能性はと言うと、そこまで多くはないと思われます。
それとこれはまさにたまたまだとは思いますが、ドロップ部はエアロのために薄く作られている構造のドロップハンドルは存在します。しかし11速のバーエンドジャンクションAに対応するためにバーエンド先端の形状が真円形状になっているものが多いです。芯々であれば話は別ですが、外外であることはある意味ドロップ部を薄く設計したハンドルでも、バーエンドジャンクションに対応した構造に救われた部分もあるかもしれません。
ではです。
ドロップ部先端のみ400mmを超えていれば、極端にフレアにしたハンドルバーが許されるのかと言うと、そこはUCIも対処済みです。
with an inner width of 320mm between brake levers(ブレーキレバー間の内幅は320mmに設定されます)ハンドルの幅だけではなく、ブラケットフード間の距離は320mmまでという規定があるため、ブラケット取付部もある程度までしか狭めることはできません。
またブラケットを内側に極端に曲げたセッティングはNGということになります。
この”ブレーキのレバー間の内幅”これはどこを測るのか等の詳細は不明です。
ともあれ、ブラケットを内側に倒すためにブラケット取り付け部を広くとるか、それともブラケット部を狭くし、ブラケットをまっすぐつけるか、今後のどうなるかは各メーカーの方針次第かと思います。
✓ハンドル幅ルールの弊害
これの何が問題かと言うと、体の大きさです。
体の大きな選手は良いかと思いますが、体の小さな選手、女性も含めての場合、適切なハンドル幅が選べなくなってしまう可能性があるということです。
こればかりは難しい問題です。
✓それ以外の新ルール
・リム高は65mmまで
リムハイトは65mmまでとなります。
・フロントフォーク内幅 フロント115mm、リアで145mmまで
最近ではファクターのニューエアロマシンが該当するかと思います。
ロータスのトラックフレームのようなフロントフォーク形状です。
BMCはかなり広めですが、セーフに見えます

・エアロヘルメット
検討中ということです。
▶まとめ
ともあれ今回の新ルールの制定に関しては、”スポーツの主要関係者によって設立されたライダー安全機関であるSafeRの安全勧告に基づいている。””狭すぎるハンドルは、スプリントや横風の際、ハンドリングと安全性が犠牲になっていると主張する声もある。”ということからも速く走るために安全性を犠牲にするのは良いことではないということです。
難しい問題だと思います。
ということで今回はUCI新ルール ハンドル幅外々400mmとは?そんなお話でした。
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