AGILEST FAST再び!です。
というのも現座使用中のEAGLE F1 SuperSport RのTLR(名前が長い(笑))で若干の物足りなさが出てきています。※以下Eagleと。
Eagleは乗り心地も良くしなやかさで、転がり抵抗も他社の比較でもベンチマークとされるGP5000のSTRと比べても遜色のない好成績です。グリップ力もペダルヒットしても安定して走れるぐらいの安定感はあります。
しかしです。
最近30度を余裕で超えるような気温が高すぎるような日の場合、タイヤ自体が暑さの影響で少々柔らかくなりすぎてしまう、もう少し踏ん張りがほしいと感じていました。

そこでAGILEST FAST(TLR)を考えました。
ワタクシの中ではAGILEST FASTはどちらかと言うと、しなやかで柔らかと言うよりかは、パワーをかけてもしっかりと踏ん張ってくる芯のしっかりとしたイメージのタイヤです。ですが少々空気圧が高いときには硬く、乗り心地が悪い印象がありました。この乗り心地的な面やしなやかさを求めてEagle、という選択をしていました。

そして今回この酷暑の中、しっかり系のAGILEST FAST真夏の暑さでタイヤが柔らかくなりがちのときに使用したら、ちょうどよく感じるのではないか、またちょっと違った印象を得られるかもしれません。ということで早速試してまいりました。
ということで今回はAGILEST FAST TLR 28c 再び!です。
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▶2つのタイヤの比較
まずは2つのタイヤの比較です。
HYPER Light 23.4mm 実測幅 公式重量 実測重量
AGILEST FAST TLR 29.8mm 275g 274g
EAGLE F1 SuperSport R TLR 30.5mm 260g 267g
※ホイールはHYPER Light、内幅23.4mmに28cのTLRタイヤを組み付けて使用しています。

重量的には実測値でEagleはカタログ値よりも重め、FASTはカタログ値よりも軽め、ということを含めてもタイヤ自体はそこまで大きな差ではありません。
しかしEagleはチューブレスコンプリートで優れた空気保持特性を持つことで、シーラントのもちが良い(良いコンディションが長くもつ)というメリットがあり実運用としては、Eagleのほうが若干軽く運用できる可能性を秘めています。

また組み付け後しばらく使用した後のタイヤの実測幅ではEagleのほうが太くなります。
このタイヤ幅の広さもエアボリュームを増やすことになり、柔らかさを感じることの要因の一つだとも考えられます。

✓交換時の条件
交換時はEagleがおおよそ交換時期だったこともあり、ある程度の摩耗をしている状態からFASTへの交換です。例えば乗り心地やしなやかさはサイドウォールの性質だけではなく、トレッドの厚みでも影響があります。摩耗の影響は考慮が必要です。
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これらを考慮したうえでの、AGILEST FAST再びのインプレです。

▶AGILEST FAST 再び!
EagleとAGILEST FASTを比較してみます。

✓重量面
重量的には摩耗したEagle(シーラント少なめ)は20g前後は軽いです。
新品に近く良い状態のFAST(シーラントもりもり)では若干の重さを感じました。
しかし例えば上りで苦痛なほどの重さを感じるということことではありません。上りのときに比べると、ペダリングのピークポイントの通過に若干遅れが出るため、パワーをかけやすいように感じました。ほんの僅かな違いですが、そこには違いを感じました。
だからといってもFASTが重くて上りで不自由を感じるような事はありませんでした。ヒルクライムのみの使用では有りませんので、20g前後の重量差でネガティブを感じることはありませんでした。

✓転がり抵抗
転がり抵抗に関しては、平地部ではどちらも大きな差を感じることはありません。AGILEST FASTはCORSA Nextからの乗り換えでかなりの転がりの低さ、つまり速さを感じたことができたタイヤでした。このNextとFASTはしっかりと体感できるぐらいの差がありましたが、EagleとFASTではほぼ差を感じることはできませんでした。

それでも強いて言うならば、ぐらいの印象で高速域での伸びは、若干Eagleのほうが良かったように感じます。高速域での伸びの違いを感じる状況は、トップギアで回し切るような状況です。
ペダルにかかるごく僅かな重さを感じたときに、そのまま回すのかそれとも一段軽くするのか。その時の判断に微妙ながら差を感じました。

しかしこれは転がり抵抗だけではなく、空力や重量的な差も考慮するべき部分だとは思いますので、単純に転がり抵抗だけの差とはなりません。

✓コーナーリング
実際にトレッドセンターが摩耗によって台形状になってきている摩耗したタイヤと、綺麗に弧を描いている摩耗していないタイヤの比較では公平性は一切ありませんが、やはり摩耗をしていないタイヤのコーナーリングは極めて良いです。

新品の状態に近いタイヤ、状態の良いタイヤは倒し込みも軽く、車体が深く傾いた状態でもピタッと安定しているように感じることができます。

普段の練習時はそこまで差はないとは思いますが、レースともなるとコーナーリング時の挙動が安定したり絶対的なグリップ力は上がる傾向にありますので、やはりレースでは摩耗していないタイヤの優位性をしっかりと感じることになると思いました。

耐久性ということを考慮するとFASTのほうが摩耗しにくいこと、またEagleのほうがトレッド面が薄いことを考慮すると、いわゆる美味しい時期はEagleのほうが短いと思います。

✓乗り心地
乗り心地に直結するのはサイドウォールの柔軟性や剛性だけでなく、トレッド面の厚みやコンパウンドによっても差が出る部分だと考えております。またそれだけではなく、空気圧やエアボリューム(空気の充填量)等にもよってかなりの差が出るところ、というのは考慮するべき点です。

肝心要の乗り心地ですが、やはりFASTのほうが若干硬さを感じました。Eagleのときはほとんど気にならなかった路面の凹凸が気になったのを記憶しております。それでも寒い時期に感じていたほどの不快な硬さを感じることはありませんでした。これは狙い通りでした。

サイドウォールの剛性感ではFASTのほうが上だというのが正直な感想です。比べてEagleのほうが若干しなやかな印象です。

これは前述のようにある程度摩耗した状態のEagleと新品に近い状態のFASTで感じた差です。摩耗し薄くなったトレッドと、新品に近く厚みがしっかりとある状態での柔らかさ比較、となるということを考慮しても、やはりEagleのほうが柔らかく、FASTのほうが若干硬めだと思われます。

トレッド面は摩耗していないほうが細かく柔軟なはずです。

✓剛性感
では肝心要で本題の剛性感、という部分です。
夏の暑い時期での剛性感に変化はあるのか。ということですが、やはりFASTも冬場に感じる硬さは夏場はかなりマイルドになっているように感じました。
冬場では空気圧4.5BARぐらいでももう少し落としたいと感じていた硬さは、夏場でも4.7BARぐらい入れたとしても、硬くはなってきますが、嫌な硬さだと感じることは有りませんでした。
そしてパワーをかけたときの反応はというと、かなり良かったです。
気温が高く、Eagleだと若干やわらかくなりすぎてしまう感じがしていたのですが、FASTでは狙い通りしっかりとコシを感じとても良い瞬発力があるように感じました。

しかしこれは単純にタイヤの違いだけではなく、1年を通しての時期によってもワタクシ自身のパワーの上がり下がりがあるということも考慮するべき点です。特に1年を通して富士ヒル後からは、パワーがかなり出る傾向にあるということも、タイヤの硬さの好みに差が出ているとも考えられます。

▶まとめ
冬場と夏場、気温が大きく変わります。
下手したら氷点下から40℃ぐらいまでの差が出ることもありますので、その差は40℃以上になることもあります。当然全く同じセッティングだとしても、タイヤのコンディションも変わってくるということは想像がしやすいところです。
それは機材側だけのお話ではなく、乗り手側の差も出るところです。体側のコンディションにも合わせて適切な、適切と言うと語弊があるかもしれませんが好みも変わってくることも十二分に考えられることです。

となるとやはり自分自身で実際に体感してみてどう感じたのか、そしてその結果で何を選択するのか、その答えはもちろん一つではないことも、趣味の世界は楽しすぎる要因です。

ということで今回は、AGILEST FAST TLR 28c 再び!Eagleと比較をしてみての話でした。








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