先日、店舗スタッフ向けでBMCの試乗会を開催されました。
ワタクシ自身リムの最終モデル、TeammachineのSLR01を乗ってましたし、一販売店としてもこれは実際に体感する良い機会です。身を持ってしっかりと試してみないと説明もできませんので、とても大切なことだと考えております。
とても貴重な機会ですので、ガッチリとジャージをきて大渋滞の高速を抜け行ってまりました。
ということで今回はほぼ38℃!灼熱の試乗会【BMC】新型Teammachine 5代目 SLR01乗ってきた!インプレッションそんなお話です。

BMCといえば、軽量オールラウンドのTeammachine、エアロ系のTimemachine、エンデュランス系のRoadmachineというラインナップがあったのは以前のお話しです。
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現在では以下のラインナップとなっております。
・Teammachine SLR (軽量オールラウンド)
・Teammachine R (エアロロード)※旧Timemachine
・Roadmachine  (エンデュランス)
・Speedmachine (TT)
今回のメインは上記の中でも、2025年6月26日に発表された5世代目のTeammachine SLR 01です。
サラッとまとめます。
・Teammachine SLR (軽量オールラウンド)
重量
・フレーム:700g(塗装済み54サイズ)
・フォーク:339g
・シートポスト:134g
めちゃくちゃ軽いです。
剛性を上げても乗り心地を確保しエネルギーロスを抑えつつも、効率的なパワー伝達を実現。
エアロダイナミクスも向上。

こちらです。
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昨今多くのメーカーがロゴを小さくする流れの中、BMCはというと流れに逆行するかのように、フレームからはみ出さんばかりのデカさのロゴ!個人的には全然好きです。
試乗車は12速ULTEGRAで組まれた車体でした。SLR 01 FOURだと思われます。
カラーはマットブラック、おそらく最も軽くできる薄めの塗装だと思われます。
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専用のボトルケージです。
昨今ではボトル(ボトルケージ)を含めての空力性能を研究するメーカーが増えてきましたが、BMCもそうです。

空力的な細かいところでは現在のBMCはRoadmachineも含め、エンド部は非貫通式のステルスドロップアウトです。
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ハンドルはICS Carbon EVOだと思われます。
レバー取付部は400mm、エンド部で436mm、ドロップが135mmで脅威の315g(100mm)と激軽です。
ですがレバー取付部は400mmでエンド部の436mmは上下ともにかなり広く感じ、若干の乗りづらさがありました。
下ハン形状は好みが分かれるところかと思いますが、ハンドル形状的には下ハンのカーブが緩やかで、ドロップ幅以上に浅く感じました。個人的にはもう少し深めのカーブを描いている方が好きです。

個人的には後にご紹介する”R”についていたICS Carbon AEROのほうが好きでした。
ICS Carbon AEROはレバー取付部は360mm、エンドが420mmです。

またBMCのコラムは新円形状ではなく両サイドをカットした特殊な形状です。
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しなりを引き出し振動吸収性を上げるシートポストです。

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ホイールは40mmです。

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BBはPF86です。イメージ的にPF86を採用しているメーカーはシマノとの結び付きが強いように思えます。昨今ではスレッド式に戻りT47が増えてきてはいますが、まだまだ完璧な規格でもないと考えているのは個人的な意見です。(特にインターナル)圧入式というBBの規格が悪いのではなく、フレームに問題がある場合も少なくなかったり、組付けには最低限の技術や知識が必要だということもメカニック目線の話です。

お話がふらつきがちですが、本題へ戻ります。

✓SLR 01 インプレッション
早速試乗です。
ぶっ飛びました!
超軽いです。

実際に持ち上げた瞬間にも確かに軽さを感じたので、車体としての重量も十分に軽いと思うのですが、最初の一踏み目から明らかに軽さを感じました。

それにしてもこの感覚は凄いです。
軽く回しても、力強くかけてみても速度を自由に取り出せます。
どのレンジからでも後ろから蹴り上げられたような反応をしてくれます。

濁りが一切ない研ぎ澄まされたフレーム、そんなイメージです。
カタすぎるのか?
いやそんな事はありません。
剛性はしっかりあって、思いっきり踏んでもロスなく踏んだら踏んだ分だけ100%の反応を返してくれます。

漕ぎ出しが軽すぎて、その他の印象があまりありません。
そのぐらいに衝撃的な軽さでした。
パワーはいくらでも受け入れて、即座にスピードへと変換してくれます。

軽さの秘訣をなんとか探ろうとしました。
BBが若干高いように感じました。戻って聞いてみるとBB下がりが69、やはり多くのバイクよりも若干少なめでした。でもこの軽さはそれだけではないと思います。
理由は単純なことだけではなく重量、ジオメトリ、各所の剛性等々が積み重なることがこの驚異的な軽さを実現しているのだと思います。

試乗では向かい風を含めての巡航性能、衝撃の吸収性、減速時のヘッド周りの剛性感、コーナーリングも短い上りでの反応も含めて、不満な点が一切ありませんでした。
振りはというとめちゃくちゃ軽いですが、しなり系の振りではなくギンギンに早い振りです。ですので昨今の軽量で硬い系のアッセンブルに慣れていないと、乗り方が難しく感じるかもしれません。

個人的にはめちゃくちゃ好きなフレームでした。
はっきり言って性能面での不満が一切ありませんでした。
走るだけではなく、止まる、曲がるバイクとしての基本的な動作において、すべて十分すぎる高性能です。軽く、硬く、速いそんなバイクでした。
これでお値段が安かったらもう勢いで買っちゃいそうですが、お値段は少々お高めです。
新型のSLR01、本気で凄いです。


✓R 01 インプレッション
続いてエアロロードの”R”です。
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このフォーク、いかついです。
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ハンドルは360mmのISC Carbon AEROです。
これがまた上ハンの幅がものすごくちょうどよいです。
コンポはスラムのREDをフロントシングルで組まれていたのですが、はい、やはりシマノが好きでした。
変速はシマノの12速よりもワンテンポ、ツーテンポぐらい遅く感じました。
多分ディレイラーが動いてからの変速速度は大きく変わらないと思うのですが、ボタンを押そうと思ってから実際にボタンを押して、ディレイラーが動くまでのロスが大きく感じました。ブレーキのタッチもシマノで慣れていると物足りない印象でした。
メインはバイクのインプレでした。。。

BMCは面白くて、何でもSLRとRはジオメトリが同じというお話しです。
どんな違いが体感できるのか、楽しみです。

ということでRですが、SLRが良すぎてしまった影響で、Rの印象があまり記憶に残らず・・・。
強いて言うならばSLRのとんがった部分を丸くして、高速域の伸びに振ったようなイメージです。
それでもガチガチのエアロロードっぽい、というよりかはどちらかといいうとオールラウンドに近いエアロロードっぽさがありました。
高速巡航は確かに楽だった気がするのですが、なにせSLRの印象が強すぎてしまって、SLRのあとに乗ったということもあり全体的にSLRの鋭さには勝てないように思えました。
ただし乗りやすさ、という意味ではSLRは少々尖すぎる部分がある気がしなくはありませんので、Rのほうが乗りやすいのかもしれません。

✓Roadmechine インプレッション
エンデュランス系のロードマシンです。
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実は数年前にBMCの試乗をした際には、このロードマシンが一番いい印象だったということもあり、その感覚を再び、ということで確認のために乗らせていただきました。
40cまで履けるタイヤクリアランスを持っています。
この試乗車は12速の105組でした。

試乗車は30cを履いていたということあって、個人的に前回同様に非常に良いと感じました。
さすがはエンデュランスロード、SLRのような鋭い反応はありませんし、Rのように高速巡航も得意かと言われればあまり得意ではないと思います。
しかしです。のんびりサイクリングで乗って楽で楽しい、長く乗り続けられるのはエンデュランス系ロードの良いところです。乗り心地も良く、足当たりも優しいです。それでいて巡航時の抜群の安定感や快適さだけではなく、強いブレーキングからのコーナーリング等でもビタッと安定して曲がっていきます。
レースで使用するわけではなければ、一番オススメできる車体だと思いました。

✓3種類を乗ってみて
今回の試乗のメインは新型のSLR01ですが、3種類のバイクをすべて乗ってみての感想ですが、各々個性がしっかりと別れていて良い意味で棲み分けが明確になっていると感じました。これは他社での同じことですが、それぞれ違う特性を持っていて性格もはっきりとした違いがあります。
それでもバイクとして基本的な走る、止まる、そして曲がる、これらの基本的な性能はどれも高い位置にあります。

そしてやはり試乗をしてみてしっかりと感じたことがあります。
それは本当に適材適所、求めることに合わせたバイク選び、超重要だということです。

少し話は脱線しますが、剛性に関してです。
基本的に速く走りたいという目標がある場合は剛性の高いバイクの乗り方、回し方、ペダリングに慣れておくことに悪いことはない、というのは個人的な意見です。
昨今の高速化するレース事情もあって、軽量、剛性、空力はどれも欠くことができないところです。ですので乗り心地は良くなることはあると思いますが、車体としての剛性が落ちていくことはないと思います。車体の剛性が低いと反応だけではなく基本的な走行性能を落とすことにも繋がります。
また硬いと言われるバイクは基本的には反応の良さにも繋がりますし、勝つためのバイクはある程度の硬さはあるメージです。少なくともワタクシが実際に乗ったハイエンドのバイクで、柔らかくて反応の悪いバイクはありませんでした。パワーを受け止めて前に進むために必要な剛性はあるのだと考えております。
速く走るということ考えると、やはりパワーだけではなく技術も必要だと考えております。どう踏んだらよいのか、よく考え試し身につける、これが楽しいのだと思います。

基本的にワタクシの場合、速く走れるバイクに乗りたいということがあります。先日のレースでもつくづく感じたことです。レースともなれば最後の最後であと数cmでも前に出られるのであれば購入する価値は全然あると思いました。スポンサードがあるプロでもない限りは、レースでレギュレーションさえクリアしていればどんな機材を使用してもOKです。勝てるバイク、勝てるホイールこそ最高の機材だと思いますし、目標を達成できなければ元も子もありません。

逆にレースとかではなく、のんびりと長い距離を走りたい場合、もちろん求めるバイクは変わってくると思います。
今回試乗をさせていただいた3種類のバイクでしたが、どう考えてもサイクリングで最も良いのはRoadmachineのエンデュランス系のバイクでした。安定感も高く走りやすく荒れた路面でも、路面のギャップでも快適性は高く、足当たりも優しく感じます。万人向けのイメージです。
ワタクシがブルベを走るとしたら確実にロードマシンで32cぐらいのタイヤ、最高の組み合わせだと思います。

ただしです。空力に関してはどんな領域でも、たとえ速度が速くなかったとしても、様々な目的があったとしても重要視したほうが良いことです。というのも空力は速く走るにしても、長く走るにしても、楽に走るにしてもどれもとても大きな影響があるからです。
もうエンデュランスだから、クライミングだからといって空力を軽視して良い時代ではありません。


✓まとめ
今回、新型のBMCのSLR 01がメインの試乗会で、久しぶりにBMCのバイクに乗ってみて思いましたが、基本的な走行性能はどれも非常に高い水準にあるということです。
その中でも特に新型のSLR01は本当に凄いレベルでした。個人的には乗ってみたら必ず欲しくなる性能、そんな印象の強いバイクでした。
決して安い買い物ではありませんが、その性能はやはりさすがのBMCといったところでした。

ということで今回は例のごとく、かなり寄り道気味でしたが、【BMC】新型Teammachine 5代目 SLR01乗ってきた!インプレッション あぁ欲しくなっt、、、ぜひとも皆様にも試乗会等、その性能を体感していただきたいバイク、そんなお話でした。


上記公式ページのNEWS&EVENTから試乗会の情報が確認いただけます。
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