今回ご紹介をさせていただくアイテムの使用用途はそこまで広くなく、ある程度限られています。
どういった方におすすめなアイテムかというと、下記のとおりです。
”ディスクブレーキのロードバイクで、複数のホイールを使用している場合”です。

というのもディスクブレーキの場合、リムブレーキよりもブレーキのクリアランスがかなり狭いです。
※ブレーキのクリアランス:ブレーキパッドとディスクローターの隙間

そしてホイールを交換するときの問題点として、ホイールを交換するとブレーキパッドとディスクローターが擦ってしまう、シャリシャリ音が出てしまうということがあります。

この原因はというと、ホイール(ハブ)の寸法設計が~コンマ数mm違う場合があるからです。
理想はどのメーカーもハブのセンターから@@mm ±0.01とかの精度で出れば、どんなホイールを使用したとしてもブレーキが擦れることはないのですが、そうはいかないのが現状です。
ですのでホイールを交換したときに、ディスクブレーキが擦ってしまう場合、ブレーキキャリパーの位置を微妙にずらして調整して上げる必要があります。
しかしです。
ホイールを付け替える度にブレーキキャリパーの位置調整、、、少々手間がかかることです。

そんなお悩みを解決し、複数のホイールをポン付けで運用できるようになるのが、今回ご紹介をさせていただくディスクローターシムです。
ということで今回はちょっと便利なアイテム TOKEN TK007 Discローターシム 0.1mmのご紹介、そんなお話しです。



▶TOKEN TK007 ディスクローターシム 
こちらです。
PXL_20250825_003719716
こちらTOKENのディスクローターシムですが、お値段もそこそこです。
1パック6枚入りで1,650円、バラ売りがある場合は1枚300円ぐらいだと思います。
PXL_20250825_004255156
0.1mmです。
この極薄のシムが良い仕事をしてくれるのです。

▶ホイールの交換後に音鳴りがしてしまう原因
原因としてはハブの寸法設計の差、ということなのですが詳しく解説してみます。
ホイールを交換してディスクブレーキが音鳴りをしてしまう理由です。
rect14547
ブレーキパッドとディスクローターの隙間は左右等しい、つまりディスクローターがど真ん中にセッティングされているのが理想です。
ですが、ホイールを交換すると微妙なホイール(ハブ)毎の寸法設計の差で、上の画像のようにディスクローターの位置にズレが生じてしまい、そのためブレーキパッドとの干渉が起きることでしゃりしゃり音鳴りが出てしまうということです。

この擦れることによるシャリシャリという音鳴りは、大なり小なり差はありますが、ひどい場合はスリッパなしになってしまう場合もあるぐらいです。
(※もちろんホイールの問題だけでなく、ピストンの動きが悪い場合等の様々な原因がある場合もあります。)

▶ディスクローターシムの使い方
この便利なディスクローターシムをどのように使うのか、というところが重要なところです。

ディスクローターシムはディスクローターの内側に取り付けることで、ディスクローターを既存の状態よりも外側にセットすることができる製品です。

ということを踏まえて使い方の例を見てみます。
rect18430
ホイール①で理想的なブレーキキャリパーの位置、ドセンターにセッティングが出ていたとします。
ですが、ホイール②を付けてみたところ、ディスクローターが外側のブレーキパッドの方によってしまっていた、つまりディスクローターが外側に位置してしまっていたとします。
これではホイール②に付け替えたら、しゃりしゃりと音出てしまう可能性が高いです。

ではこんなときはどうするのか?というのがディスクローターシムの使い方です。

前述のようにディスクローターシムはディスクローターの内側に取り付けることで、ディスクローターの位置を外側にオフセット(ずらす)するためのアイテムです。

ということはです。
この場合、2つの手順が必要です。
1.まずより外側に出ているホイール②に合わせてブレーキキャリパーの位置を調整する。
rect20095
2.ホイール①にディスクローターシムを使用し、ディスクローターの位置を外側へずらす
rect21047

ディスクローターシムを噛ませることで、ディスクローターの位置を外にずらすことができます。しかし逆にディスクローターの位置を内側にずらすことはできません。
ですのでディスクローターの位置がもっとも外側にくるホイールを基準にブレーキキャリパーの位置決めをし、その位置に合わせて他のホイールでもディスクローターが同じ位置にくるように、シムを噛ませてディスクローターの位置を外側にずらす、ということです。

▶実用例
ドセンターが出てている状態です。
PXL_20250825_004511597.MP
理想的な状態です。

ホイールを変えてみます。
PXL_20250825_004104513
ちょっとズレてしまいました。
このままだとブレーキが擦れてシャリシャリ音が出てしまいます。
ですのでこの場合は、こちらのホイールでブレーキキャリパーの位置を合わせます。

その後ホイールを戻してシムを入れて調整します。
PXL_20250825_004405152
ディスクローターの取り付け前にディスクローターシムを入れます。
何枚いれるかは実際に取り付け位置後の位置を確認しつつ、調整が必要になります。
PXL_20250825_003839950
このようになります。
これでホイールを付けかえても、ブレーキキャリパーの位置を調整する必要がなくなります。
便利なアイテムです。
image21167
左はシムなし、右がシムが入った状態です。

▶まとめ
ディスクローターシムはアイデア商品です。
使用用途としては、ディスクロードで複数のホイールを運用している場合と少々限られてしまうものですが、もうホイールが決まっているならばとても便利なアイテムです。
では新しいホイールを更に買い足した場合、ということですが今お使いのホイールとドンピシャであれば最高です。しかしディスクローターが内側にきてしまう場合、シムを使うことで調整ができます。では逆に外側に来てしまう場合はというと、少々手間がかかり、もっともディスクローター位置が外側のホイールにブレーキキャリパーをあわせて、その他のホイールにシムを入れて調整する、という作業が必要になります。

ご自身で難しい場合等、お気軽にご相談ください。調整等は車体の状態にもよりますが、よほどのことがなければ30分程度の作業(2,750円)でできる場合が多いです。

ということで今回はちょっと便利なアイテムご紹介 TOKEN TK007 Discローターシムのご紹介でした。

B0FB3BJVC9
by SimpleImageLink
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから