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冬になると、手先や足先の冷えを厳しく感じる時期になり、ライドがつらくなってくる季節でもあります。
その中でもとても大切なのはグローブ選びです。
ワタクシ自身も夏場のグローブよりも、冬場のグローブ選びにはとても苦労しています。
というのも、いくら寒いからといっても厚手の冬用グローブを使用している時は、どうにも“パワーが出づらい感覚”があるのです。

「薄い方が軽くて握りやすく力が入りやすい」
「でも、寒い日は厚手じゃないと手が冷え冷えで痛みすら出ることも」

まさにジレンマです。
ですが、やはり厚手のグローブを外した途端、調子が良いように感じることがあります。
では実際、薄いグローブは本当に“速さ”につながるのでしょうか?

結論から申し上げますと、速さにつながる可能性はある、ということでした。
手の温度が下がり神経の働きが鈍ることで、走りそのものに影響が出る可能性があります。

そこで今回は、“手の冷え”が走行中にどのような影響を与えるのかを、科学的な観点から調べてみました。

ということで今回は…

冬のロードバイク グローブは薄手か厚手か? 手の冷えが“パワーと操作性”に与える影響とは
そんなお話です。

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■ 冷えた手は「反応速度」が落ちるということ

気温が下がると、身体は体温を保つために、末端(=手)への血流を優先的に絞ります。

  • 神経伝達速度が落ちやすくなる
  • 握力が低下しやすい
  • 細かな操作の初動が鈍くなる

実際、冷えた状態ではブレーキ操作や変速などの反応が、わずかに遅れることがあると言われています。

一見すると小さな差に思えますが、走行中の速度を考えると、その“わずかな遅れ”がブレーキングやコーナーリングの安定性に影響することもあります。

■ 手の冷えが“走りそのもの”に与える影響

手が冷えることは、単に操作性に影響するだけではありません。上半身の安定性と全身の効率という、走行の根幹部分にも関わってまいります。

まず、冷えによって握力が低下すると、ハンドルを支えるための細かな調整が効きづらくなり、ダンシングや踏み込みのリズムがわずかに乱れます。 その結果、バイクを前に進ませるための力が逃げてしまい、“同じつらさでもパワーが出にくい”という冬特有の現象が生じます。

さらに、手先が冷えると身体は無意識に肩や腕を固め、いわゆる寒さに対する防御反応が起こります。この緊張によって呼吸が浅くなり、胸郭の動きも制限されるため、 酸素の取り込み効率が低下し、結果的に全身の出力が落ちてしまいます。

つまり、手の冷えは局所的な問題にとどまらず、バイクコントロールと出力効率の両面から、走り全体の質を下げる要因となる可能性があります。

■ 厚手グローブが“走りを遅くする”理由

では単純にグローブを厚く、温かくすればよいのかというと、そう簡単なお話ではありません。

厚手のグローブは暖かい反面、生地が厚いぶん指先の感覚が鈍り、細かな握り込みが難しくなります。

その結果、

  • 無駄に握力を使ってしまう
  • 握りが不安定になることで、ハンドルを保持するために上半身が固まりやすい
  • 力の入力がわずかに遅れ、リズムが乱れる

こうした“握りの不正確さ”から普段使わないような力が必要になり、ダンシングだけではなくシッティングでも不安定感が出て、 いつもよりもパワーの出しにくさを感じることがあります。

つまり厚手グローブは温かさの代償として、操作のキレとパワー伝達効率をほんの少し奪ってしまうのです。

冷えを防止するために厚手のグローブを使っても、操作性を重視して薄手のグローブを使っても、 どちらにもパワーが落ちてしまうリスクがあるということです。

ワタクシ自身が分厚いグローブだとパワーの出しにくさを感じていたのは、グローブの厚みによる影響と、寒さそのものによる影響、 その双方が関係していたと考えられます。

ではどうすればよいのか、というと……

■ 冷えと操作性を両立するには、“薄さ × 保温性”が鍵

厚手の冬用グローブは温かいものの、指先の感覚が鈍りやすく、握力を無駄に使ってしまい、パワーがかけにくくなります。 一方で薄手は操作性が高い代わりに、寒さが厳しくなると握力や反応速度が落ちてしまいます。

この相反する性質を両立するためのポイントは、
「手のひら側はできるだけ薄く、滑りにくく、それでも保温性の高い素材を選ぶこと」に尽きます。 最近の高機能素材は、薄手でも十分な保温力があり、適切な厚みであれば握りへの悪影響を抑え、グローブの厚みによるデメリットを最小限に抑えられます。

また冬は朝と昼で気温差が大きくなる日も多く、“朝は寒い、昼は暑い”という状況も珍しくありません。 そんな日は、保温性のある高機能グローブを基本にしつつ、下に薄手のハーフフィンガーを重ねる方法も有効です。

寒い時間帯だけは多少操作性を犠牲にしても、気温が上がった後に厚みのあるグローブを外せるため、ライド全体として操作性を確保しやすくなります。

結果的に、気温変化に合わせて快適さと操作性のバランスを取ることができます。

✦ まとめ

冬の走りでは「手の状態」が性能に直結いたします。

手が冷えれば反応速度と握力が落ち、操作の細かさも失われます。寒さによる影響は肩や胸郭の緊張にもつながり、全身の出力まで低下させてしまいます。

一方で、厚手のグローブは温かい反面、指先の感覚が鈍り、無駄な握力を使ってしまうことでパワー伝達効率が下がるという問題があります。

そのため冬のグローブ選びで最も重要なのは、厚みを抑えつつ、それでいて十分に暖かい素材を選ぶことです。 これが操作性と保温性のバランスを自然に保てる方法です。

また、気温差が大きい日は、薄手のグローブを基本にしつつハーフフィンガーを重ねるなど、状況に応じて微調整できるようにしておくと快適さが保ちやすくなります。

冷えを抑え、手が素直に動く状態さえ維持できれば、冬でもパワーの落ち込みを最小限にし、コントロール性も安定し、走り全体の質を大きく損なわずにすみます。

ということで今回は、
冬のロードバイク グローブは薄手か厚手か? 手の冷えが“パワーと操作性”に与える影響とは。
そんなお話でした。



シマノのウインドブレーク レースグローブは、パッドはなく薄手で防風性も高いです。真冬ではつらいですが、まさに今のような真冬に入る前のハーフだとちょっと寒い時期にかさえて使うのに適した製品です↓↓↓
参考リンク


手を冷水に浸す条件で握力・反応時間・操作能力の低下を示しています。
https://www.iaeng.org/publication/IMECS2015/IMECS2015_pp953-957.pdf
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