【真冬 −3〜10℃ 実走レビュー】
パールイズミ&R×L 冬用アイテム4点 忖度なしインプレッション
冬のロードバイクは、ウェア選びひとつで快適さが大きく変わります。
汗抜けが悪ければ一気に体が冷えますし、保温力が足りなければ走る気力そのものが削られてしまいます。逆に、動きやすさやフィット感が噛み合えば、「冬でも普通に走れる」という感覚に近づきます。
今回は千葉、気温−3〜15℃の実走条件において、パールイズミとR×Lの冬用アイテム4点をまとめて試しました。
ということで今回は
【冬の本命と“評価が分かれた”アイテム】パールイズミ&R×L 冬アイテム4点を実走で徹底レビュー①
そんなお話しです。

まず最初に結論を書いてしまいますが、このサーマフリースドライアンダーは「冬インナーとして今まで使用してきた中で最高のインナーウェア」と感じました。−3〜15℃程度の気温帯で使用しましたが、どのシチュエーションでも安定して快適に走ることができ、冬のインナー選びに迷っている方にはまず最初に勧めたいアイテムです。
ちなみに、気温6~8℃で薄日が差すようなライドであれば、SST以上の強度ならこのドライアンダーと夏ジャージだけで十分に事足ります。テンポ以下の強度になると、さすがに防風ベスト(ジレ)が欲しくなる印象ですが、インナー単体の機能だけでここまで幅広く対応できるのは驚きです。。
✓残念なポイント

✓抜群の操作性
またとても好印象だったのが生地の柔らかさです。冬用グローブはどうしても生地が分厚くなったり、防風素材は柔軟性が落ちます。その影響で指の動きを阻害し、ハンドルやレバーの操作が鈍くなることが多いです。しかしこのグローブは布地は柔らかくしなやか、厚みも控えめで、指の動きをほとんど邪魔しません。握り込んだときの感覚も自然で、ブレーキレバーやシフターの微妙な操作もきちんと追従してくれます。特にDi2のブラケット先のボタン、これもしっかりと押せるぐらいの感触です。
✓保温力を高めるために

ただし、防水性はほぼ期待できません。雨が予想される場合には、GORE-TEXなどの雨天対応モデルを選んだほうが安心だと思います。
冬の寒さは、それだけでモチベーションを大きく奪います。
だからこそ、冬のライドは“ウェア選びでほぼすべてが決まる”と言っても過言ではありません。ワタクシ自身も今年もしっかりと冬ウェアに投資し、快適な冬ライドを求めてアイテムを選びました。
今回紹介する4つのアイテムは、いずれも自腹で購入したものです。
メーカー提供などは一切ありませんので、「これは冬の本命」と感じたアイテムから、「正直、ロード用としてはおすすめしにくい」と判断したものまで、すべての印象を包み隠さずお伝えします。
早速忖度無しのインプレッションです。ということで今回は
【冬の本命と“評価が分かれた”アイテム】パールイズミ&R×L 冬アイテム4点を実走で徹底レビュー①
そんなお話しです。
① パールイズミ/サーマフリースドライアンダー

まず最初に結論を書いてしまいますが、このサーマフリースドライアンダーは「冬インナーとして今まで使用してきた中で最高のインナーウェア」と感じました。−3〜15℃程度の気温帯で使用しましたが、どのシチュエーションでも安定して快適に走ることができ、冬のインナー選びに迷っている方にはまず最初に勧めたいアイテムです。
ちなみに、気温6~8℃で薄日が差すようなライドであれば、SST以上の強度ならこのドライアンダーと夏ジャージだけで十分に事足ります。テンポ以下の強度になると、さすがに防風ベスト(ジレ)が欲しくなる印象ですが、インナー単体の機能だけでここまで幅広く対応できるのは驚きです。。
性能で良いと感じたところはやはり汗抜けの良さです。ライド中にしっかり踏んでも、汗を溜め込まず、すっと抜けていく感覚があります。ライド後にすぐ着替えず、うっかりそのままダラダラしてしまっても、体が急激に冷えてくるような嫌な汗冷え感がほとんどありません。アンダーアーマーのコールドギアと比べても、汗の処理能力は明らかに上だと感じました。
保温力についても文句はありません。マイナス気温で走っても体幹が冷えていくような不安はなく、かといって「暑すぎて汗だくになる」という過保温な感じにもなりません。冬物インナーとして、非常にバランスの取れた温度調整性能だと感じます。
肌ざわりとフィット感も非常に優秀です。細身の体型でも締め付けが甘いことはなく、かといって生地がきつすぎることもありません。腕まわりも半袖ジャージのインナーとして使ってももたつきませんし、首まわりも緩くならず、しっかりフィットしてくれます。強いて言えば、丈がほんの少しだけ短めかなという印象はありますが、「余ってシワになる」よりはずっと好ましいバランスだと感じました。
以前使っていたアンダーアーマーのコールドギアは、SとMの中間くらいのサイズが欲しくなるフィット感でしたが、このサーマフリースドライアンダーはその不満をきれいに解消してくれます。
正直なところ、私服のインナーとしても使いたいと思うほど完成度が高く、冬場の定番としてずっと手元に置いておきたい一着です。
② パールイズミ/コンフォートヒートアンダータイツ
次に、コンフォートヒートアンダータイツについてです。
こちらは先に結論を書いてしまうと、保温性は悪くないものの、正直なところロード用としてはおすすめしにくく、完全にお蔵入りとなってしまったアイテムです。
使用したのは−3〜5℃前後の真冬のコンディションです。暖かさという点では必要十分で、冬用タイツとしての保温力だけを見れば機能は果たしていると感じました。
こちらは先に結論を書いてしまうと、保温性は悪くないものの、正直なところロード用としてはおすすめしにくく、完全にお蔵入りとなってしまったアイテムです。
使用したのは−3〜5℃前後の真冬のコンディションです。暖かさという点では必要十分で、冬用タイツとしての保温力だけを見れば機能は果たしていると感じました。
✓残念なポイント
しかし、問題は生地の質感と構造です。まず、全体的に布地が硬めで、柔軟性が残念なレベルです。そのため、履くときも脱ぐときもスムーズとは言い難く、「冬用だから仕方ない」という許容範囲を少し超えてしまっている印象があります。
さらに決定的に残念だと感じたのが、裏地のパイル地です。空気を溜め込んで保温するための構造だと思いますが、このパイルが想像以上に硬く、肌に当たったときの感触が大げさでなく“ヤスリのよう”に感じられました。特にデリケートな部分への刺激は強すぎ、擦れて痛みを感じるほどです。インナータイツという性質上、ここが快適でないと長時間の使用はどうしても厳しくなります。
フィット感についても、布地の硬さが影響しているのか膝裏にダボつきが出やすく、ペダリングに生地が追従してくれません。突っ張り感がものすごく強いわけではないものの、「冬ウェアで動きにくくなったな」と明確に感じてしまうレベルの抵抗があります。
トータルで見ると、保温性は悪くないのに「着心地」と「動きやすさ」で大きく損をしているアイテムだと感じました。前述のサーマフリースドライアンダーが非常に優秀なだけに、「なぜこの仕様で製品化してしまったのか」と残念に思ってしまいます。せめてデリケートな部分の周りだけでも、柔らかい布地を使えなかったのか、と思います。
残念ながら、ロードバイク用途のインナータイツとしてはおすすめしにくいアイテムという評価になりました。

③ パールイズミ/8200F スーパーサーマ フリース グローブ
まず第一印象としてはペラペラ、とても薄くて少し不安になるほどでした。製品説明には「防風素材」といった表記はありませんが、実際に使ってみると風の侵入はしっかりと抑えられているように感じます。手首部分がやや長めで、ウェアとの隙間を作らない設計になっているのも保温性を高める上で非常に良いポイントです。手首の暖かさは指先の冷え対策にも非常に良いところです。
✓抜群の操作性
またとても好印象だったのが生地の柔らかさです。冬用グローブはどうしても生地が分厚くなったり、防風素材は柔軟性が落ちます。その影響で指の動きを阻害し、ハンドルやレバーの操作が鈍くなることが多いです。しかしこのグローブは布地は柔らかくしなやか、厚みも控えめで、指の動きをほとんど邪魔しません。握り込んだときの感覚も自然で、ブレーキレバーやシフターの微妙な操作もきちんと追従してくれます。特にDi2のブラケット先のボタン、これもしっかりと押せるぐらいの感触です。
フィット感も非常に良く、パッドがないのも好きなところです。掌側の表皮をオールウェザーで使用可能な高いグリップ力が特徴の“ナノフロント”、そのおかげでグリップ力も高く、ハンドルを握ったときに「グローブに滑らされている」という不安をあまり感じません。薄手であっても内部で手が動いてしまう感覚がありません。
✓保温力を高めるために
一方で、薄手であることの代償として、指先の冷えに対しては多少の注意が必要だと感じました。特に氷点下では、このグローブ単体だと厳しい場面が出てきます。私はおたふく手袋のインナーグローブを併用することで運用していますが、この組み合わせであれば、氷点下のライドでも十分に耐えられるレベルになります。

ただし、防水性はほぼ期待できません。雨が予想される場合には、GORE-TEXなどの雨天対応モデルを選んだほうが安心だと思います。
ともあれ、このグローブは基本的には10℃帯が推奨のモデルで、手先が冷えやすい方には少し物足りない可能性があります。しかし、レバー操作やDi2ボタンの操作性を重視する方にとっては、かなりおすすめできるグローブです。
「冬用だからといって硬くて分厚いグローブはもう嫌だ」と感じている方には、特に一度試していただきたいモデルだと思います。
④ R×L/BIKE WINTER 02 バイク メリノウールソックス
最後に、冬アイテムの中でも最重要と言ってよいソックスです。
R×Lのメリノウールソックスは、冬用ソックスとして非常に完成度が高く、「これは間違いなくリピートするだろう」と素直に感じたアイテムでした。

氷点下でのライドにおいて、どんなソックスでも「足先が温かい」と感じる場面はほとんどありません。それでもこのソックスは、SILCAのメリノソックスと比較しても明らかに“耐えられる時間”が長いと感じられました。トゥカバーなどを併用すれば、氷点下のコンディションでも十分に実用レベルで走れる性能があります。
フィット感も非常に良好です。冬用ソックスは丈が短めなものが多い印象がありますが、R×Lのメリノウールソックスは夏用と同じくらいの丈があり、脚全体のシルエットがすっきり整います。この点は意外と重要で、見た目の満足度にも大きく影響してきます。
ペダリングへの干渉も一切ありませんでした。シューズとの相性も良く、「厚すぎて窮屈になる」「薄すぎて冷える」といった、冬ソックスにありがちな弱点がどちらも見られません。それでいて保温性はしっかり確保されており、厚みと断熱性のバランスが非常に優れていると感じました。感覚的には「ここから少しでも厚くなるとマイナスに転ぶ」というギリギリのラインで絶妙に仕上げている印象です。
強いて弱点を挙げるとすれば、毛玉の発生についてです。
メーカー説明では「毛玉ができにくい」とありますが、“できない”わけではなく、あくまでも「一般的なメリノウールよりは明らかにできにくい」というレベルです。
実際に使用してみても、足裏で多少の毛玉はどうしても発生します。ただし一般的なメリノソックスに比べればはるかに少なく、機能が大きく損なわれるようなレベルではありません。とはいえ、素材特性として完全回避は難しいため、この点は理解しておく必要があると感じました。
それでも、冬用ソックスとしての総合評価は非常に高く、①のサーマフリースドライアンダーと同様に「もう一足持っておきたい」と強く思わせてくれるアイテムです。冬場の快適性を底上げしてくれる、完成度の高い一足だと感じました。
まとめ:この冬、本気で走るなら・・・
今回試した4点は、同じ冬用アイテムでもはっきりと明暗が分かれました。
サーマフリースドライアンダーとR×Lのメリノウールソックスは、どちらも「リピート確定」と感じるレベルに非常に気に入っています。8200Fのグローブも、操作性を重視するロード乗りにはかなりおすすめできます。
一方で、コンフォートヒートアンダータイツは、保温性という点では悪くありませんが、生地の硬さや裏地の当たり方、フィット感などを考えると、ロードバイク用としては少々厳しい印象が残りました。同じパールイズミのアイテムが非常に優秀なだけに、どうしても評価が相対的に下がってしまいます。
冬装備は、揃えるまでにどうしてもコストがかかりますが、そのぶん当たりを引けると、冬のライドの苦痛は和らぎ、モチベーションをしっかりと保つのにも役立ちます。
今回のインプレッションが、同じような気温帯で走る方の冬装備選びの参考になりましたら、とても嬉しく思います。
今回のインプレッションが、同じような気温帯で走る方の冬装備選びの参考になりましたら、とても嬉しく思います。
ということで今回は
【冬の本命と“評価が分かれた”アイテム】パールイズミ&R×L 冬アイテム4点を実走で徹底レビュー①
そんなお話しでした。
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