私自身、暑さは厳しいものの、真夏に走るのは結構好きですし、主な目標としていたレースも終わったこの時期、すでに真夏のライドを精いっぱい楽しんでおります。
とはいえ、真夏のライドで気をつけなければならないのは、熱中症や日焼けだけではありません。大量の汗をかき、ウェアがびしょびしょになるこの時期は、さまざまな肌トラブルも起こりやすくなります。
前回は、真夏に増えやすいデリケートゾーンのトラブルについて書きました。
しかし、トラブルが起きるのは股まわりだけではありません。
先日、ロングライドを終えてレーサーパンツを脱いでみると、太ももの裾まわりに謎の赤みが広がっていました。
最初は、雑草や虫にやられたのだと思っていたのですが、何度か繰り返すうちに、どうも別の原因がありそうです。
ということで今回は、
「ライド後に謎の発疹? 真夏のライド後に起きた、レーパン裾まわりの肌トラブル」
そんなお話です。
▶雑草や虫によるかぶれ!?
この時期、意外と多いトラブルのひとつが、雑草や虫による肌のかぶれです。
ロードバイクでは基本的に道路の左側を走るため、雑草が伸び放題になっている道では、左脚が草に触れてしまうことがあります。
その結果、ライド後に左側のすね周辺へ、原因のよく分からない赤いぶつぶつが出ることも少なくありません。
今年も早々に、雑草がボーボーに生えた道を走ったあと、脚に赤いぶつぶつが発生しました。
そのときは、また草か虫にやられたか。と、完全に雑草か虫が原因だと思っていました。
暑くなる時期はかゆみをもたらす虫も増えますし、草の刺激も加わります。ですのでいつものように草や虫が原因だと考えていました。
▶ 雑草ではなかったかぶれ
翌週は、前回のような雑草の多い道を避けて走りました。
これなら大丈夫だろうと思っていたのですが、ライド後に確認すると、また脚に赤みが出ています。
しかも、前回とは少し場所が違いました。
すね周辺というよりも、今回は太ももの下側を中心に赤みが広がっています。
草が原因なら、道路脇に近い左脚のほうが強く出そうなものです。しかし実際には右脚にも多く出ており、単純に雑草へ触れたことだけでは説明がつきません。
症状にも少し違いがありました。
虫刺されや草によるかぶれのような強いかゆみはほとんどなく、痛みや熱感もありません。わずかな腫れはあるものの、主な症状は赤くなることでした。
※皮膚の赤みが写っています
そんなことを何度か経験するうちに、ひとつの共通点に気がつきました。
なぜか、特定のレーパンを着たときにだけ発生していたのです。(※ワンピースですが)
ほかのレーパンで同じように暑い日のロングライドをしても、同じ赤みは出ません。
それなら、そのレーパンが肌に合っていないのではないかとも考えました。
しかしです。不思議にも思うことがあります。
そのウェアは今年初めて使ったものではないのです。昨年も真夏のロングライドで何度も使用しており、ウェアが汗でびしょびしょになるような状況でも、肌のトラブルはまったく起きていませんでした。
しかしです。不思議にも思うことがあります。
そのウェアは今年初めて使ったものではないのです。昨年も真夏のロングライドで何度も使用しており、ウェアが汗でびしょびしょになるような状況でも、肌のトラブルはまったく起きていませんでした。
▶発生条件と症状
何度か同じ症状を経験するうちに、発生する条件も少しずつ見えてきました。
✓発生しやすい条件
・ウェアがびしょびしょになるほど大量の汗をかく日
・ボトルの水をかぶりながら走っている日
・3〜4時間以上のロングライドをしたあと
・特定のレーサーパンツを着用したとき
短時間のライドや、ほかのレーサーパンツを着用したときには、同じような症状は起きません。
症状が出るのは、暑さと大量の発汗に加えて、長時間同じウェアを着続けたときに限られていました。
✓実際に現れた症状
太もものグリッパー周辺に赤みが広がりますが、強い自覚症状はありません。
・かゆみなし
・痛みなし
・腫れはごくわずか
・3日ほどでかなり薄くなる
・完全に消えるまでは5〜7日ほどかかる
・右足が多く、左足のほうがかるい
・右足が多く、左足のほうがかるい
虫刺されや雑草によるかぶれであれば、かゆみを伴うことが多い印象があります。しかし今回は、ぶつぶつが強く盛り上がるというよりも、皮膚が赤くなることが中心でした。
痛みやかゆみがないので脱ぐまで気が付かなぐらいです。
痛みやかゆみがないので脱ぐまで気が付かなぐらいです。
そして、赤みが現れる位置を改めて確認すると、やはりレーサーパンツのグリッパー周辺と重なっていました。
赤みが出ていたのは、グリッパーが直接触れている部分だけではありませんでした。
しかし、特定のレーサーパンツを使用したときに繰り返し発生し、赤みの範囲もグリッパー周辺に集中しています。
ここまで条件が重なると、グリッパー周辺の圧迫や摩擦による刺激を疑わざるを得ません。
そこで、その刺激を少しでも減らすために試してみたのが、シャモアクリームです。
シャモアクリームは、一般的には股ずれなど、レーサーパンツと皮膚の摩擦を防ぐ目的で使用するものです。
しかし、皮膚との摩擦を軽減するという意味では、今回のグリッパー周辺にも使えるのではないかと考えました。
使用したのは、モーガンブルーのシャモアクリームです。
グリッパーが当たる部分と、その周辺に、皮膚の表面へ薄く膜ができる程度だけ塗って、約4時間のライドへ出ました。
その結果、今回は赤みが出ることもなく、まったく問題ありませんでした。
まだ一回の使用ですが、これまでとは明らかに状態が違ったことから、汗で濡れた皮膚とグリッパー周辺の摩擦が、今回の赤みに関係していた可能性は高そうです。
▶まとめ
現在は、猛暑の真っただ中です。
大量の汗をかいたり、身体に水をかけながら走ったりと、ウェアがびしょびしょになるようなライドでは、股まわりだけでなく、身体のさまざまな部分に思わぬ負担がかかっているようです。
今回、私に赤みが出たのは、昨年は問題なく使用していたレーサーパンツでした。
昨年の真夏も、同じように大量の汗をかき、水を浴びながら使用していましたが、そのときには何のトラブルもありませんでした。
しかし、肌の状態や体格、ウェアのフィット感などは、少しずつ変化していくものです。
これまでまったく問題がなかったウェアでも、ある時を境に突然、肌のトラブルが起きることもあるようです。
また、かゆみや痛みがないからといって、皮膚の赤みを軽視してよいとは限りません。
症状が軽いうちに使用するウェアや走行条件を見直し、摩擦が疑われる場合にはシャモアクリームなどを試して、悪化させないことが大切だと思います。
今回は、これまで問題なく使えていたレーサーパンツで、突然起こるようになったグリッパー周辺の皮膚の赤みと、その対策についてのお話でした。
肌の状態にも注意しながら、くれぐれも無理をせず、真夏のライドを楽しんでいただければと思います。
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